_読書メモ__NYの人気セラピストが教える_自分の心を手当てする方法

【読書メモ】NYの人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法

本日は『NYの人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法』ガイ・ウィンチ 著、高橋 璃子 訳 のご紹介をします。私たちは体の不調はうまく手当てできるのに心の手当ての方法は学んできませんでした。本書は、「心の応急処置をする救急箱」であると表現できます。職場や学校の人間関係に悩んで毎日が憂鬱な方、嫌なこと、恥ずかしいことがあって落ち込んでいる方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

柔らかく優しい雰囲気の本で、心の救急箱のイメージにぴったりです。
とてもお気に入りの一冊で近くにあると安心できます。笑

どんなときに読む本?

心が苦しい、不調だと感じた時に読む本です。
(どのような場合でも、辛いと感じたら心を癒すことを意識すべきです。)
以下の章立てで症状と手当てについて実例を交えて解説されています。

第1章 自分を受け入れてもらえなかったとき
第2章 誰ともつながっていないと感じるとき
第3章 大切なものを失ったとき
第4章 自分が許せなくなったとき
第5章 悩みが頭から離れないとき
第6章 何もうまくいかないとき
第7章 自分が嫌いになってしまったとき

章ごとの詳しい説明は省きますが、なぜ辛いかわからない、という時も本書から症例を探すことで自分の心に起きていることがわかるようになります。現状が理解できたら、心を傷つけてしまう出来事や人に対して別の考え方ができないか探る、自分に優しい言葉をかけてあげる、自分にできることに集中するようにする、などの手当てができるようになり、心を癒すことができます。

自分が本書を手に取ったきっかけ

大学院時代の経験がきっかけでした。配属された研究室の指導教官が大変厳しく、理不尽とも思える怒られ方をされ完全に自信を失っていた期間がありました(とても尊敬できる方なのですが)。研究以外の時間も満足にとれずに趣味に打ち込むこともできず、自分のすべての時間を使って教官の顔色を伺う日々を過ごし、本当に辛かったです。

そんな時に本書と出会い、自分の心が傷だらけの状態であることに気づくことができ、自分に優しくする決心をしました。状況を客観的に見ることができるだけでもかなり心が楽になりますが、研究(自分のやり方)と自分の人格(自分自身)を切り分け、やり方が批判されているだけであって自分自身が否定されている訳ではないと考えるようになってから、受けるダメージが大きく減りました。心が健康になってから、のびのびと研究ができるようになり少しづつ成果も残せるようになったと思います。

最後に

あまり内容には触れられませんでしたが、心が弱ってしまっている方、疲れてしまっている方には本当に読んでほしい一冊です。「心の救急箱」である本書をぜひ身近なところに置いておけるといいと思います。自分も心が傷ついたときは必ず本書の目次から症例を探して読み返すようにしています。

ここまで読んでくださりありがとうございました。では^^

お読みいただきありがとうございます!この記事が皆さまのお役に立てたらとても嬉しいです。コメントもお待ちしています^^