教師はサービス業です
現在、会社である製品についてのチラシを製作中です。
セールスライティングに沿って、まずはベネフィット、顧客がハッと思うような心に食い込むような一文を持ってきます。
イラストがあり、その表情をどうしたらいいか、動きをどうしたらいいか、利点をどう書いたらいいか、「お客さまの声」を載せることで信頼を得ることを考えています。
徹底的に何度も作り直し考えます。
このように企業ですので「顧客の目線に立って」全てを考えます。
さて昨年のこの時期、ある小学校の「年間行事予定表」を見ました。
A4に1年間が書き込まれているのですが、字が小さくて、まるで読めません。
老眼鏡を使ってもやっとです。
これ、1年間、おそらく保護者の冷蔵庫に貼っておくべきものではないでしょうか。
全く保護者のことを考えていないし、これを配布することを許した(おそらく教務が作成し印刷して良いか、稟議を回したと思うのですが)教頭、校長は一体、何を考えているのでしょうか。
他の教員は何も言わないのでしょうか。
マス目はあるのに字が小さいので字だけ大きいフォントにするだけでいいのに全く読む人のことを考えていない。
再度印刷し直して分けるようにPTA会長を通じて言ってもらった方がいいのではないかと思いました。
新年度、今年4月のその学校のホームページを見ましたが、更新されていなくて4月も5月もまっさらで何も書いてありませんでした。
ここに「公」と「民」の決定的な違いを見た思いがしました。
僕は現役時代から「教師はサービス業」だと考えていました。
アンケートで職業欄に丸をつけるところがあると「サービス業」に丸をつけていました。
サービス業に時間は関係ありません。
5時になったらからと言って、目の前に顧客がいるのに、はい、さよならと帰る従業員はサービス業にはいません。
医者や警察もサービス業です。
目の前に死にそうな人がいるのに勤務時間外だからと治療しないことはあり得ません。
目の前で盗みや殺人が行われているのに勤務時間過ぎてるから追いかけないということはありません。
教師は労働者じゃあありません。
教師は聖職者です。
だから24時間教師です。
5時になったらすぐ帰れる人を労働者と言います。(という気構えで僕はやってきました。5時に帰る効率化を目指していましたよ。もちろん。)
「働き方改革」?何バカなことを言っているんですか。
24時間教師という熱情を持った人だけが通用する世界です。
ハラスメントだ、過重労働だ、過労死だと騒いでいる暇があったら明日の発問を考えなさい。
子どもたちの笑顔が栄養剤になるのです。
そう思えないならさっさとやめなさい。
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