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雑談がストレス解消のカギになるかもしれないと聞いたので、「オンライン雑談ノウハウ」を社内調査してみた

こんにちは、株式会社PHONE APPLIでテレワークをする梅田です。

先般、リクルートキャリアさんがテレワーク就業時のストレス状況に関するアンケート調査結果をリリースされていました。

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引用先:2021.01.22 株式会社リクルートキャリア
テレワーク経験者の6割、テレワーク前にはなかったストレスを実感
仕事中の「雑談」有無の違いでストレス解消具合に 14.1pt の差
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2021/210122-02/

「50~60代の人が特にストレス解消できていない状況」、「仕事中の雑談がストレス解消のカギになる可能性がある」など、なかなか興味深い内容が記載されておりますので、ぜひご覧になってみてください。

さて、現在フルリモート勤務が可能なPHONE APPLIですが、社内からは「雑談って何を話せばいいか分からない」という悩みの声もちらほら、聞こえてきます。
今回は小さいけれどもとっても悩みがちな「雑談」にフォーカスして、PHONE APPLIの社員がどんな話をしているのか、社内のリアルな「生の声」を聴いてみました。


PHONE APPLIの「雑談ルール」開始のきっかけ

株式会社PHONE APPLIでは、新型コロナウイルス感染対策のため、本格的に全社員が制度を利用し始めています。

それまでは週に2、3日などオフィス出社をしていた社員が、フルリモートでの勤務を開始したのが約1年前。仕事に関するコミュニケーションは大きな変化はないものの、雑談などのラフなコミュニケーションの減少からくる「もやもや感」が、じわ~っと広がっていったのを私自身もなんとなく実感しています。

そこで、「チームごとに」「毎日」「30分程度」「Web会議システムなどを使用した」雑談の時間を設けよう!というルールを新設。
雑談というと、「仕事に関するコミュニケーションが取れているからいいじゃないか」という声も聞こえてきそうです。仕事に直接は影響がないからこそ、手を打ちづらい領域かもしれませんが、雑談はなんといっても導入コストがタダなので、まずはやってみようの考えです。

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▲ 「雑談タイム」の告知イメージを作ってみたり。


現在の「雑談」の状況(頻度・タイミング・運用)

「雑談ルール」開始から約1年。「チームごとに」「毎日」「30分程度」「Web会議システムなどを利用して」とスタートした雑談ルールは現在、チームによって以下のような変化を遂げているようです。

■頻度・タイミング
・朝会で雑談、以降はDiscordでいつでもボイスチャット(※カメラがoff、マイクのみonなどで会話)
・毎日の朝会でどんな些細なこと、プライベートなことでも話せる「ふわふわコーナー」を開催
・週に3回、朝に30分チームメンバーでど~でもいいことを話している
・情報共有会を週1で実施

■運用など
・ブレイクアウトセッション(※少人数に分かれてグループミーティングを行うことができる機能)を活用して、ローテーションしながらしゃべる
・雑談部屋は15:30以降開きっぱなし。各自のタイミングで抜けたり入ったりできる
・雑談部屋に他部署の人も入ってる
・誰かが必ず話していないメンバーに話をふる


話す内容は「遊ぶ」「食べる」「働く」、
みんなの共通ネタが鉄板

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雑談をする際にもっとも悩ましいのが「何を話せばいいのか」かもしれませんね。2021年現在のPHONE APPLIでは趣味の話が一番、多いようでした。

お題「ねこ」が「時事ネタ」を上回る会社、PHONE APPLI。

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(テレワークとねこの相性は無限大ですね。かわいい。)

また、「具体的にどんな話題?」については以下のような結果になりました。

[好きなもの編]
・料理をするときにお酒を飲むのが楽しい話(キッチンドランカー)
・似合う眼鏡を探す
・amazonでセールやってる!⇒こんなん買っちゃいました
・給付金で何を買ったか
・みんなの背景に移っているものの質問
・桃鉄の話

[プライベート・人生編]
・新卒の学生の時何やってた
・引っ越しの話
・財テク話
・ふるさと納税の話
・個人年金どうする
・婚活アプリで成婚したメンバーに何のアプリ使ってたか、どういうアプローチで仲良くなったかなどヒアリング

[IT・ツール編]
・携帯会社、乗り換えるならどこがいいか
・ヘッドフォン何使ってる?

[地域・天気編]
・萩とか地方に住んでるメンバーが多いので、その地方のこと(食べ物とか、天気とか)
・今、どこから参加してますか

[そのほか]
・誰が一番足が速そうか
・他人をマイクの沼に沈める話
・過去に部署内で起きたプチ事件
・なんで空は青いんだろうー

なんで空は青いんだろうー。
そんな雑談で始まる仕事があったっていい!


印象的なエピソードも聞いてみた

雑談ルール開始から約1年。「この雑談は印象的だったな」というエピソードも募集してみました。
「あ~~~確かに!」というものから、それがどんな風に盛り上がったのか参加したメンバーしか分からないものもあるかもしれませんが、ご参考までに紹介します。

・YouTubeの配信の仕方
・PS5開封の儀を執り行った。
・部署内で運動会をしたいという話
・実は誰々さんと誰々さんが同じ学校の同級生的な話でびっくり
・ダーツの話になったときに、Myダーツの矢を持っている人が部署9名中6名もいた
・こう見えてもお菓子作るの趣味なんですよ(どう見えても?)の話
・ある人のカメラに写っている本棚になんの本がはいってるか当てる話
・ファイヤーエムブレムの魅力。歴史からバグ技、あなたにおすすめのファイヤーエムブレムまでお話は多岐に渡りました

[おまけ]
・岩田さん(取締役)が来てくれたことがあって、今のスマホアプリ(製品)の経緯を話してくれました。ちょうどコード構成の構成変更する必要があるころで、メンバーの多くが色々と腹落ちしたのが印象的でした。そういう過去の背景を話すのも、たまに必要なことだと思いました。

そういえば、仕事の背景(たとえば「一見ムダにみえること」や「試行錯誤の経緯」とか)を話す機会って、なかなか減った気がしますね。

PHONE APPLIでの雑談は、「仕事に直接関係のないコミュニケーション」がメインなようでしたが、たまには仕事の話もいいかもしれません。
(その「たまには」の塩梅が難しいねん!と、ツッコミが聞こえてきそう!バランスが難しいところです。)


おまけ:「雑談」は「顔を見て」じゃなくてもいい

PHONE APPLIでは、Web会議システムなどで行われる雑談と同時に、Microsoft Teamsを使った、「好きな人が」「好きなタイミングで」「好きなことについて」話せる雑談チャットルーム、「PAちゃんねる」も運用しています。

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部署や年齢を問わず、「好き」だけで集まるコミュニティがいくつも生まれています(2021年2月現在で19種類のルームが設立!)。

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▲ ペットのかわいい姿をひたすら投稿するだけの雑談ルーム。ほっこり。


さいごに:「雑談は、成果に結びつくか?」

この問題については諸説あるかと思いますが、個人的には、「直接的にはあるとはいえないが、間接的にはある」のではないか、と思っています。
冒頭にも挙げたリクルートキャリアさんの記事から、以下のことばがしっくりきたので引用します。

(雑談は)「できるかどうか」でなく「いまここにいてくれて有難う」というメッセージの交換。「雑談」は、相手への効用性を求める前に、存在性を認め合い、心理的安全を育む行為とも言えます。
(株式会社リクルートキャリア HR*統括編集長 藤井 薫さん)

仕事とはあまり関係のない雑談だからこそ、マネージャーやメンバーの「意外な一面」を見れたり、自然体の自分を出せたりする、「心理的安全性」の高い組織づくりに繋がるのかもしれませんね。


この記事に関する問い合わせ先

PHONE APPLIでは、わたしたちが提供するサービスによってコミュニケーション改革が起こり、イキイキと働き、パフォーマンスを最大限に発揮できる社員が増え、豊かで幸せな社会の共創に貢献したいと考えています。

▼ PHONE APPLIコーポレートサイト
https://phoneappli.net/

・雑談タイムを導入したいがハードルが高い
・Microsoft Teamsの雑談チャットルームはどうやってつくってる?
・猫かわいいですね!
どのような内容でも結構です。コメントでもOKですし、
「noteを見て来ました」と、HPからでも、いつでもお問い合わせください。

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