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必要とされないデジタルは人間の五感を奪う

だんだんと教育の現状は追い詰められていく。
足かせが多くなり、安全という名の過保護が子どもたちのたくましさや自己判断力をなくしていく。

遊び場のない子どもたちはゲームに逃げ込むしかない。
ゲームは大量のモラトリアム人間を排出している。

子供にはおおいに怪我をしてもらおう。
小さな怪我をして大きな怪我に備える。

今の親はそして社会は、その小さな怪我も無くそうとしているが
それは結果として大きな怪我を回避できない人間を創っている事になる。

小さな怪我から学ぶ、危険回避力。
肥後守(ナイフ)で鉛筆を削って、手を切って血が出た感覚。
今やナイフを持っているだけで逮捕されてしまう世の中だ。
50年前、男の子はみんな肥後守を持っていた。

肥後守ナイフ

爆竹の導火線をくっつけて火をつけ火傷した感覚。

爆竹、一本ずつ鳴らした。手に持って投げたことも。

カブトムシのツノで指を怪我した感覚。
木の上に登って下にジャンプして足が痛くなった感覚。

木登りは子供の特権だった

銀玉鉄砲に当たって痛いと思う感覚。
痛みを知り、限度や恐ろしさを知る。

銀玉鉄砲

昆虫採集をすることで命の不思議と大切さに気付く。

怪我なんてなかった

全てリアルな体験、リアルな危険、リアルな痛みを五感で感じて人は成長していく。
デジタルバーチャルは全てを奪い去った。

テクノロジーが先行するのでなく必要とされたテクノロジーでなければならない。
必要とされないテクノロジーが金儲けのために使われる。

安全という名の過保護が人をダメにしていく。その代償はことの他、大きい。

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