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少し引いてみる時期

この時期は入塾の相談が多い。ありがたいことであるが、この時期の個別の入会相談では気になることある。入会をお断りすることもあるぐらい。
これまでの事例から、ちょっと書いておきたい。

面談でひたすら「できない・やらない」をアピールする
「ほんとにうちの子は、なんでも遅くて、自分から進んでやらないんですよ」みたいなことを言う。志望校は結構高めで、「この子が自分から○○に行きたいって言うんで」ということで、お母さん(お父さん)はひたすら塾の情報を集める。子供が明らかにオーバーワークになっているケースが多い。

体験のときはたいてい保護者の方もいっしょなので、おうちの学習の様子も見てとれる。前述のケースでは、
「こんなことを教えても、結局自分ではできないんですよ」
と子供が目の前にいるのに、くりかえす。

なぜこんなことをいうのか、最近になってわかった。結果責任を子供に押しつけているのだ。
自分たちはこれだけのことを準備している、子供はそれに応えていない、だから自分達には責任がない、という理屈なのだ。

そこに干渉する気はあんまりないので、こちらとしては打つ手が一つある。

目標をうまく下げてやることだ。
「じゃあ、まず○○のレベルぐらいからいきましょう」という提案をうまく受けて入れてくれたご家庭は、うまく立て直しができた。
そうでない場合はあれこれと苦労が始まる。ただ、一週間のスケジュールをみて、外せる講座は外してやる。そこからも結構大変なんだけど、また別の機会に。

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今年、オーバーワークを避けるために、ひたすら追加受講を断り続けたご家庭が合格を手にしてくれた。2年間「講座とるな」「やらせすぎないで」をくりかえしていたので結果オーライ。

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