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プロジェクトマネジメントチームが、2022年を振り返る。「プロジェクトマネージャーは、案件の隅々まで血液を送り込む存在」

(2023年9月より、プロジェクトマネジメントチームはプロデュースチームと統合し、アカウントチームとなっています。アカウントチームについてはこちらの記事からご覧いただけます。)

これを読めば、ピラミッドフィルム クアドラ(以下:クアドラ)で働くメンバーの素顔がわかる!? クアドラで働くメンバーが代わり代わりに登場し、ざっくばらんにトークを繰り広げます。

第2回に登場するのは、プロジェクトマネジメントチームに所属する3名。入社1年目の中村、2年目の新川、マネージャーの清水です。「2022年、どうだった?」をテーマに話し合いました。


メンバー紹介

左から、清水龍輝、新川高史、中村光一

清水龍輝(しみずりゅうき)
プロジェクトマネージャー / プロジェクトマネジメントチームマネージャー
Webのみならず、デバイスから筐体、イベントまで多岐にわたる案件の進行管理を担当。クライアントとスタッフの状況をくみ取り、果断に進めることを信条とする。仕切りなおしと効率化が得意。

新川高史(しんかわたかふみ)
アシスタントプロジェクトマネージャー
XRベンチャー企業を経て、クアドラ入社。Web・イベント等の進行管理を担当。

中村光一(なかむらこういち)
アシスタントプロジェクトマネージャー
大学生時代は、プログラミング、ドローン空撮、アート作品の制作など多岐に渡る分野を学ぶ。様々な案件に関われるプロジェクトマネージャーに興味を持ち、クアドラに入社。

プロジェクトマネージャーは、自己肯定感が高まる回数の多い仕事

━━今年、印象に残った案件は何ですか?

清水_自分が担当した案件だと、某メイクアップブランドの筐体制作ですね。筐体のプロジェクト自体そこまで数が多いわけじゃないし、設置場所が香港だったのではじめてのことも多く……でも、薬事法や消防法、機内持ち込みルールみたいな、これまでの案件で蓄積されてきたいろんな知識の応用で、ちゃんといいものがつくれたと思っています。自分が関わっていない案件だと、新川くんがやっていたイベントのプロジェクトはよかったよね。

新川_代官山T-SITEでエシカルフードトラックを出したプロジェクトですね。僕にとっては今年いちばん印象深いです。これまでWebサイトの案件ばかり担当してきたから、リアルのイベントに携わるのがはじめてで、わからないことだらけでした。でも、わからないなりにいろんな人に助けてもらいながら、無事に形にできて本当によかったです。

清水_イベントものは年に数回取り組んでいるけれど、どこかに何かを設置するだけでなく、ちゃんと集客を意識しながらイチからつくっていく案件は社内でも珍しいからね。そういう意味では、トラックの出し方やフードの内容を考えるのがはじめてでも、この案件に必要なことをちゃんと考えていけばうちの会社もこういう仕事ができるんだなと思えた、貴重な機会でした。

新川_実はこのプロジェクト、もともとWebサイトの制作を担当しているなかで、追加の新規案件として持ち上がった話だったんです。

清水_頼まれていたWebの仕事をきっちりやったから新しい仕事をいただけた……という流れもよかったね。前の仕事が評価していただけたんだな、ってこともわかるし。

中村_僕はある製薬会社のWebサイト改修案件がいちばん印象的でした。クアドラにインターンで来ていたときは、特定の案件に関わるのではなくさまざまな案件の事例収集やデバッグなどの細かな作業を担当したんですが、社員のプロジェクトマネージャーという立場でしっかり携わってみると大変なことがたくさんあって……プロジェクトマネージャーに求められる仕事の幅広さを痛感しました。でも、プロジェクトマネージャーってすごく面白い仕事ですよね。大学時代に何かをつくるときは企画から制作、マネジメントまで全部自分でやりがちだったけれど、いまは社内で「誰が何をやる」という役割が決まっている。だからこそ、すべてを把握して進めていくPMという存在にやりがいもあるなと思いました。

新川_単純に、いろんな案件に携われるのもプロジェクトマネージャーならではの魅力だよね。Webサイトにイベント、映像、音声コンテンツと幅広い。

清水_あと、プロジェクトマネージャーってタスクの時間が圧倒的に短いよね。デザイナーやテクニカルの人たちがデザインやテストアップをつくり上げるには長い時間がかかるけど、プロジェクトマネージャーは誰かに連絡をしたり、何かを手配したり、みたいな短いスパンでタスクが進行していくから、小さな達成感を得られる回数が1日100回くらいあるじゃん。

中村_それはなんとなくわかりますね(笑)。

清水_誰かに何かを報告してスタンプの返事をもらうだけでも「1達成」でしょ。だから、自己肯定感が高まる回数の多い職種だと思うんだよね。もちろん、一つひとつのタスクを成功させる精度は上げなきゃいけないけど、工夫によって乗り越えられる部分も多いし、個々人で伸びしろが大きいのが面白いなと。

クアドラは決まりきった仕事がないから、いつも成長できる

━━去年に比べて、自分が成長できたと感じることはありますか?

新川_「今、何をやらなきゃいけないか」がわかるようになってきたのは大きいですね。プロジェクトマネージャーはスケジュールを組んで、いつ何のタスクが必要かを先読みしながら行動しなくちゃいけない仕事なので。今までは上長や先輩から指示されてやっていたのですが、少しずつ自分で率先して動けるようになってきたなと思います。

清水_それはめっちゃ大事だね。あと、新川くんは表情も明るくなった! 去年はなんか不安な顔をしていることも多くて、案件が難しいのかタスクが見えないのかよくわからなかったりしたから……(笑)。

新川_タスクがわかんなくて顔が固まってたのかもしれないです(笑)。

中村_僕が成長できたのは何だろう……社会人としての基礎力かな? 報連相をしっかりするとか、わかりやすい文章でメールを書くとか、返事をするとか、そういうこと。でも、社会人になっても意外とできなかったり、学生のときにはそこまで求められていなかったりする能力じゃないですか。そういう王道の能力がプロジェクトマネージャーには必要だったりするから、このあたりが少しずつ身についてきたのはうれしいですね。

清水_プロジェクトマネージャーはそういう基礎タスクをすべてこなして、案件の隅々まで血液を送り込む存在なんだよね。ちょっとしたことが滞るだけで、案件って死んじゃうから。でも、そういうタスクをどう進めていくかを考えるのは自分次第。新川くんも中村くんも、最低限のTo Doがこなせるようになってきたら、次は「どうやるか」を考えられるといいよね。大変だろうけど、大変なことがないと成長できないし、成長の瞬間にはかならず痛みが伴うものだから。

中村_清水さんは今年1年の成長、どうでしたか?

清水_冒頭に話したメイクアップブランドの案件で、今まで経験がなかった海外での筐体設置に関われたのはよかったなと思う。もともとクアドラには決まりきった仕事がないから、定型のワークフローもないんだけど……だからこそ、今までの個人の経験やスキルを活かしていつも新しい挑戦ができるし、それで成長していけるなって感じられる案件だった。それからマネージャーとしては、チーム全体にとっての最適解を考えながら動ける場面が増えたのもひとつの変化かなと思います。一人ひとりの得意や苦手を汲み取りつつ、みんなで補いながら前進するための方法を取れるようになってきました。

来年は「もっと外に出たい」「仲良くなりたい」

━━では、2023年はどんなことがしたいですか?

中村_今担当している案件はWeb系が多いから、もっとほかのこともやってみたいですね。

清水_ぜひやってくれー!

中村_(笑)。なんというか、身体を使う仕事がしたいっすね。外に出て草むしりして雪かきして……みたいな。いろんな人に会って、撮影して、ものをつくって、雑用したい。

清水_ずっと会社にいるもんね。もっと外出しなよ。

中村_外に出たとしても打ち合わせで1時間くらいでしたからね。でも、これからいろんな案件に参加するためには、今取り組んでいる仕事をしっかりやり遂げることが近道だと思うので、目の前の案件に集中していきたいです。

新川_僕もWebサイト以外の案件にはもっと関わっていきたいですね。エシカルフードトラックのイベントをなんとか進行できたから、そういう経験をほかの案件でも積んでいきたい。Webよりも関わる人の種類が多いから、プロジェクトマネージャーとして難しい場面もたくさんあるのですが、やっぱりモノや場をつくる面白さが勝ちました。なので、中村くんとかぶるけど、担当している案件を無事に納めることが次につながるなと……。

清水_そうだよね。コツコツやったことで必要なスキルが身について、その先で好きな仕事ができるっていうのがいちばん健康的だと思う。会社としてもWeb以外の仕事にはもっと挑戦していく流れだけど、筐体やイベントの案件はWebよりもナレッジの蓄積がないから、自分なりに考えることで補わないといけない部分が多いんだよね。だから、個々人にその「考える」をもっと鍛えてもらいつつ、チームでも補えたらいいなと思ってます。

中村_あと、チームの交流を増やしたいです! 僕はチーム内の「遊撃委員会」に所属していて。内容としては、何をどうやってもいい委員会なので、交流会を開催したいと思ってます。

清水_昔は会社帰りや客先から駅に向かうときにお互いの仕事やプライベートについて話ができてたんだけど、今は物理的に一緒にいる時間がなくなっちゃったから。今も業務時間内に縦横の交流ができるような場を確保してるんだけど……本当はそんなのなくても勝手にやれるようになってほしいし。なんか……もっと仲良くなりたいよね。

新川_仲良くなりたいです!

清水_仲良くなるって「休日遊ぶ」とか「飲みに行く」とかそういうことだけじゃなくて、「今どんな感じで仕事をしているのかが把握できる」「お互いの得意や苦手が見える」とか、そういうことでもあると思うし。ぜひ、来年はもっと交流していきましょう!

取材・文:菅原さくら

(この記事の内容は2022年12月19日時点での情報です)

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