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「自由」という不自由


大学に入り2年が経とうとしている。

過去の悔しさをバネに、成長出来た2年間だったのではないだろうか。たぶんそうだ。

だって大学生活は「自由」だ。

自分で行動すればなんだってできる。

逆を言えば行動力がない人間は自分を見失っていく。

絶対に大学生活は失敗したくない。
最大限に自分が輝ける場所にする。

そう決心していた昔の私は
その先自分がどれだけ重たい人間になってしまうのか知る余地もなかった。

色々な選択肢があるはずなのに

「自由」が自分にとって最大の不自由
であることに気づいてしまったのだ。


大学一年目、

私は過去の自分を変えるために様々なことに立ち向かった。

サークル活動、勉強、留学、友人関係、恋愛、就活、様々な幅広い分野に立ち向かった。

鏡の前に立ち、自信に溢れた顔に変わっていることは毎日よく感じていたものだ。

闘い続ける自分は強い人間。

そう言い聞かせマインドを保ちながら
朽ち果てていくココロを忘れていた。


それに気付いたのは大学2年の夏のことだった。

頭の中では、もっと頑張らなくちゃいけない。
休む時間はない。もっと凄いことをしなきゃいけない。そういう意識で溢れていた。

でも、
ココロはそれらをどれも求めていなかった。

優秀な成績や功績に気を取られ、そればかりに夢中になっていた。

自分が本当に欲しいのは、幸せ楽しさといったものであって、学歴地位名誉ではない。

「自由」に溢れているはずの大学生活において迷走してしまったのだ。

それに気付かせてくれたのは、
嵐のように過ぎ去ったある男だ。

彼は私が嫌になってしまうほど「自由」な人だった。

自分の本能のままに生き、自分の許容範囲外は恋人であってもうけつけない。

私は自分自身に興味を持ってもらいたくて、考えるより先に執着することを選んだ。
誰よりも良い人になろうと彼に合わせた。

これは最大の間違いだった。

なにごとも
執着すればするほど
「自由」は離れていく
のだ。

最後に彼に言われた言葉、**
「もっと自分をもって、良い人の殻を破れば素敵な人になれるよ」**

今の自分のココロを最大限に抉る言葉だった。

そう、
「自由」とは執着や合わせることでは決して得られない。むしろ不自由にしていくばかりだ。

自分を持つことは難しい。
自分勝手に生きるのだって難しい。

だけれども何かと比べたり、自分を他者評価で見ている時点で、それは「自由」ではないのだ。とても不自由な人生だ。

この考えを変えるにはどうしたらいいんだ!!

そう叫びたくなってしまうと思う。


もし本当にあなたが「自由」を求めるのなら
一度何かやめればいいと思う。


一度やめても、また再スタートはいつだってきれる。

それはきっと受験とか就活とか恋愛とか、
様々な事に言える。

やりたいと思ったことだけひたすらがむしゃらに挑戦する。

失敗したら思いっきり泣いて、
次に活かそうじゃないか。

私は

まず過去に執着することを辞めた。

選択肢の多さが不自由を生み出すのではない。

馬鹿にされたり評価されない事に対する恐怖。

これが私の「自由」を失う最大限の原因なのだ。


時間ならたくさんある。

あなたにとって
1番人生を楽しめる「自由」を掴めますように。

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