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【TOEIC②】ただ英語を聞くだけではリスニング力が伸びない理由

英語のリスニング力を伸ばすためには、海外映画やドラマ、TEDスピーチをひたすら聞いていたら伸びると思っていませんか? 私もそう思っていたのですが、英語初心者から中級者だとあいまいな聞き取りしかできなくて、伸びるまでに相当時間がかかりそう。そもそも私の場合は、ドラマや映画を長時間見るのが苦手、という問題も。

そんな私が先週から始めたのがTOEIC専門オンラインスクール「COREDAKE(コレダケ)」。「TOEICって文法をやるんじゃないの?」と思っていたのですが、リスニング&リーディングなんですよね、試験が。がっつりリスニングの学習が必要でした。しかも、このTOEICリスニング学習をやっていたら、普段のリスニングのコツもしっかりとつかめました!

今週は、実際のテストパート1、2の解き方と、そこに潜む罠、その対処法について。パート1は楽勝だと思っていたのですが、ここでしっかり基礎を築く復習方法を習得しておかないと、この先が詰まる!ということに気がつきました。ほぼ意味がわかるから問題ないと油断していたら、危険ですね!

TOEIC専門オンラインスクール「COREDAKE(コレダケ)」のレッスンについて、12週間の経過を記録していきます。今週は第1週目です。

英語を勉強したいけどできないのはなぜ?その対処法は?

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先週の土曜日、日本人講師によるオンライン授業では、主にモチベーション管理や学習阻害要因とその対処法、単語の品詞、音声変化などを中心に学びました。またそれをもとに翌週2回、フィリピン人講師とともに、オンラインで音の変化や、TOEICの実際の質問、回答をディクテーションし、何が聞こえなかったのかなどを確認する作業をしました。これ、じわりじわりと効いてきています。

COREDAKE(コレダケ)は、土曜日の授業はグループで行い、週2回のフィリピン人講師とのオンラインレッスン(各50分)はマンツーマン、そのほかに授業があった土曜日以外、毎日Slackアプリで各自学習内容と気づいたことなどを報告します。

メンバーの毎日の学習報告や気づきなどが自然とモチベーション維持につながっています。昨日、授業中にメンバー同士2つのグループに分かれて話し合った学習阻害要因と対策がとても役立ちました!

私は、Twitterを見たくなるので単語帳アプリをTwitterの隣に移動。Twitterを開く前に、朝昼夜3回は単語帳を開くようにしました。また、スクリーンアプリを利用する、メインページに単語アプリ以外置かないなどの意見も。

「仕事が忙しくて時間の確保が難しい」という課題には、講師から「タスクを細分化して10分程度でできるようにする」「毎日の課題ができなかったときに決めたバックアップワークだけやる」などのアドバイスもいただきました。

モチベーション管理については、SlackやTwitterでの活動報告がいい刺激になっていると答えた人も。私も、同じグループの人の活動報告はもちろんのこと、4週間コースで受講している人たちのTwitterでの活動報告は非常に励みになってます。また、いろんな勉強法が見られて、それも勉強になります。

TOEICは一人黙々と勉強するものというイメージが強かったのですが、講師がいて、仲間がいてというこの状況は、まさに私にぴったりの学習スタイルなので、とても楽しく学習できています!

たぶん一人だったら……始めてないですね。参考書を開いて5秒で閉じた1年前のように(笑)

では、これからパート1、パート2の具体的な学習法、解き方について学んだことをシェアしていきます!

脳の処理と記憶を保持する力はトレードオフ

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今週は、先週の宿題チェック。単語100語を5分で言えるか。モチベーション管理の見直しなどから入り、今日の内容へ。先にリスニング全体のことをいっていくと、脳の処理と記憶を保持する力はトレードオフになっているとのこと。詳しく説明すると、脳全体の容量を100とした場合、情報を処理する部分と、処理した情報を記憶する部分に分かれているのです。たとえば、リーディングで情報を読み取るときに80%の力でやってしまうと、残りの記憶保持が20%になってしまい、英文を読んでその場は分かった気になったけど、20%しか能が動かないから記憶に残らず、回答できない……という状態になってしまうのです。そのため情報処理に力を入れすぎないでね、ということなのです。

じゃあどうしたらいいかというと、1つ1つの単語を思い出して脳内で英文の内容を整理するよりも、前後の文脈や固有名詞から、誰がどんなことをいっているのかある程度推測しながら英文読んでね、ということ。一文目からしっかり読み込もうとすると脳がパンクするので、ほどほどに。ここらへんはパート3、4あたりのことですね。

実際に、パート1の写真描写についてみていきましょう。パート1は、写真をみながら、それにあった例文を4択の中から選びます。昨日過去問を解いた感じではここは満点取れるだろうなというところでした。と思っていると、落とし穴にハマります。というのも、ときどき似たような単語、表現で微妙に違う回答が混じってくるので、しっかりと細部まで聞き取ることが大切です。

単語のイメージを正確に理解する

コツは「誰が・何をしているのか」「何が(誰が)どの状態や位置になるのか」ということ。ここでは、主語と動詞に注目しつつ、こまかな情報にも着目しましょう。もう1つは、パート1に出てくる単語をGoogleなどで画像検索して、正しく理解しておくこと。たとえば、walkwayとsidewalkは、一見似ているかのように思うかもしれませんが、調べてみたら違いがわかります。

walkway=(公園・街路樹などの)歩道、通路、庭園の小道/2つの建物をつなぐ道

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sidewalk=(車道でなく、人があるくための)歩道

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前置詞はイメージ化してとらえる!

意外とわすれがちなのが、前置詞です。前置詞がわかると、そこから聞き取れなかった単語の意味を推測して補うことができます。前置詞に関しては、「イングリッシュおさる」さんのYouTubeと、「こあらの学校」のYouTubeがおすすめです。

ほかにも、現在進行形、進行形の受動態、過去完了の受動態、単純形の受動態などにも注意しておきましょう、とのこと。これについては例文などをあげながら詳しく解説してくれたので助かりました。文章の内容だけに気をつられていたのですが、文型や前置詞などに注目すると、意味を推測しながら理解できるようになるからよさそうです。

TOEICパート1、2の解き方ポイント

今日のレッスンでは、朝9時から12時まで、途中10分間休憩を2回はさみながら、前回同様ディープな授業でした。その中で学んだことの要点をまとめておきます。

・頻出単語をチェック
・単語をイメージ検索しておく
・前置詞をイメージ化しておく
・文法の構文に注目
・ディクテーションを取り入れる
・問題、回答共に音声変化に着目
・写真を見たら単語を机の上に並べる
・鉛筆は左から右へ
・補強として瞬間英作文を行う
・聞いた文章はイメージ化
・文型から回答を推測
・簡易翻訳と簡易暗唱で乗り切る
・100%はない。次に進め!

独学でやるかトレーナーと一緒にやるか

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TOEIC対策としてリスニングを強化しているわけですが、そこで学んだことは「この対策は実際のリスニングの場で大いに役立つ」ということ。もちろん実際の会話では「今から言うことに対して4択のうち1つを選んでください」なんていうことはないけれど、音声変化を知っているのと知らないのとでは、まったく違います。実際にこれを知ってから、いつものオンライン英会話で先生の発音を聞いて「あ、この音がリンキングするのか」「I've~だから過去に起きて今も同じ状況なのか」と、より深く理解できるようになってきました。

リスニングは、単語を覚え、海外ドラマや映画をみまくれば誰でもある程度は聞けるようにはなると思います。でも、英語初心者やリスニング力がない人がやると、相当時間がかかります。そんなとき、TOEICでリスニングの聞き方、理解の仕方を知っておくと、その時間が大幅に短縮できるのです。ようするに、聞き方のコツをつかんで、何度もオリジナルのトレーニングする。独学で運動して筋肉つけるか、トレーナーつけて短時間で効果的にきれいな筋肉をつけるか、といったほうがイメージがわきやしかもしれません。

ひたすら英語を聞くだけだと上達までに時間がかかりすぎる

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これまでTOEICは、試験で高得点を取るためにやるものだと思っていました。もちろん解き方に特化した教え方をしているスクールもあるだろうから一概に違うとはいえないものの、COREDAKE(コレダケ)の場合は、TOEIC以外の場面でも使えるように授業設計されている、ということです。だからこそCOREDAKEがいいなと思っていたわけですが。

リスニングの力を伸ばすためには、ただ会話をしたり、TEDなどを繰り返し聞けばいいというものではなくて、ちゃんと話が聞き取れるようになるためのスモールステップをたくさん踏んでいくことが大切。まだ始めて1、2週間しかたっていないけど、こんなにリスニングを丁寧にやったことはないというくらいたくさんのことを学んでいます。学ぶだけじゃなく、宿題として出された課題をすることで、身に着けていくことが大事!

リスニング力を向上させたいワケ

リスニング力を伸ばしたいのは、やっぱりちゃんと人との会話を理解できるようになりたいから。いつものオンライン英会話では、仲良し先生たちとなんとなくで話が通じてしまう。でも、逆にそれが仇となって誤解も生まれてしまう。もちろん、原因はリスニング力だけではないけれど……。リスニング力も要因の1つとなるわけです。

また、私の場合、インタビュアとして英語を聞き取れるようになりたいという思いがあるため、聞く力は必須。相手のことをちゃんと理解できないと、質問ができないのです。「リスニング力を鍛えたいなら、映画やTEDを見ればいいのでは?」と思うかもしれませんが、それだとあいまいなところがあいまいなままになってしまう可能性大なんですね。今やっているTOEIC対策は、1文ずつちゃんと聞こえるようにするトレーニングをしているため、そこが大きく違ってくると思います。

もっとちゃんと相手と話をしたい。深く理解したい。このもどかしさは、常にあります。だからできることを全部やって、なんとか改善したい。そんな気持ちで日々の英語学習を続けています。

英語学習ももうすぐ3年目。最初は先生の言っている指示すらわからず「リーピートアフターミー」を繰り返し言っていたのですが、その頃から比べたらずいぶん成長したなと思います(笑)。今年もあと少し。最後まで気を抜かず、もう少しがんばろ!









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