マガジンのカバー画像

意思決定基準たち

296
仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

何をもって憶えられたいか?

何をもって憶えられたいか?

気鋭のドラッカー研究者である、
ものつくり大学教授の井坂康志さんが
書かれた、
『ドラッカー・フォー・サバイバル』
という本がある。

読みたての頃に、感想のようなものを
書いたのがこちらだ。

この本を使い、著者ご本人もお招きして、
毎月読書会が開かれている。
なかなかタイミングが合わないことも
多いのだが、昨晩は久々に顔を出すことが
叶った。

そのテーマが、タイトルに掲げた
「何をもって憶え

もっとみる
性的マイノリティの方々の魅力の源泉

性的マイノリティの方々の魅力の源泉

先日、日経MJに「LGBTQ成人式」なる
ものが渋谷区で行われたという記事が
載っていた。

「百人百色の門出」
という見出しの下、性的マイノリティの
新成人たちが集まったようだ。

上記のヤフーニュースにある通り、
仕掛けたのは、女性体型向けのメンズ
パターンオーダースーツなどを手掛ける
アパレル企業。
日経MJの記事からは、そういった企業の
存在は感じられなかったが、しっかりと
ビジネス文脈に

もっとみる
ぜんじろうさんが談志師匠から学んだこと

ぜんじろうさんが談志師匠から学んだこと

立川談志師匠と言えば、
泣く子も黙る落語界の巨匠。

その談志師匠の下で、9年もの間
前座を務め、ようやく念願叶って
二ツ目に昇進した方がいる。
当初は、立川ワコールと名乗って
いらした、立川談慶師匠だ。

上記は1年ほど前の記事であるが、
談慶師匠の本を読んで、その感想を
つづったもの。
改めて談志師匠のプロとしての凄み、
矜持、魂、そういったものを感じる
内容だったことを今も覚えている。

もっとみる
肉体労働、知識労働、感情労働

肉体労働、知識労働、感情労働

毎週日曜日の朝に参加している
読書勉強会で、ドラッカーの
『プロフェッショナルの条件』を
読み進めている。

「知識労働者」という言葉を
ドラッカーはよく使うのであるが、
これはもちろん「肉体労働者」と
対比される概念。
「頭脳労働者」と、意味合いとしては
同じと考えて良いだろう。

昔は、労働と言えば肉体労働を指す
のが一般的。
それが、時代の変遷とともに、
肉体を直接さほどに動かすことなく、

もっとみる
どんどん忘れる、それでもOK

どんどん忘れる、それでもOK

このnoteを毎日更新し始めて、
今年は既に4年目。
1,100日以上が過ぎた。
恐らく今日が1,108日目。

誰かが私の記事に「スキ」を
付けてくれると、通知が来る。
直近で書いたものに「スキ」が
付くことが殆どであるが、
時折タイトルを見ても分からない、
思い出せない記事のときがある。

実際、それを機会に自分の記事を
見返してみるのだが、
「えっ、こんなこと書いたっけ?」
と自分で驚くこと

もっとみる
プラ製スプーンの有料化実証実験

プラ製スプーンの有料化実証実験

少し前の新聞記事で、コンビニ3社が
プラ製スプーンの有料化実験を始める
とのニュースに出くわした。
経済産業省と連携し、中央省庁などに
入っている10店舗で、実証実験を行う
らしい。

有料の場合と無料の場合とで、
客数や辞退率がどう変化するのか、
検証をするそうだ。
お値段は2円から4円の間で、
チェーンによって微妙に異なる。

セブンイレブンの社長が、
国が音頭を取っているということで、
消費

もっとみる
「お国を守る」意識

「お国を守る」意識

私が学卒で就職活動をした際の話。
かれこれ30年近くも前のことだ。

最終的に内定をいただいた3社の
うちの1社が、
「入社後すぐに1週間自衛隊に派遣」
という研修プログラムを組んでいる
会社であった。

それだけが理由ではないものの、
その会社のカルチャーが自分には
フィットしないのではないか、
そんな疑念を払拭することができず、
他社との比較検討も踏まえて、
丁重にお断りをしたのである。

もっとみる