キャンディー

闘病中の夫のこと、自分のこと、仕事のこと、忘れないように残していきたいと思っています。…

キャンディー

闘病中の夫のこと、自分のこと、仕事のこと、忘れないように残していきたいと思っています。話があちこち、とりとめもないかもしれません。

最近の記事

あの日から・・・9

明日は主人の命日です。去年の今頃はとまた考えてしまいます。 離れて暮らす友だちからお花が届きました。 もうすぐ一周忌ですね。 その言葉がうれしくて泣いちゃいました。 ありがとう。ありがとう。

    • あの日から・・・8

      去年の今日、訪問のお医者さんからあと2、3日ですと言われました。 Amazon Photoからも去年の今日の写真が表示されます。 あれから1年を迎える日が近づいてきました。 仏間の掃除をしてお花を変えているときに主人の遺影を見ると笑っています。去年は笑ってなどいませんでした。 あれから1年ということで主人のお友達やお仕事先の方たちからお花が届くようになりました。覚えていてくださったんだなぁと。覚えていてくださったことに涙が出ます。ありがとうございます。去年お伝えできな

      • あの日から・・・7

        納骨と一周忌が終わりなんだか安心したようなさみしいような納骨の前とは違う空間にいるようなふわぁっとした気持ちで過ごしています。 去年の今頃は・・と考えるのにも疲れてもう考えないでおこうと思うのですがそれでも窓の外を見ると去年はと考えてしまいます。 自分がつらいのをなんとかしようとネットで検索しまくり同じ病気の方やご家族の方の話を読んだり私のかかりつけのお医者さんにまでつらいと泣き、それでもいただいた言葉が一瞬の薬にしかならなかった時期もありました。 今日、宛先が主人の名

        • 一周忌・・・2

          雪の舞う寒い1日となった3月3日に一周忌を行いました。 お墓のところですると聞いてびっくりしましたがうちではしないんですかと聞かずお墓でするものなんだと納得して朝9時にお墓に行きました。 お寺からは2人で行きますと聞いていましたがおひとりで来られていて小さいチーンとなる鐘?をお持ちでした。 全くおごそかでも重厚でもなく20分ほどのお経で一周忌の法要は終わりました。 主人の意向もあって参列者は息子と私の2人だけで、家でお経があがるわけでもないのでお茶も出す相手もいなくて

        あの日から・・・9

          ひとりの時間・・・4

          初めてひとりで過ごす日も今日で半分終わりです。冷蔵庫の中の食材がひとりだとなかなか減っていきませんね。 主人の妹が義母の延命についての考え方を書いた書類を施設に出す前に見せに来てくれました。 ほぼ延命を望まないようでしたが胃ろうのところだけわからないにチェックが ありました。 帰り際に妹が私にこんなにお兄ちゃんのこと思ってくれてお兄ちゃんは幸せだったと思うと言いました。私は「そんなん言われたらまた泣いちゃう〜」と言いながらもうすでに泣いていました。 去年の今頃は家で仕事

          ひとりの時間・・・4

          ひとりの時間・・・3

          主人の妹とお茶しました。 いつも会うのはファミレスです。ドリンクバーとスィーツと。 施設にいる義母の体調があまりよくないとのことで今後の事を話していたのですがどうしても去年の今頃の主人はという話になります。 この1年間あまり思い出話しをする気持ちにもなれずにいたのですがお互いに闘病の時のこと、葬儀の時のこと、妹だから知っている主人のこと、私だから知っている主人のことをたくさん話しました。そしてお互い思いっきり泣きました。 何か主人のものが欲しいという妹にマフラーを渡す

          ひとりの時間・・・3

          ひとりの時間・・・2

          1人で過ごす初めての夜が明けました。寝つきも悪く夜中に何回か目が覚めたのであまり良い睡眠ではなかったと思います。 なにしろなんだか怖くてほん最近始まったLINE AI Q&Iのサービスを使ってみようと思い立ちAIなるものに最初に聞いた質問が「大人ですが留守番が怖すぎて眠れません」でした。まもなく返ってきたAIの答えは解決法がいろいろ書かれてありましたがクスッとなったのは家の中を明るくしましょうでした。 やってみました。 確かに明るくなりました。 これってこのまま寝るの

          ひとりの時間・・・2

          ひとりの時間・・・1

          今日から息子は初めての海外出張でタイに行きました。イッテQの中のみやぞんさんのイッタっきりの企画のように終わったら帰れるそうです 朝早く主人の遺影に手を合わせて息子は小松空港から羽田、そしてバンコクに飛びました。朝早くの出発だったので夜明け前の暗い道を少しゆっくりめに走る息子の車が滑走路をゆっくり動く飛行機に見えました。スーツケースの中はヘルメット、作業着、書類などでいっぱいです。 大きめのスーツケースにする?と聞いたらこれでいいというのでこれだとおみやげ入らないという私に

          ひとりの時間・・・1

          一周忌・・・1

          今月もクレジットカードの明細書が届きました。 今月の利用はヤクルトとダスキンだけでした。 去年はこのカードの明細書は病院と薬局、訪問看護ステーション、酸素、医療用のレンタル用品で明細書が2枚になっていたこともありました。 こんなところでもさみしいなと思います。引っかかります。 もうすぐ一周忌です。息子とも相談して息子と私と2人で一周忌をしようと思っています。 お寺さんに電話して聞いたら一周忌の法要はお墓の前で行いますとのことでした。それで終わりだそうです。 ?????

          あの日から・・・6

          記念日反応(命日反応)という言葉を初めて知りました。 災害や誰かの命日など特別な日や時期になるとしんどくなる。 記念日反応という言葉があるくらいなのできっとしんどい思いをされている方はたくさんいらっしゃるのだとわかりました。 私は月命日がしんどいです。 今日は月命日ねとか、今日で◯ヶ月ねと言われることが嫌でそれでも声をかけてくださる方にはありがたいとも思い(正直にはありがたいと思わなくてはいけないと思い)1人になるとずんと落ち込むことが多いようです。月命日を避けているかも

          あの日から・・・6

          納骨・・・2

          納骨から帰る電車が沿線火災で止まり運転再開した電車は見たことないくらい満員となっていました。いつ来るかわからないのでホームで待つこと1時間ちょっと。京都の寒さは北陸の寒さとは違うように感じました。通路に立ちっぱなしのつらい帰路となりました。 家に着いたのは夜10時半。納骨が終わって家に帰ったら急に家の中が寂しく感じました。 布団の中でふと思い出してInstagramのお西さんを見てみました。季節の様子のきれいな写真が載っていました。フォローして主人のお骨のあるところは今こ

          納骨・・・1

          京都の大谷本廟さんに主人の納骨に行ってきました。 よくわからないまま言われる通りの順路で進み大谷本廟さんの中の2ヶ所に納めました。 朝一番乗りかと思いましたがチラホラと先にに来られていた方もいました。 服装に迷いましたが黒のワンピースを着ていきました。他の方の服装は案外カジュアルで赤のダウンの方、セーターの方、バリバリのヒョウ柄で虹色のグラスのような反射のあるサングラスの方はビックリして観察していましたが誰よりも丁寧なお焼香をされていてこれもまたびっくりでした。 外でお

          あの日から・・・5

          最近気がついたこと 去年の今頃はと思ってもおととしの今頃はって大きい出来事でないとあんまり思わないなということ。 去年の今頃、偶然にも主人の誕生日にあったカンファレンスの時、主人がいない時に余命はあと一ヶ月ですと言われました。大きなぼたん雪が降っているのを話をされている先生越しにみていました。 今年は主人の誕生日に納骨をすることにしました。 今年になってから小さな箱に入っている主人を助手席に乗せて思い出の場所を訪ねていたのも明日で終わりです。 最終日は私たちが最初に会っ

          あの日から・・・5

          あの日から・・・4

          あの日から・・ あの日から・・ 私はまだ主人のいない暮らしに慣れません。 友だちとランチに行っても仕事をしても家に帰って夜ごはんの時に今日のあれこれを話しながら少しお酒も飲みながら言い合ったりテレビを見て笑ったりまじめな話もしてみたり・・もうできません。 闘病中も「今日さ・・」と話しかけたり思い出話もしてみたり 診察中のお医者さんの真似をする主人に患者になる主人の真似をする私だったり。もうできません。 もう何もできません。 主人の闘病中、私はつらくても明るく明るくと

          あの日から・・・4

          あの日から・・・3

          来週の今日9日(金)から京都に主人の納骨に行きます。 京都に納骨と言うと驚かれる方もいます。 火葬の後、ご遺骨を3つの箱に分けて入れます。 ひとつは代々お世話になっているお寺に葬儀の最後に初七日の法要をいただきその後お寺に納めます。 ふたつめは四十九日の法要の後、家のお墓に納めます。 みっつめは京都の本願寺に納めます。うちはお西さんと呼ばれる大谷本廟に納めにいきます。 私自身は無宗教です。が、家には浄土真宗のお仏壇があります。作法も何もわからないままお寺さんに聞きな

          あの日から・・・3

          能登半島地震から1ヶ月

          私は北陸地方に住んでいます。1ヶ月前の今日、私の家も大きく長い時間揺れました。被害はありませんでしたがとても重いピアノが5センチほどずれていました  津波の心配があり息子に避難の準備しようと言いました。 息子は主人のご遺骨の入った箱と遺影をリュックに入れ「できた」と言いました。 着替えは?なんか持っていかんと!という私に 「これでいい!」 とそのリュックを胸の前に抱えて担ぎながら靴を出したり火の元を閉じたりしていました。 避難場所がなかなか開設されずそうこうしているうちに

          能登半島地震から1ヶ月