竹中秀幸@ピクセルスタディ

中学受験国語の個別(オンライン完全対応)ピクセルスタディの管理人。浜学園希学園で灘中を…

竹中秀幸@ピクセルスタディ

中学受験国語の個別(オンライン完全対応)ピクセルスタディの管理人。浜学園希学園で灘中をはじめとして15年ほど志望校学年問わず幅広く活動してきました。個別指導をはじめて15年(2023年現在) 2023年より西大和学園でゲスト講師。2024年から能開センターにもこっそり現れます。

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ピクセルスタディの生徒が合格をもらったところ20240110更新

2022年から始まったピクセルスタディ 合格者累計 灘中 4名(オンライン生2名) 甲陽学院中 1名 六甲学院中 1名 神戸女学院中 1名 四天王寺中 3名 東大寺学園中 1名 洛南高付属中 2名 麻布中 1名 四天王寺中 3名 清風南海中 4名(うちS特進2名) 西大和学園中 6名 大阪星光学院中 3名 洛星中 1名 愛光 3名

    • 「最高レベル」受ける?受けない?

      はじめに 塾の新年度がスタートして3ヶ月がたちました。五年生にとっては、「難度が上昇して、ひととおりテストを受けてきた」時期でしょうし、六年生にとっては夏休みの講座選択が視野に入ってくる時期でしょう。 ピクセルスタディにもいろいろなご相談が寄せられていましたので、それを紹介しつつ夏への準備についてお話ししようと思います。 算数を固めるということ 算数を固めるというのは主に二つの要素があります。 まずなんといっても、「基礎が固まっていない」という点でしょう。「基礎が固

      • 線引きのスキルを上げる

        我が家の入試が一段落して、やっと入試を俯瞰的に語ることができる。その家庭にとって入試はn=1でしかない。成功体験も失敗体験もn=1である。だから誰かの成功体験はあてにしない。 それはさておき。x.comなどで線引きの功罪について書かれていたのでふれておく。 線引きは筋トレと同じで、長期間育てるものである。はじめは指導されつつ線を引いて、誰かに評価してもらうことが必要だと思う。 独学で線を引いてきた人にとって「誰か」は「解答」になるだろう。線を引いたところが正解につながれば適

        • レイヤー学習について①

          出講している中学校で、「レイヤー構造」と「解像度」の話をしたので、まとめなおし。 昔から指導において心がけていることなんだが、命名してみると自分の指導にも改善点が見られて」「面白い。 レイヤー(階層)といってもたいしたものではなく、「えんぴつ」「赤ペン」「蛍光ペン」の階層を意識するということだ。 言うまでもなく、試験は鉛筆のみで立ち向かう。受験生は学習のプロとして鉛筆書きの技術を磨かねばならない。字の乱れ、というより受験においての必要な技術なんだからそこが低いと点数もでないと

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        ピクセルスタディの生徒が合格をもらったところ20240110更新

          小学生から中学生へ

          はじめに 中学生の方からのご相談が続いたので、この記事を書く。(日程が合わない方がほとんどなので) 中学入試では小学校における国語の授業はあまり注目されず、個別指導や塾における国語の学習がメインになっていたはず。それが中学受験の国語の難度を引き上げていることもよく話題になる。 しかしながら、中学に進学すると国語の勉強は学校での授業にシフトするのでほとんどの中学生は戸惑うか無視する(!)からになる。 現在私が中高一貫校で担当している講義は、シンプルに塾で学ぶことを中学生〜高校

          中学生の国語

          今年度はお誘いをうけて、中高一貫校で特別講義をしている。 前の個別指導教室からそうなんだが、中学生・高校生は卒業生か、ご紹介かに限らせてもらっている。定期考査対策は、その先生への「人読み」が効果を持つことが多いので自信がないというのが本音だ。 ある程度自由度のある中学生の勉強について考えていこう。 語彙のアップグレード 一つの目標は大学入試に向けた語彙力であろう。中学入試においても、出題者の怠慢(!)によって小学生では到底知らない概念を含んだ文章が出ることがある。その場合

          少し引いてみる時期

          この時期は入塾の相談が多い。ありがたいことであるが、この時期の個別の入会相談では気になることある。入会をお断りすることもあるぐらい。 これまでの事例から、ちょっと書いておきたい。 面談でひたすら「できない・やらない」をアピールする 「ほんとにうちの子は、なんでも遅くて、自分から進んでやらないんですよ」みたいなことを言う。志望校は結構高めで、「この子が自分から○○に行きたいって言うんで」ということで、お母さん(お父さん)はひたすら塾の情報を集める。子供が明らかにオーバーワーク

          漢字5万字ジグソーパズル

          大修館が、大漢和辞典に収録されている5万字を一枚のポスターにして、1000ピースのジグソーパズルとして販売しています。普通に考えると1ピースあたり50字ぐらい漢字が詰まっています。難しそうに思えるのですが、満天の星空よりましかな。(昔悶絶したきおくがあります)まだトライしていないのでなんとも言えなのですが、部首と画数でだいたいの位置が特定できるので老眼に負けず挑もうと思います。 昔は画数の話になると決まって「龍」を田の字に並べたものが話題になりますが、今の子供たちもそういう

          漢字5万字ジグソーパズル

          【小5向け】2024灘中一日目⑤

          大問1(5)かなづかいの問題 全問正解が可能な問題。 きをつけ 初もうで とどこおる おおやけ やむをえず かなづかいを真剣にやるのが小4だから、そのへんで曖昧になったままだと確認をするタイミングを逃して失点する危険性がある。 ほうり投げる もうける などきちんと書くくせがついているかどうかがそのまま点数になる。こういう問題は合格者グループはほぼ全員満点になっている。合格不合格ではっきり正答率がちがう問題。(模試などをみた感想で) ほおずき こおろぎ など、手元にある語句関連

          【小5向け】2024灘中一日目⑤

          【小5向け】2024 灘中一日目④

          大問1 問4 目くじらを立てる 裏目に出る 大目にみる 駄目を押す 目頭をおさえる 目先が変わる 目鼻が付く 全体的に易しい。候補があるので全問正解を目指してほしい。昔だったら目くじらを立てるとはどういうことですか、にしていたかと思う。このまま慣用句の形に注目してほかの慣用句を思いつくという傾向に変わっていくのかもしれない。だとしたらトレーニングあるのみ。 前にも書いたが、手持ちの小4辺りの慣用句一覧から洗い直してみよう。難しい物に手を出さないのが暗記物のコツ。そのほうが、ま

          【小5向け】2024 灘中一日目④

          タブレット学習に思うこと

          こんにちは。当塾ではオンラインに完全対応しています。オンライン学習の歴史って結構古いのですが、近年の感染症の拡大防止が大きな転機になりましたね。いろいろ試した結果ピクセルスタディでは、Zoomによる画面共有にしておいて、生徒は紙ベースで勉強するという方針をとっています。(動画講義はまた別の形態です) 実はもっと前からオンライン講義のシステムがあって、おたがいタブレットを使用して同じものに書き込むという学習スタイルがあるのです。 ただし、ピクセルスタディでは採用を見送ってい

          タブレット学習に思うこと

          【小5向け】2024 灘中一日目③

          大問1 問3 (  )ートというカタカナ語問題。 アラート、サポート、アスリート、リモート、パスポート あみけん先生から、「パスポート」は少し難しいという指摘あり。全体的に新聞などで最近登場したものというのが上手い。 合格者であれば全問正解でもおかしくない。 難関校に向けた語彙力強化については、大手塾の灘対策ものは易しいものがすかっと抜けていたり、レアなものとまぜこぜになっていたりするので、ひとまず易しいものを完璧にしてステップアップすることを勧める。 分厚い物一冊より、

          【小5向け】2024 灘中一日目③

          【小5向け】2024 灘中一日目②

          大問1 問2 まずもって最近の果汁グミはそこまでぶどうの味を再現しているのだろうか。この文章では「果汁をそのまま詰めこんだように濃縮されたジュースを飲んでいるような味」と形容されているが、本当のところはわからない。 ここでは、「つやつやの巨峰のような絵が描かれた濃い紫色の包み紙」が出てくるとやっぱりそういうリアル路線の味を期待するということであった。 答えを書く上で気になるのは「ちゃんとがっかりするだろう」という表現である。 問い方は「がっかりする」のはどうしてですか、とい

          【小5向け】2024 灘中一日目②

          遅ればせながら

          活動の報告などはnoteにしました。 当方大阪で小さな塾を開いています。中学受験国語専門の1:1個別教室です。ご縁があって、西大和学園でも放課後に中学2年生を教えています。あと2月からとある塾で日曜日だけ出没します。 子供のころは読書が苦手なタイプでしたが、説明書が好きだったので国語は得意な方でした。小5のころにとある事情から筒井康隆にハマリ、星新一、小松左京、平井和正とSFに進み、そこから読書が広がりました。以後は国語の問題を解くことにハマり、読書というより問題付きの文章を

          【小5向け】2024 灘中一日目①

          大問1 くどうれいん「桃を煮るひと」より 問1は「ぶどう味の味」について書かせる問題。この文章でここを見たら設問にするしかないだろう。ベースとなる体験は焼き肉屋でもらえる駄菓子のような飴の味である。サクマドロップスのあの味、もしくはかき氷のシロップの味である。本文には材料がけっこうある。「人工甘味料」とか「再現してみようと思いました」である。字数のことを気にしないで答えるなら、「ぶどうの味をすこしでも再現しようと思いながらもうまくいっていない人工的な味」とでもなるだろう。 し

          【小5向け】2024 灘中一日目①