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読書『夜が明ける』

『夜が明ける』西加奈子

助けを求めることができないのは、
勇気や信頼だけの問題ではなくて、
そこに希望があると思ってもみないからだと思います。

読んでいるあいだ、
少しずつ締め付けられるような感覚が
あって挫折しそうにもなったけれど、

私の知らない社会、
気付かなければいけない社会が
この小説にはあって、
それを受け止めることが、私の希望になるだろうという光が手の中の文庫本に宿っていたように思います。

仲野太賀さんのコメントが好きです。

息を殺しながら生きなくてもいいように、誰かの心が壊れないように、この物語が生まれたんだと思う。

15歳のとき、俺はアキに出会った。191センチの巨体で、フィンランドの異形の俳優にそっくりなアキと俺は、急速に親しくなった。やがてアキは演劇を志し、大学を卒業した俺はテレビ業界に就職。親を亡くしても、仕事は過酷でも、若い俺たちは希望に満ち溢れていた。それなのに――。この夜は、本当に明けるのだろうか。苛烈すぎる時代に放り出された傷だらけの男二人、その友情と救済の物語。

版元情報

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