ピボット太郎

サラリーマン歴15年。働きながら公認会計士試験に合格。ブログの内容の一部が「公認会計士…

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サラリーマン歴15年。働きながら公認会計士試験に合格。ブログの内容の一部が「公認会計士試験 社会人合格者のリアル(中央経済社)」に掲載。現在、なぜかブラジルに駐在中。 持病:鼻炎 趣味:野球(横浜ファン)、サウナ、水風呂、子供の遊び場開拓 家族:妻と子供2人

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  • 読書録

  • カッコつけない税務

    カッコつけた表現だと、結局なにをいっているのかちんぷんかんぷん。 そんな問題意識から、「カッコつけず」「シンプルに」入門者のとっかかりとしての解説をしていきます。

最近の記事

財務部と経理部はなぜ仲が悪いのか 〜経理部の不満爆発〜

私は、財務部と経理部それぞれに所属経験がありますが、そのとき感じたのは「両者の仲の悪さ」です(笑) もっと言えば、いわゆる職能部(会社の管理部の総称。具体的には財務部、経理部、審査部、総務部など)は、一般的にお互い超仲悪いです。 例えば、、 一方、、、 就活生にとっては、経理部?財務部?何が違うの?ディズニーのキャラで言うとチップとデールくらいの違いじゃないの?と思われるかもしれませんが、実際は両者で職務内容や文化、発想が全く異なります。そして、一般的には、仲が悪いです

    • 経理マンは何故マウントを取り合うのか

      これ、経理業務に携わらる人なら共感してもらえると信じているのですが、 他の業種に比べて、経理に携わる人の中には、マウントをとりがちな人が多いと思います。 例えばこんなかんじ。以下マウントマンA〜 Eはそれぞれ別人と思ってください。 マウントマンの心理構造 それぞれのマウントマンについて筆者なりに解説します。 マウントマンA 彼は、社内実務及び社内ルールに精通しており、それを粋に感じているタイプです。逆に言えば、社内実務及びルールを知らない=勉強が足りないと決めつけ、相

      • 【読書録】英米人のものの見方を理解するための教養の英語②

        前回に続き、 の読書録となります。 私はキリスト教徒でもなんでもないので、これまで聖書を学習したこともなく、聖書の体系的な理解は皆無です。ですので、本書では、英語表現及びその聖書におけるエピソードが解説されていたのですが、正直❔の連続でした。従い、体系的な理解はあきらめ、個人的に面白い表現、雑学を収集する戦略に舵を切りました(開き直りますが、読書ってそれでいいと思う)。 以下、個人的な面白い箇所のメモです。 ・三つの罰 アダムとイブが禁止事項を破ったために生じた原罪(

        • 【読書録】英米人のものの見方を理解するための教養の英語①

          英米人のものの見方を理解できるのか~教養の英語か~ということで タイトルは教養人になりたい身(←なれているかはさておき)としてはかなり「ソソられる」タイトル。 中身は、タイトルに違わず、正直難解です。 ①英米人の精神的根底にあるもの ②アメリカの誕生 ③聖書を知れば英語はもっとわかる ④シェイクスピアを楽しむ の4Chapter構成となっておりますが、かなり難解なパートも存在。 ですので、コスパがよいchapterをきままに要約していきたいと思います。 Capter1

        財務部と経理部はなぜ仲が悪いのか 〜経理部の不満爆発〜

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          【読書録】【安藤忠雄】仕事をつくる

          日本経済新聞に連載される「私の履歴書」。 そこにおける安藤忠雄さんの連載パートを刊行したものとなります。 私自身も、過去に安藤さんの講演会に参加した経験があるのですが、 安藤さんの情熱・迫力、また、社会をナナメから見る姿勢は強く印象に残っており、彼の著書から何か学べるかも・・・と思い本書を手に取りました。 本書は何か大きな一貫したテーマがあるわけではなく、個々のテーマに対する安藤さんのエッセイ集です。ですので、安藤さんの作品の紹介であったり、著名人との交流録といった内容も多

          【読書録】【安藤忠雄】仕事をつくる

          【読書録】【川村元気】仕事。

          川村元気氏による12人の著名人との対談録。 以下、印象に残ったセリフとそれに対する一言コメント。 杉本博司 ・自分に飽きないことが一番重要  →興味は色々派生するもの。同じことの繰り返しは×。 ・人生を通して表現するコンセプト  →自分にとってのそれはなんだろう? ・一人一人が自分で世の中への出方や戦略を考えてやる  →遠慮は不要。ダビンチもモーツァルトもアピールしまくってた模様。 秋元康 ・記憶に残る幕の内弁当はない  →おかずがいっぱいあると絶対に覚えられない ・人の

          【読書録】【川村元気】仕事。

          社会人の難関試験合格を阻む「罠」② 「その場で理解」ではなく「一旦放置」のススメ(サウナとの相乗効果狙い)

          私は、社会人生活を普通に送りながら(かつ同時に育児をしながら)公認会計士試験を合格しました。筆者が公認会計士試験と両立したものは、以下の通りです。 ・フルタイムの勤務 ・残業(毎日平均1~2時間、繁忙期は+3~4時間) ・週に2回程度の夜の会食(当時はコロナ前) ・毎週末の友人との草野球(移動時間込みで4~5時間程/週) ・人事異動 ・結婚、新婚旅行、育児 ・家族旅行(年4回程) 世間では難関といわれる公認会計士試験とこれらを両立できたのは、私が天才だからではなく、社会人

          社会人の難関試験合格を阻む「罠」② 「その場で理解」ではなく「一旦放置」のススメ(サウナとの相乗効果狙い)

          社会人の難関試験合格を阻む「罠」①

          私は、社会人生活を普通に送りながら(かつ同時に育児をしながら)公認会計士試験を合格しました。筆者が公認会計士試験と両立したものは、以下の通りです。 ・フルタイムの勤務 ・残業(毎日平均1~2時間、繁忙期は+3~4時間) ・週に2回程度の夜の会食(当時はコロナ前) ・毎週末の友人との草野球(移動時間込みで4~5時間程/週) ・人事異動 ・結婚、新婚旅行、育児 ・家族旅行(年4回程) 世間では難関といわれる公認会計士試験とこれらを両立できたのは、私が天才だからではなく、社会人

          社会人の難関試験合格を阻む「罠」①

          公認会計士試験の難易度の実態 ~3大難関国家試験というハロー効果に騙されてはいけない~

          -確かに3大難関国家資格なんだろうけど、「最」難関といえるか公認会計士試験は、司法試験、医師国家試験と並び、日本における3大難関国家資格と呼ばれることが一般的です。合格のための平均総勉強時間も3,000時間とも5,000時間とも言われますし、合格率もここ直近5年も10%前後と、日本屈指の難関資格であることは疑う余地はありません。また公認会計士試験を受験する層も、ある程度受験という関門をくぐってきた方々が多いです。公認会計士試験の合格者no1の大学は、23年連続して慶應義塾大学

          公認会計士試験の難易度の実態 ~3大難関国家試験というハロー効果に騙されてはいけない~

          難関試験を目指すと残業が減るというパラドックス仮説 ~公認会計士試験のケース~

          前回、上司の評価を得ながら残業を減らす方法 ~働きながら公認会計士試験に合格した僕の時間確保戦略~という記事をUPしました。 社会人は、忙しい。難関資格を突破する上では、残業コントロールが重要。この事実は否定しがたく、試験勉強をする上では残業を削減する努力を継続するべきです。 その一方で、難関試験を目指すことそのものが、残業を減らすという逆説的な効果を持つことを、社会人で公認会計士試験に合格した経験を持つ身として確信しています。 本日は、この「難関試験を目指すと残業が減

          難関試験を目指すと残業が減るというパラドックス仮説 ~公認会計士試験のケース~

          鬼滅の刃と飯田泰之先生(明大助教授)と公認会計士試験の共通点

          とんでもないタイトルで本当に申し訳ありませんが、この3つの共通点、なんだか分かりますか? 答えは、「型」です。タイトルに記載した作品、人、試験はどれも「型」を重視しています。一つ一つ見ていきましょう。 鬼滅の刃における「型」読んでない方には大変申し訳ありませんが、知っている前提で話します。 鬼滅の刃に出てくるキャラクターはそれぞれ、呼吸と呼ばれる流派に属しています。それぞれの呼吸には、壱ノ型(例:水面切り)や参ノ型(例:流流舞い)といった、「型」があります。 剣士たち

          鬼滅の刃と飯田泰之先生(明大助教授)と公認会計士試験の共通点

          【急がばととのえ】サウナに行けば難関試験に合格説 毎日サウナに通った社会人が公認会計士に合格した話 【後編】

          サウナに行けば難関試験に合格する説 ほぼ毎日サウナに通った社会人が公認会計士に合格した話 【前編】の続きとなります。 「医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか? 」(ダイヤモンド社)著者:加藤容崇 (慶應義塾大学医学部腫瘍センター特任助教・日本サウナ学会代表理事・通称サウナ教授) において指摘されるサウナの8つの効果に沿って、サウナが如何に難関資格受験に寄与するかを語ります。筆者は、サウナに通い詰めた結果、社会人で公認会計士試験に

          【急がばととのえ】サウナに行けば難関試験に合格説 毎日サウナに通った社会人が公認会計士に合格した話 【後編】

          【急がばととのえ】サウナに行けば難関試験に合格説 毎日サウナに通った社会人が公認会計士に合格した話 【前編】

          胡散臭いタイトルで申し訳ありませんが、サウナに行くと学習効率が爆上げすることは身をもって実感していました。そんな中、最近、この本を読みました。 「医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか? 」(ダイヤモンド社) 著者:加藤容崇 (慶應義塾大学医学部腫瘍センター特任助教・日本サウナ学会代表理事・通称サウナ教授) ただでさえ忙しい社会人が、難関資格や仕事をするうえで、時間を割いてサウナで汗を流すことは一見時間の浪費のように思います。(私

          【急がばととのえ】サウナに行けば難関試験に合格説 毎日サウナに通った社会人が公認会計士に合格した話 【前編】

          公認会計士試験の誤解を解く 会計と簿記の違い編

          ー会計士試験=仕訳の勉強とか思ってませんか?公認会計士試験と聞いて、アナタはなにをイメージしますか。 電卓、簿記、仕訳、監査、大学生・・・。キーワードとしてはそんなことろでしょうか。 私のイメージは、 「会計士=給料は良さそうで専門性もありそうだけど、なんとなく地味」 「一部の大学生が必死に勉強する資格」 「自分とはまったく無縁な資格」 「メガネかけている人多そう」 そんなものでした。 今、公認会計士試験を終え、合格した身として言えることは、イメージ通りの点もありますが、

          公認会計士試験の誤解を解く 会計と簿記の違い編

          上司の評価を得ながら残業を減らす方法 ~働きながら公認会計士試験に合格した僕の時間確保戦略~

          こんにちは。ピボット太郎です。本日は、タイトルにある通り、ズバリ 「上司の評価を得ながら残業を減らす方法」 をテーマに記載したいと思います。 残業をどう減らすか・・・。サラリーマンにとっての永遠のテーマです。 残業減らして自分の時間を持ちたい!と思っていても、仕事はどんどん降ってくるし、それを断ったりしたら上司の評価が下がるのでは・・となかなか断れず。。。 こんな経験、サラリーマンなら誰しもが持っていると思います。 僕も社会人しながら公認会計士試験の受験をしていたので、こ

          上司の評価を得ながら残業を減らす方法 ~働きながら公認会計士試験に合格した僕の時間確保戦略~

          【概要】【ざっくり】国際課税・国際税務とは ~カッコつけないで解説~

          固く言うと① 概要国際課税制度は、国際的に活動する企業・個人の課税関係を調整する仕組みです。国際的にルールを統一化・明確化しておくことが経済活動や行政にとって重要ですので、日本の国際課税制度は国際的な議論も踏まえて設計しています。 財務省HPより引用 カッコつけずに言うと国際課税制度とは、国と国との間で、うまいこと税金のルールを整備することだよ。ルールを整備しないと、例えばこんな問題が発生するよ。 どの国も税金をとりっぱぐれる問題(固くいうと「課税の空白」) 国際的な活動

          【概要】【ざっくり】国際課税・国際税務とは ~カッコつけないで解説~