キャンディー

2023年3月大切な人が胆のうがんで亡くなりました。あのときのこと、いまのこと、思うこ…

キャンディー

2023年3月大切な人が胆のうがんで亡くなりました。あのときのこと、いまのこと、思うこといろいろここに書き留めておこうと思っています。

最近の記事

妹・がん・・・その4

6月末に骨髄腫の治療のために1ヶ月から1ヶ月半くらいのつもりで入院した妹はわずか2週間ほどで退院しました。 妹含め誰も詳しいことはわかりません。 背骨が折れているのは骨髄腫だからではなく骨粗鬆症からということがわかったからということまでは妹から聞きました。 だからと言って骨髄腫ではなくなったわけではなく骨髄腫の治療は継続です。 入院してから2回カンファレンスがありましたが退院の時はカンファレンスがありませんでした。みんながえ?退院?となっている中、妹は退院しました。 わ

    • 妹・がん・・・その3

      昨日、前回の投稿をしてすぐに妹からLINEがきました。 おねえちゃん、明日から入院やって。 といつもの感じのどこか他人事のような言い方です。  続けてきたLINEが あのね、本当は今日からだったらしいみたい(原文ままです) 病院が私に連絡したつもりがしてなくってさっき今日から入院なのになんで来ないの?って電話かかってきたの。 え?そんなことある? いつも私はこういう不意をつかれる状況になると自分の感情がわからなくなります。怒る?でもないし悲しむ?でもないしかといって

      • 妹・がん・・・その2

        以前からほぼほぼ毎朝妹からLINEがきます。決まって書き出しは おねえちゃん おはよ です。 そこから取り止めもないなんやかんやと話のタネを見つけて私に話しかけてきます。さすがに病気がわかった時は隠せない不安をぶつけてきましたが最近は退院したらランチに行こう、どこ行こう、何食べたい?、少し遠くのお店行こうか、おねえちゃん高速運転してね。 こんな感じです。 今から1ヶ月吐き気ありますよ。抜毛しますよ。きつい治療になりますよ。と言われる治療の後、行けるのかなと思いますが行きた

        • 妹・がん・・・その1

          主人ががんで亡くなってなんとかかんとかいろんな波にゆられ押し流され打ち上げられ漂いながら過ごした1年。 今度は妹が骨髄腫になりました。 主人の葬儀の日に妹は背骨が折れたの。コルセットしてるけどしたままだと洋服入らないから外してきたのと笑いながら言い、母からなんでそんな危ないことをするかと ものすごく怒られていましたが妹本人も母も私も骨粗鬆症なのねと思っていました。 それから1年の間、小さい体調不良が続くなぁとも思うこともありましたが一緒にランチしても私より食べるし、出か

        妹・がん・・・その4

          あの日から・・10

          あの日から・・主人が胆のうがんになって闘病の後旅立ってから1年がすぎました。 波が押し寄せるように悲しみが来ます。それでも少し片付けたり外に出るようになってきた今日この頃です。 昨日、私はそわそわ電話を待っていました。妹からの電話です。 遅くなってごめんねと言った後に妹は 「お姉ちゃん、やっぱり私骨髄腫だったわ」と言いました。 今度は妹が骨髄腫になりました。 主人の病気を言われた時と少し違う感覚でしたが主人の時と同じでやっぱり涙は出ませんでした。 妹の症状をあれこれ

          あの日から・・10

          あの日から・・・9

          明日は主人の命日です。去年の今頃はとまた考えてしまいます。 離れて暮らす友だちからお花が届きました。 もうすぐ一周忌ですね。 その言葉がうれしくて泣いちゃいました。 ありがとう。ありがとう。

          あの日から・・・9

          あの日から・・・8

          去年の今日、訪問のお医者さんからあと2、3日ですと言われました。 Amazon Photoからも去年の今日の写真が表示されます。 あれから1年を迎える日が近づいてきました。 仏間の掃除をしてお花を変えているときに主人の遺影を見ると笑っています。去年は笑ってなどいませんでした。 あれから1年ということで主人のお友達やお仕事先の方たちからお花が届くようになりました。覚えていてくださったんだなぁと。覚えていてくださったことに涙が出ます。ありがとうございます。去年お伝えできな

          あの日から・・・8

          あの日から・・・7

          納骨と一周忌が終わりなんだか安心したようなさみしいような納骨の前とは違う空間にいるようなふわぁっとした気持ちで過ごしています。 去年の今頃は・・と考えるのにも疲れてもう考えないでおこうと思うのですがそれでも窓の外を見ると去年はと考えてしまいます。 自分がつらいのをなんとかしようとネットで検索しまくり同じ病気の方やご家族の方の話を読んだり私のかかりつけのお医者さんにまでつらいと泣き、それでもいただいた言葉が一瞬の薬にしかならなかった時期もありました。 今日、宛先が主人の名

          あの日から・・・7

          一周忌・・・2

          雪の舞う寒い1日となった3月3日に一周忌を行いました。 お墓のところですると聞いてびっくりしましたがうちではしないんですかと聞かずお墓でするものなんだと納得して朝9時にお墓に行きました。 お寺からは2人で行きますと聞いていましたがおひとりで来られていて小さいチーンとなる鐘?をお持ちでした。 全くおごそかでも重厚でもなく20分ほどのお経で一周忌の法要は終わりました。 主人の意向もあって参列者は息子と私の2人だけで、家でお経があがるわけでもないのでお茶も出す相手もいなくて

          ひとりの時間・・・4

          初めてひとりで過ごす日も今日で半分終わりです。冷蔵庫の中の食材がひとりだとなかなか減っていきませんね。 主人の妹が義母の延命についての考え方を書いた書類を施設に出す前に見せに来てくれました。 ほぼ延命を望まないようでしたが胃ろうのところだけわからないにチェックが ありました。 帰り際に妹が私にこんなにお兄ちゃんのこと思ってくれてお兄ちゃんは幸せだったと思うと言いました。私は「そんなん言われたらまた泣いちゃう〜」と言いながらもうすでに泣いていました。 去年の今頃は家で仕事

          ひとりの時間・・・4

          ひとりの時間・・・3

          主人の妹とお茶しました。 いつも会うのはファミレスです。ドリンクバーとスィーツと。 施設にいる義母の体調があまりよくないとのことで今後の事を話していたのですがどうしても去年の今頃の主人はという話になります。 この1年間あまり思い出話しをする気持ちにもなれずにいたのですがお互いに闘病の時のこと、葬儀の時のこと、妹だから知っている主人のこと、私だから知っている主人のことをたくさん話しました。そしてお互い思いっきり泣きました。 何か主人のものが欲しいという妹にマフラーを渡す

          ひとりの時間・・・3

          ひとりの時間・・・2

          1人で過ごす初めての夜が明けました。寝つきも悪く夜中に何回か目が覚めたのであまり良い睡眠ではなかったと思います。 なにしろなんだか怖くてほん最近始まったLINE AI Q&Iのサービスを使ってみようと思い立ちAIなるものに最初に聞いた質問が「大人ですが留守番が怖すぎて眠れません」でした。まもなく返ってきたAIの答えは解決法がいろいろ書かれてありましたがクスッとなったのは家の中を明るくしましょうでした。 やってみました。 確かに明るくなりました。 これってこのまま寝るの

          ひとりの時間・・・2

          ひとりの時間・・・1

          今日から息子は初めての海外出張でタイに行きました。イッテQの中のみやぞんさんのイッタっきりの企画のように終わったら帰れるそうです 朝早く主人の遺影に手を合わせて息子は小松空港から羽田、そしてバンコクに飛びました。朝早くの出発だったので夜明け前の暗い道を少しゆっくりめに走る息子の車が滑走路をゆっくり動く飛行機に見えました。スーツケースの中はヘルメット、作業着、書類などでいっぱいです。 大きめのスーツケースにする?と聞いたらこれでいいというのでこれだとおみやげ入らないという私に

          ひとりの時間・・・1

          一周忌・・・1

          今月もクレジットカードの明細書が届きました。 今月の利用はヤクルトとダスキンだけでした。 去年はこのカードの明細書は病院と薬局、訪問看護ステーション、酸素、医療用のレンタル用品で明細書が2枚になっていたこともありました。 こんなところでもさみしいなと思います。引っかかります。 もうすぐ一周忌です。息子とも相談して息子と私と2人で一周忌をしようと思っています。 お寺さんに電話して聞いたら一周忌の法要はお墓の前で行いますとのことでした。それで終わりだそうです。 ?????

          あの日から・・・6

          記念日反応(命日反応)という言葉を初めて知りました。 災害や誰かの命日など特別な日や時期になるとしんどくなる。 記念日反応という言葉があるくらいなのできっとしんどい思いをされている方はたくさんいらっしゃるのだとわかりました。 私は月命日がしんどいです。 今日は月命日ねとか、今日で◯ヶ月ねと言われることが嫌でそれでも声をかけてくださる方にはありがたいとも思い(正直にはありがたいと思わなくてはいけないと思い)1人になるとずんと落ち込むことが多いようです。月命日を避けているかも

          あの日から・・・6

          納骨・・・2

          納骨から帰る電車が沿線火災で止まり運転再開した電車は見たことないくらい満員となっていました。いつ来るかわからないのでホームで待つこと1時間ちょっと。京都の寒さは北陸の寒さとは違うように感じました。通路に立ちっぱなしのつらい帰路となりました。 家に着いたのは夜10時半。納骨が終わって家に帰ったら急に家の中が寂しく感じました。 布団の中でふと思い出してInstagramのお西さんを見てみました。季節の様子のきれいな写真が載っていました。フォローして主人のお骨のあるところは今こ