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良い医師の条件~患者の不満から考えてみる良い薬剤師~

良い医師の条件:
コミュニケーションをとってくれる医師

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おはようございます、はやとくです。

あなたにとっての良い医師の条件って何でしょうか?
診察が早い、診断が的確、手術がうまいなど、いろいろありますね。

ところで、普段薬の説明をしていると、結構な頻度で多くの患者さんから同じような不満を聞かせてもらいます。

「パソコンばっかり見て、話をしてくれない」
「血液検査の結果もらったけど、説明がなかった」
「この薬始めてから体調が悪いのに、そんなはずはないとの一点張り」

今回は「良い医師」についての薬剤師の視点から考えてみます。
特に今日から使える情報ではないですが、私の目標も絡めて記事にしました。

▶患者を通して見える医師の姿

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申し訳ないですが、多くの医師がこう思っているのではないでしょうか。

「検査して、薬を出して、良くなったらそれでOK。」
「画像も数値も悪くなっていないならコントロールできている。」

思っていなくても、実際の行動がそのように映って見えてしまいます。

私からすると「患者を診ずに疾患を診ている」から、医師と患者の思いがミスマッチしているのではないかと。
だから、先ほど書いたような患者の不満が出てくるのです。

医療は人と人が向き合うもの。
数値や画像だけを診て行うものではない
というのが私の考えです。

▶薬剤師も?

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でもこれって、医師だけの話ではないですね。

「待ち時間は長いのに薬は渡すだけ」
「忙しそうだから聞きたいこと聞けなかった」

私たち薬剤師も気を付けないといけません。

薬をチェックして、副作用が出ていないかチェックして、しっかり飲んでください、お大事に~。

忙しくなるとやってしまいがち。

自己嫌悪です。

▶まとめ

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患者にとっての医療は、当然、病気を治したり軽減してくれることを期待しています。私も当然、その目標に向けて治療を考えています。

私も薬剤師なりたての頃は、「医療人は治してなんぼ」「治さないと意味がない」と考えていました。

今の医療では完治させたり、現状維持が精いっぱいってこともたくさんあります。

でもそれだけじゃないんだと、日々感じています。

「話を聞いてもらえてよかった」
「そんなふうに考えると少し楽になれそう」

今では「あの薬のおかげで良くなった」よりも嬉しい言葉になっています。

できれば業務に縛られずに、患者の悩みや不安を話してもらえるようになりたいですね。

『相談できる薬剤師』

処方箋を持ってなくても、ちょっとした健康相談でも、気軽に相談してもらえる場所を作ることが今の目標です。

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