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ついつい使ってしまう夜行バス(1)北半球編

ハンドメイド作家のPlava stabloこと、青木弘之です。

海外旅行において、限られた期間内でいろんなところを周ろうとすると、どうにか都市間の移動時間を節約できないかと、スケジュールを決める際にいつも頭を悩ませます。

一つの街をゆったりのんびりと連泊して街歩きするのにも憧れるのですが、このところの私の旅の大きな目的に海外旅豆本作りがあるため、出来るだけ一回の旅行でいろんな街を周ってみたいという欲望の方が勝ってしまいます。

私もそんなに若くはないし、きついスケジュールは組みたくないのは山々なのに、ついつい使ってしまうのが、夜中に移動できる夜行列車や夜行バスです。

そんなわけで、今回は私が乗車した海外の夜行バスについて、北半球の国々の路線を取り上げたいと思います。

※海外の夜行列車については、以下の記事をご参照ください。

1.ポーランド→ベラルーシ

2018年5月の東欧・中欧旅行の際、ポーランドの首都ワルシャワから、ベラルーシの首都ミンスクまで、夜行バスに乗って移動しました。

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けっこう立派なバスに見えますが、中は2×2の4列シートで、座席はそんなに広くありませんでした。

私が乗車した時はほぼ満席で、私の隣にも乗客がいました。乗客でアジア人旅行者は私一人。完全アウェー状態でした…

国際バスなので、途中に出国および入国審査があるのですが、私は事前に日本でベラルーシのビザを取得していたので、特に問題なく通過できました。まあ、私以外の乗客はそもそもビザは不要でしょうけど…

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夜中に国境通過ということもあり、ぐっすり眠ることなく、ウトウト状態でミンスクのバスターミナルに着き、そのままホテルまでとぼとぼ歩いていきました。朝ということもあり、あまり人の姿はありませんでした。

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2.ギリシャ→アルバニア

東欧・中欧旅行から帰ってきて間もなく、2018年6月はギリシャからバルカン半島の国を周り、トルコへ抜ける旅行に出かけました。

ギリシャの首都アテネから、アルバニアの首都ティラナまで、夜行バスに乗って移動しました。

旅行会社でチケットを購入して、その旅行会社からバスが出発するという、いわゆるツアーバス形式です。

このバスも、2×2の4列シートで、先ほどのポーランド→ベラルーシ間の夜行バスと同じような感じです。

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このバスも夜中に国境を超えたのですが、アルバニアではパスポートに入国スタンプが押されません。もちろん入国したという情報はコンピュータ登録されているのでしょうが、今一つ謎です。

ティラナのバスターミナルから、宿泊するホテルまでの道が今一つ分からず、歩いている途中で見つけた(宿泊しない)ホテルに入って、フロントで道を尋ねました…

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3.ギリシャ→トルコ

アルバニアから、コソヴォ→北マケドニアと周り、ギリシャ第二の都市テッサロニキから、トルコのイスタンブールまで夜行バスに乗車しました。

実は以前に、全く同じテッサロニキからイスタンブールまで移動したことがあるのですが、この時は夜行寝台列車を利用しました。2人個室で、かなり快適だったのですが(ちなみにギリシャ人男性と同室でした)、今は運行されていないようです。

今回乗車した夜行バスは、事前にネット予約していたのですが、テッサロニキにあるバス会社のオフィスでチケットを発券してもらわねばならず、このオフィスがまた分かりづらい+入りづらい場所にあって、結構苦労しました。

このバスも、2×2の4列シートでした。

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イスタンブールのバスターミナルはものすごく広く、バス会社ごとにカウンターも分かれているので、かなり迷います…

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4.キルギス→カザフスタン

2019年9月の中央アジア諸国を周る旅行では、キルギスの首都ビシュケクから、カザフスタン第三の街シムケントまで、夜行バスに乗って移動しました。

チケットは、乗車前日にビシュケクのバスターミナルで購入しました。

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バスはやはり2×2の4列シートで、ヨーロッパのバスに比べると、ちょっと年季が入った感じでした。途中の国境越えでは、バスの入国審査が終わるのに時間がかかり、真夜中の国境で凍えながらバスを待ちました…

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シムケントのバスターミナルは、街の中心部から少し離れており、路線バスも走っているようですが、良く分からないので、タクシーの客引きにのって、そのまま中心部まで移動しました。

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5.メキシコ

2019年12月にキューバとメキシコを旅行した際、メキシコの首都メキシコシティと南東部の街オアハカの間の移動に夜行バスを利用しました。

中南米諸国は、現在あまり鉄道路線が発達しておらず、都市間の移動は飛行機かバスが主流となっています。

そのため、バス路線についてはものすごく発達していて、多くのバス会社がしのぎを削っていることもあり、そのサービスレベルはトップクラスと言えるでしょう。

メキシコシティとオアハカを結ぶ夜行バスは、往復とも一番グレードの高いバスをネットから予約したのですが、早期予約だと運賃の割引もあり、バスの出発時刻によっては、グレードの高いバスの方が却って運賃が安かったりもするので、予約時は要チェックです。

最上級のバスは、ターミナル内の待合室も別にあって、フリードリンクのサービスもあり、バスに乗る前から快適でした。

私の乗ったバスは座席は2×1の3列シートで、後ろの席を気にせずにリクライニングもMAXでできて、サービスに飲み物とバンが付きました。

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乗車時間自体は6時間ほどなので、そんなに長いわけではないのですが、さすがにぐっすり眠ることができました。

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次回は、南半球の国々の夜行バスをご紹介いたします。

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