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車内にトンボ

っていう感じで、この出来事をおはなしにしようとと思っててね、というか今書いてる最中なんだけどって伝えるとそれを聞いた大抵の人がええ切ないっていう そうかもしれないなあって返すけど私が経験したことよりももっと切ないことってこの世の中たくさんあると思う 大好きな人にもうずっと会えなくなった、とか大好きな人に浮気されていたとか、大好きな人が刑務所行きとか、切ないって決めるのは最終的には自分だから、どんなことがあってもそれを切ないとは思わなければ切ないにはならない でもまあ確かにお

    • わたしたちの第一印象

      新しくなった図書館に行った 建物の前に立った時、自分の目一つでは見切れないほどの大きさでここが境港だとは思えないほどだった 私が10年以上前にほぼ毎日お母さんに連れて行ってもらっていた図書館はもう無くなっていた 受付のところにある手作りのしおりをもらって帰るのが好きだった 今の図書館にはなかった どんどん変わっていく地元の変化を近くで感じられないこと、なんだか寂しかった 最果タヒさんのことをずっとさいかタヒと呼んでいた 正しくはさいはてたひ  だから今までずっと名前を検索し

      • めぐり逢い

        好きな人の隣は私なのに、隣にいる彼に対しての気持ちは嘘じゃない 本当に好きなのに、どうしてか好きでいることが悪いことみたいに思った 彼と過ごした時間はキラキラしていた時もあれば、それ以上に苦しみ悩んだ時間の方が多かったのかもしれない あんなに傷つけられ泣いた日々があるのに、遠くに行った後になって 綺麗な日々だけが切り取られ私の頭に浮かぶ 本当にたくさんの思い出がある中のたった1ページなのに、なのにそこだけが美化されていく 昨日遊んだ女の子は、何が正解かわからないと言ってい

        • どこを行くにも何をするにも一緒だった存在があった まだ小さかった頃きっと私は君がいないと何もできなかった、何を相手にするにも2人じゃないとできないと思っていた だけど、違った 君はもう私の隣にいない なにがあったわけでもないが年を重ねると共に見るものが変わった、好きなことや好きなものが違っていった、私に愛する人ができた、君にはいなかった、その存在が欲しいと彷徨い続けていた 君があの人にもこの人にも私を嫌わないでくださいと糸を結んでいるのを見て、わたしは君からすっと離れた 

        車内にトンボ

          照らしてくれたのは

          自分の居場所はもう本当にどこにもないかもしれない、どこで息をしたらいいのだろうかと本気で悩んだ昨年 夏が終わる頃にバイバイをした不思議な少年が教えてくれたお店に初めて入ってみた ほんとにあそこはいいよ、雰囲気好きだし そう言っていたのをずっと忘れずに覚えていた なんであの時ひかはそこに行こうと思ったのかな ドアを開けお店に入った時、お店のおしゃれさにびっくりした記憶がある 初めて頼んだメニューはランチのさんどうぃっちだった 学校終わり彼に会う時によく行った、テスト勉強の時

          照らしてくれたのは

          赤いドレスと白のドレス

          5歳の頃、ピアノ教室で出会った女の子に出会った 名前は桃子ちゃん、 桃子ちゃんは一生懸命ピアノの練習をして、自分に嘘をつかずにどんな時でもピアノの前に向かっていた 練習をした日にはシールを貼る、そしてレッスンの時に先生に見せる、そのシールが七日間全て貼られていたら、可愛いぷくぷくシールや、水の入ったシール、キラキラシールがもらえる、それを選ぶ時間がレッスン中にある 桃子ちゃんと私は毎週火曜日、ピアノの時間が前後、幼稚園の方が終わるのが早いから桃子ちゃんが先で、その後が保育園の

          赤いドレスと白のドレス

          夢で会いましょう

          ふたごのように近くにいる存在の人がいる わたしはその人のことをゆきちゃんと呼んでいる ふたごになりたくて、なれなかった、Saoriちゃんが言っていた通り、ふたごになれなかった、私たちもまた。 一つになれないなら二つでいようと、そうすればひかは1人にならないと、いつも言ってくれた 私の居場所を作ってくれた、 ゆきちゃんに出会わなければ、知らなかったこと、感じられなかったこと、たくさんあった だけどその分だけ大きく苦しめられ、何度涙を流したか ゆきちゃんの代わりは、ゆきちゃ

          夢で会いましょう

          私とピアノとあの少年

          2021年10月14日 Saoriちゃんの本を読んでいたらショパンやベートーヴェンの話が出てきた 読み進めていくうちに、前一緒にいた男の子のことを思い出した わたしの貴重なピアノの時間に彼はいつもピアノなんかやめてお話ししようよと言ってくる わたしは今ピアノを弾いているの、相手にする時間じゃないのと返す そして拗ねられる そんなやりとりを毎日のようにしていたなとふと思い出した あの時練習していた飛翔があと1ヶ月で本番を迎えます、あの時は両手にも行かなかったけど今はもう通して

          私とピアノとあの少年

          銀河街の悪夢

          2021年9月10日 (学校でよく話すお友達との揉め事でその人たちと疎遠になり、一気に環境が変わってしまった当時の私の日記) 明日から強い心を持って頑張らないといけない なんかなあモヤモヤした気持ちでバイト先に向かって、店長に高校の時友達いましたか?って聞きたいなーって思って事務所入ったら70歳のおばあさん、谷さんがもうまっててあー2人で話すタイミングねえ最悪って、ガーンって凹みながら3人で会話してて、店長が往復100キロで毎日通勤してる話とか、谷さんが3000キロの旅を

          銀河街の悪夢

          ふたご

          2021年10月23日 写真を見ていたら会いたくなった 本を読んでいたら、3年間くらい想っていた、ふたごのような存在のあの人を思い出した ふたごになりたくても、なれなかった、 あんなにあんなに哀しくなって苦しくなって、一緒にいて、たくさんの日々や時間を生み出してして、そんな相手に対しての気持ちも、いつからか遠いものとなりなんでもなくなった 遠くなってもいつまでも、1番の相方であり戦友だと思っている ふと、そのことをよくよく思い出した 今頃受験勉強頑張っているだろうか、私は汽

          ふたご

          たくさんのきいろがある花束

          2022年2月10日 言葉にならない寂しさと悲しさを感じて苦しくなる夜 目を閉じてsilentを聴くと、歌っているFukaseとキーボードに指を動かしているSaoriちゃんが浮かんできて、その近くでNakajinがベースを弾いていて、LOVEさんが柔らかい音を出していて、ブルプラの世界に引き込まれるような感じがする ほんとうはわかっている、思いをぶつけるのが怖くてみんなそれを閉じ込めている 立ち止まったときに手を差し伸べてくれるような人には、会いたい時に大抵会えないし、

          たくさんのきいろがある花束