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経理マンは何故マウントを取り合うのか
これ、経理業務に携わらる人なら共感してもらえると信じているのですが、
他の業種に比べて、経理に携わる人の中には、マウントをとりがちな人が多いと思います。
例えばこんなかんじ。以下マウントマンA〜 Eはそれぞれ別人と思ってください。
(僕)これってどうゆう経理処理にすべきでしたっけ?
以下、マウントマンA〜Eの回答
(マウントマンA)
あの通達に書いてあるだろ。なんで読んでねーんだよ。
(マウントマンB)
それを質問するということは、そもそも会計について分かってないね。原理原則で考えたら、その質問にはならないよ。
(マウントマンC)
過去の仕訳みた?過去の仕訳の意味考えて。
(マウントマンD)
いい質問だね
(マウントマンE)
質問の趣旨は?
マウントマンの心理構造
それぞれのマウントマンについて筆者なりに解説します。
マウントマンA
彼は、社内実務及び社内ルールに精通しており、それを粋に感じているタイプです。逆に言えば、社内実務及びルールを知らない=勉強が足りないと決めつけ、相手の無知について責め立てます。マウントマンB
彼は、社内実務にある程度精通しつつ、会計の理論的な部分にも勉強を惜しんでいないタイプです。会計の原理原則をしっかりと理解していれば、大抵の問題は解決できると考えており、周りにもそれを強要します。マウントマンC
彼は、社内実務の中でも、過去の処理を重視するタイプです。ですので、過去の処理を確認せず、質問をする姿勢が許せません。マウントマンD
彼は、衒学的なタイプであり、質問の狙い、意図を分析することで、相手の力量を測ろうとします。ドラゴンボールの世界観で生きており、相手の経理能力が自分より格上か格下かを判断し、好敵手かどうかを見定めます。マウントマンE
彼は、ある程度の経理実務もあるものの、今一度自分の能力に自信が持てず、質問を質問で返しています。逆に言えば、自分の無知が相手にバレることを極度に恐れており、相手の質問を煙に撒こうとしています。(マウントマンDと同様、相手の力量を見定めるために敢えて質問をしている可能性もあります)
マウントマンの発生要因とその源流
何故このようなマウントマンが発生するのでしょうか。以下は筆者の分析です。
経理は経験がモノをいう業種であるから
筆者は、経理は英語や中国語のような語学と同様のものと考えており、実務経験に比例して能力も向上するものと理解しています。ある程度の体型性があり、知識が増えれば増えるほど、その実務の範囲も深さも広がっていくからです。このため、経理業界は「ドラゴンボールの世界観」が情勢されやすい環境であると言えます。
俺より強いやつに会いにいく・・・(これはストリートファイター)目に見えるルールや能力値を図るスカウターがあるから
簿記の試験があるように、各々の経理能力をある程度定量的に把握することが可能です。会計学という体型だった学問の存在、明文化された会計ルール等、経理の戦場とルールが見える化しており、どの程度知識があればどの程度の実力者であるか、第三者が客観的に把握できる環境があります。序列の見える化
2に重なる部分ではありますが、戦場とルールが見える化されている分、各々の経理能力レベルが見える化され、個性が出しやすい環境にあります。例えるならば、悟空もいればナッパもおり、ヤムチャもいるイメージです。
筆者は、入社数年は財務部に所属していたため、経理業務とは無縁でした(ご存知ないかもしれませんが、財務部と経理部は扱う職種が全く異なります。これはどこか別の機会に書きたいと思います)。
それが、急に経理部に異動となり、しばらくはのほほんと業務に当たる中、経理業界のマウント合戦文化に気づくに至ります。
しばらくは、経理業界において自分は格下であるため、格上の連中、すなわちマウントマンズに対しお伺いを立てるスタンスを続けていました。しかし、これが段々とめんどくさくなり、ヘコヘコ頭を下げることが億劫になっていきましたし、何より相手の知識に依存している自分に嫌気がさしてきました。
君たちはどう生きるか
経理の格下としてどう生きていくか。色々な生き方がある中、筆者は
「資格勉強にとっとと走る」
が一つの手っ取り早いソリューションなのではないかと提案しています。うだうだしているより、ある程度体型だった学問として先に学んでしまい、その後細かいルールや社内ルール、実務にあたっていく方が効率的ですし、勉強中はマウントも取られなくて済みますし(マウントを取る人は、大体勉強していることに好意的笑)、勉強後はその資格を転職活動にも活かしやすいからです。
中には、資格なんでどうでもいい、実務経験や社内ルールを学ぶ方が先決というマウントマンもいますが、これは考え方次第です。経理初心者の方は、何が自分に合うか模索していただき、自分を高め、マウントされる経理人生から脱出いただきたいと思います。
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