今更聞けない!? DXって何 Part 2|DXの対象 編
前回から始まりました、「DXって何」シリーズ。
「DXの主役は、非エンジニアである実務担当者である。なぜなら、DXの対象は実務そのものだからだ。」
というお話でした。
2回目となる今回、DXの対象である私たち実務担当者の仕事とは何なのか、みていきましょう!
この記事を読んでほしい人
管理職・チームのリーダー
自組織におけるICT/DX推進の担当者
仕事に追われて疲れ果てている人
1. DXの対象となる2つの仕事
DXの対象となる仕事は、2つに分類されます。表の業務と裏の業務です。
表の業務=フロントオフィス
裏の業務=バックオフィス
※ミドルオフィス(フロントオフィスのサポート業務など)は、ここでは割愛します。
①表の業務(フロントオフィス)とは
ビジネスは、提供する側とされる側が必ず存在します。
表の業務とは、提供される側(顧客)と接する仕事を指します。
営業や接客などが該当します。
また人が接しても接しなくても、顧客と接する部分(顧客接点)全般が該当します。
(例:オンラインショッピングのウェブサイト、スマホアプリの画面/UIなど)
②裏の業務(バックオフィス)とは
端的に言えば、表の業務(フロントオフィス)以外の業務です。
具体的には、総務や経理、人事や営業事務といった、いわゆる「裏方の仕事」ですね。
フロントオフィスの仕事をメインとされる方も、閉店後や外回りの営業から帰社後に事務仕事をされると思いますが、これもバックオフィス業務です。
(裏方の仕事をメインでされている方の顧客は「他部署の社員だ」という考え方は、ここでは一旦引き出しにしまわせていただきます…。)
2. DXに挑むなら、表の業務と裏の業務を認識しておくことが重要
DXの対象となる仕事には、“表”と“裏”がある。
ここが明確になっていないと、具体的に自分自身や自社組織の業務のどこがどうDXされていくのか、イメージがつきづらくなってしまいます。
ところで皆さんのお仕事、表と裏の比率は、それぞれ何パーセントでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
そもそも、顧客が誰なのか、明確に定義しづらい場合もあるかもしれませんが…(行政職など)。
ちなみに筆者は、
表の仕事:講演・研修・クライアント現場のDXサポート
裏の仕事:執筆や部下のマネジメント
といった感じで、裏の仕事が多めです。
(表:裏=3:7程度)
次回は、具体的にこれらの仕事をどうDXしていくのか?
DXの2つの“3”(3本柱と3段階)について解説していきます。
お楽しみに!
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