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女の10年、鬱病の10年

先日
とある言葉がTwitterでトレンドになっていた


『女の10年』


直結するネットニュースより一般市民のツイートがバズっていたので元ネタがわからず、推測したところ、どうやら有名男性声優さんの不倫の報道がでたようだった。




そして、

自分で見に行ったのに勝手に、
撃沈した。


25歳~35歳。

私が鬱病で社会から離れている期間が、がっつりその
『女の10年』にあたる。


これ、私は自分でそう思って悲観的になっていたけれど、
本当に、そうなんだ、、、、、、

私の現状では、出産とか子育ては、やはりもう、、、、、、


結婚して、子どもを育てたいという夢があった。

これからは、どうしても年齢的に、そしてもともとの体力的にも、
子どもを授かれる状況になっても苦しむだろう、
産むことも、育てることも、、、、、、

そう、思っていい意味で違う目標を作ろうとしていた。


でも、やはり、
いくら見ず知らずのひとのツイートとはいえ、
現実にそういうことを突き付けられた気がした。


私にとって、声優さんも詳しくないし知らないひとの不倫とかどうでもいい。

ただ、勝手に、現実を突きつけられてしまった感じがした。



今、『多様性』なんて言葉がある。

いい歳になったら結婚して、子を産んで、育てて、その子が大人になったら結婚を見届けて、孫の顔を見る。

そういう、これまでの”当たり前”が、”当たり前”ではなくなってきている時代ではある。

LGBT的なことだったり、結婚・子育てよりもやりがいのあることを見つけて生きていたり、子どもを作らないけれどしあわせな夫婦がいたり。
跡継ぎとか、家を代々とか、地域や職業にもよるけれどそういう縛りもなんとなく今は昭和あたりの雰囲気がする。


とはいえ、

まだまだ、

「結婚は?」
「子どもはまだ?」
というのがご挨拶みたいな世間の目。


最近、ぺこさんとりゅうちぇるさんが夫婦の形を変えることにした話題もあったが、
その後次々と出るニュースの見出しは
「離婚のりゅうちぇる、○○」とか
”離婚”という言葉を使えばヒットするからか全く理解のないタイトルが目立った。

今記事を探していたら、”炎上”とまで書かれていた。

世間なんて、そんなものだ。
いつまでも昭和なのか、みんなの頭の中は、、、、、、



一方で。

お笑いコンビ”ぺこぱ”の松陰寺大勇さんが先日、奥さんとの間に第一子が誕生したことをラジオで発表した。
相方のシュウペイさんにはずっと黙っていて、その場でのサプライズだったという。

その発表を聞いたシュウペイさんは、
「めっちゃうれしい、、、、、、」
と生放送で大泣き。

シュウペイさんは、相方の松陰寺さんに、
子どものことは気になっているけれど聞けずにいたという。
体質的なこともあったり、センシティブな話題であることをわきまえていて、ずっとその話をしなかった。
でも、ずっと気にしていたことだったようだ。

シュウペイさんが泣いたのは、
だいすきなKinki Kidsとリモート初対面して以来。
たしか、シュウペイさんは子どもがだいすきだ。
ラジオを聞いた方のツイートによると、一緒に子育てをする気満々でいるらしい。

身内であるから故に聞いてしまいたくなることもある夫婦間のことではあるけれど、こういうデリカシーのある、やさしいひともいるのだなと思った。




産みたくても子どもができない、
結婚したくてもできない、
現在の人生がそれどころではない、、、、、、


そんな状況のひとは、きっと私だけではない。


自分の意志で
「結婚はしない」「子どもを産まない」
という道を選んだひとは、選んだ道を進んだらいいと思うのだ。
周りの反対を受けようと、そのひとたちは何かあっても責任をとってくれるわけではないのだから。


でも、
そうではない、
したいのに、それが叶っていないひと。


私だけじゃない。


私など、
まだ産める体かどうかもわからない。

相手を探す状況にもない。


異性どころか、ひととのかかわりが、どんどんなくなっていくことが、
不安でたまらない。

だから、社会に出たい。


でも、そのためには、、、、、、



現実的なことをたくさん考えないといけない。



「感謝の気持ちが足りない」
「難しいこと考えすぎ」

また今日も母に言われて、

感謝の気持ちをはどうやったら足らせることができるのか、
ということを考えてしまって、
あ、考えちゃダメなのか、じゃあ、、、、、



あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



という具合だ。

結果、お笑いを観るためにPCを開いて、現実逃避。

毎日、こうやって過ぎていく。


いいのか?


一生こうだったら????




保険のCMや、ドラマなんかに、
子供が成長して結婚して、子どもを産んで、親に孫の顔を見せて、、、、、
という
”当たり前”
とされる人生を歩む主人公が映る。

最近、それだけで悲しい。


まずいと思う。


そんな、キレイな関係の家族なんて、もしかしたら一握り。

わかっている。



最近、日テレの『おしゃれクリップ』という番組に
私の今イチオシのお笑いコンビ”ニューヨーク”が出演したので録画し、
母も一緒に観た。

ツッコミの屋敷さんが母子家庭であること、母に負担をかけまいと我慢していたけれどついに「芸人になりたい」と屋敷さんが打ち明けたときのお母様の対応。
ゲストを深ぼってくれる番組なので、そういう個々のヒストリーも追ってくれる。

素敵なお話として、番組はキレイにまとめてくれていたのだが、

母が。

「私は、こういうみんなに同情してもらえるような母子家庭じゃなかったから。誰かに言えるような状況じゃなかったから、、、、、、」

と、すっかり凹んでしまった。


あああ、、、、、、、、、、、



ひとりとして、同じ状況のひとはいないのだ。



誰にも、わかってもらえなくて当然とは思う。
今の私の、不安で先が灰色になっている状況など。

ただ、誰かには話したい。
でも、ひとと話せるメンタルが、ととのっていない。

10年鬱病をしているのに。

いっとき、社会に出るなどしていたこともあった。

今、良くなっているのか?

どんどん、人と話すのが怖くなっていないか?



それとも、こうやってまたネガティブをあつめてないで寝たらいいか?

でも、吐き出せる場所も、時間も、ないから、、、、、、



結婚して、子どもも育てたかった。

代わりになる目標が、見つからない。


何の目標も持たずに上京したい。

でも、今の病状じゃ、飛び出していったところで。

そして、母が大パニック状態になることは間違いない。
誰に何と言われようと、という気持ちになりたいけれど、
母を放ってはおけない。

どうしても、、、、、、



もう、寝よう。



明日、いい日になりますように。


未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。