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ゲームで味わう部活魂。私、この歳になって青春してます。

過去の部活歴


中学はバレーボール部の幽霊部員。

高校は帰宅部だった。


現在20代半ばの私には部活での思い出が全くと言っていいほどない。

中学の頃は部内でのいじめの連鎖があまりにも酷く、呆れて行くことをやめた。

多人数の女子が集まるとよく見られるあの現象。とっかえひっかえにターゲットを変えていじめを楽しむアレだ。

本当にくだらない現象がうちの部内でも頻繁に執り行われていた。(誰かこの現象に早く名前をつけて)


そもそも運動があまり好きでは無かったのに、部活動には強制的に加入しなくてはいけなくて渋々バレー部に入った。ド田舎なのでガチガチの運動部しか部活動がなかったのだ。本当なら弓道とか吹奏楽がやりたかったなぁ、、、


おかげで、みんなが味わうべき青春や、部活での熱い思い出を思春期の1ページに刻むことのないまま私は大人になってしまった。




子供の頃からゲームがスキ!


私の趣味。それはゲーム、、、


特に任天堂の出すタイトルが好きで64を初めて手にした頃からずっと任天堂のファンだ。

周りの女の子が誕生日にシルバニアファミリーやたまごっちを買ってもらう中、私は新しいゲームソフトをねだった。

貧乏だったので基本的にソフトは中古。一年にひとつしか買ってもらえなかったが、それで満足だった。



最近発売3周年を迎えたゲーム、【スプラトゥーン2】ももちろんプレイしている。



ゲームの内容自体はとてもシンプル。

イカやタコに扮したプレイヤーが様々なブキの中から好きなものを選び、インクを塗り合って戦うゲームだ。

4vs4でCPUはなし。画面の向こうにいるのは生身の人間。

友達や家族、ゲームを通じて知り合ったフレンドとチームを組んで対戦することもできる。


非常にシンプルなのだが、奥が深くてめちゃくちゃ面白い。

世界観も魅力的で、私が今までプレイしたゲームの中でも一番に沼要素があるゲームだと思う。

このゲームは他のゲームのようにレートではなく"ウデマエ"というランクで格付けがされる。

そのウデマエを上げるために皆必死に戦っているのだ。

長い期間やってる割には全く成長しないが、面白くてついつい時間を溶かしてしまう。




今でも人気が冷めないこのゲーム。

"甲子園"という名で、公式での全国大会が開かれていたり、非公式大会も頻繁に開かれている。


来たる8月9日。

私はこのゲームの非公式大会に出場することになった。


その名もPACAO CUP2だ。

主催のPACAOさんは、私の好きなロックバンドUNISON SQUARE GARDENのドラマーをしている。

彼もまたこのゲームの虜になり、数々の大会に出場しているようだ。

そんな彼が主催する大会、通称"PACAO杯"


実は6月に第一弾も開催されていてそちらにもひっそりと出場していた。

その時の結果は予選通過後、本戦一試合目で敗退。なかなか苦い結果になってしまった。


今回こそは…!とほぼほぼ前回と同じメンバーで大会にリベンジする運びとなった。



まさかこの歳で青春を味わうことになるとは。


大会で満足する結果を出すためには練習をしなくてはならない。

現実のスポーツとなんら変わりないのだ。

先ほども話した通りこのゲームにはCPUがいないので、対戦してくれる相手を自分たちで募集し、練習試合を行っている。

最初はなかなか上手くいかなかった連携も最近は目に見えて取れるようになり、練習の成果をひしひしと感じているところだ。

練習試合が終わった後は各自反省をし、それを次に活かせるようメンバーで意見を出し合っている。うちのメンバーはそれぞれ反省する点だけではなく、ここよかったよ!という点も必ず言ってくれるのでモチベーションの上昇に繋がっている。

調子が悪い時、メンバーからもらった嬉しい言葉たちをニマニマして眺めるのが最近の私の趣味だ。

ほらだって、なかなか人に褒められる機会ってないじゃない...?

ゲームでも褒められるのは嬉しいですよ!!!!


褒めてくれるのはチームメンバーだけではない。

練習試合の相手をしてくれた方達からも、有難いことに沢山の嬉しい言葉をかけて頂く。

そこからまた輪が広がり、多くのフレンドができるのだ。



学生時代、部活を通して他校の生徒と仲良くなっていた恋人が羨ましくて指を銜えて見ていた。そんな私が、あの時の恋人と同じ青春を20代中盤で味わっている!!このゲームはなんて最高なんだ!!!!




このゲームを始めて思ったことがある。

ごく稀に例外はあるかもしれないが、みんな真剣にゲームをしているのだと。

ずっと子供の頃から所謂”陰キャ”として生きてきた。もちろんそれは、ゲームが趣味だったことも関係している。

でもこの世界ではソレをバカにする人は一人もいない。


いつか冷める日が来るだろうということも分かっているし、やめなきゃいけなくなる時が来るかもしれない。

でも私は間違いなく今、ゲームを通して青春をしている。

学生時代に部活で味わえなかった青春。あの時私のことをバカにした多くの人間たちに言ってやりたい。

いくつになったって青春は取り戻せるんだ、と。


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もし、この文章を読んでいる方の中に私と同じように青春時代に熱い思い出がないという方。現在進行形で青春できてないな〜!と思っている学生さんが居れば心の片隅にそっと刻んでおいてほしい。


形は違えど何歳になったって青春はできるよ!

だからどうか、望みを捨てず強く生きてね。

あなたの未来がどうか、明るいものになりますように。


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