【読書録】英米人のものの見方を理解するための教養の英語①

英米人のものの見方を理解できるのか~教養の英語か~ということで
タイトルは教養人になりたい身(←なれているかはさておき)としてはかなり「ソソられる」タイトル。
中身は、タイトルに違わず、正直難解です。

①英米人の精神的根底にあるもの
②アメリカの誕生
③聖書を知れば英語はもっとわかる
④シェイクスピアを楽しむ

の4Chapter構成となっておりますが、かなり難解なパートも存在。
ですので、コスパがよいchapterをきままに要約していきたいと思います。

Capter1 英米人の精神的根底にあるもの

・9.11同時多発テロ発生の際、アメリカでは「UNITED WE STAND」の標語が各地で掲げられた。これは「United we stand, Devided we fall(団結すれば我々は立ち、分裂すれば倒れる)」という、「The Liberty Song(自由の歌)」と呼ばれる歌の歌詞に由来する。
・この歌はアメリカがイギリスからの独立運動の機運が高まったときに歌われた歌であるが、そもそもこの歌の歌詞は聖書(新約聖書「マタイによる福音書」)の一説からの引用である。
・このように、英米人が使用する英語表現(諺)には聖書の影響を受けるものが多数存在する。また、大統領演説も聖書の引用と思われる部分が多数存在する。聖書も、その源流をたどれば、古代ギリシャローマに通ずるものである。まとめると、英米人の精神的根底には、独立運動、聖書、古代ギリシャローマといった様々な要素が流れている。

本書では、上記の主張を裏付ける具体例として、いくつかの英語表現(諺)が掲載されている。すべてここで触れることはできないが、個人的に使えると思えたもの、グッときたものを抜粋する。

<ギリシャ・ローマに由来>
・All roads lead to Rome.
・Well begun is half done.  開始すればほぼ勝ち。by アリストテレス
・Eat to live, not live to eat.  生きるために食べろ。by ソクラテス
・Art is long, life is short. 少年老いやすく学成り難し by ヒポクラテス

<聖書に由来>
・Faith will move moutains. 信念は山をも動かす。
・A good name is better than riches. 名声は富に勝る。
・Where there is no vision, the people perich. ビジョンなき国家は崩壊する。

<その他>
・Brevity is the soul of wit. 簡潔さは知恵の神髄。
・No cross, no crown. 苦労なくして栄冠なし。
・Keep your eyes wide open before marriage, and half shut afterwards. 意味深。。


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