意識と本質-精神的東洋を索めて
"意識と存在のからみ合いの構造を追求していく過程で、人はどうしても『本質』の実在性の問題に逢着せざるをえない。その実在性を肯定するにせよ否定するにせよ、である。"1983年発刊の本書は30以上の言語を流暢に操った"語学の天才"による、人間の【意識が如何に本質を捉えるかを基準に】東洋哲学全体を分類し、位置関係を明らかにしようと考察した名著。
個人的には西洋と日本の哲学を比較しようと考察してきた本は何冊か手にとりましたが、イスラームについてはまったく無知な為、本書から学び視野