小学生から中学生へ
はじめに
中学生の方からのご相談が続いたので、この記事を書く。(日程が合わない方がほとんどなので)
中学入試では小学校における国語の授業はあまり注目されず、個別指導や塾における国語の学習がメインになっていたはず。それが中学受験の国語の難度を引き上げていることもよく話題になる。
しかしながら、中学に進学すると国語の勉強は学校での授業にシフトするのでほとんどの中学生は戸惑うか無視する(!)からになる。
現在私が中高一貫校で担当している講義は、シンプルに塾で学ぶことを中学生〜高校生にスケール調整しているものなので今回の記事の狙いではない。
ここでは、中学生が日々の授業でどんな勉強をするといいのかについてまとめていこうと思う。
予習
中学生になったらどの教科も予習があるといい。中学・高校では講義が専門的になって、授業で使われている用語も難しくなる。国語でいえば、最後まで「活用形」「活用の種類」が曖昧なまま文法で苦しんだり、数学でいえば「平方完成」という言葉の意図することがよくわからなかったりするようなものだろう。
国語の場合は、ある文章に入ったらその文章をすべて読んでおく。一つの文章を何週間でやることが多いので、全貌を知っておくのは役に立つ。しらない語句は調べておく、自分で疑問を感じたところは線を引くなどが役に立つ。
わからないなと思ったら質問するという習慣も作る。
授業とノート
授業の進め方についてはその学校、その先生によって大きく異なるので一概に言えないが、基本は同じ。授業を聞きながら、自分なりに文章で重要な部分をマーキングするのだ。それが予習時に疑問を感じたところなら、予習時の自分の選球眼に自信を持つとよい。理想を言えば、自学自習をメインとして、授業をそのガイドとするというイメージで日々の学習をすることである。
定期テスト前
定期テスト対策は、暗記を固めることと、テキストへの書き込みを完成させることになる。ノートやワークプリントなどを参考にしてテキストの文章を補足していくといいだろう。正直な話それ以上のことはしなくていいと思う。つまりは先生の講義をテキストに反映させて、テストで聞かれることに対応するという感じだ。
このくりかえしで、高校卒業までいけるはず。
テキストを最強に仕上げる
それが教科書でも、サブテキストの問題集でも、文章とノートが分離していると学習もしにくい。教わったことはどんどんテキストに書き込んでいくようにすると学習効果が上がっていくだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?