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お薬手帳で”話す”

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。

前回、お薬手帳がどんなふうに命を守ってくれるかまとめました。

お薬手帳の役割はすごく重要です。

災害時、緊急時はかなりの力を発揮してくれるお薬手帳ですが、日常でも、もっと活用できたら「持とう」と思えるかもしれません。

それに、シールを貼って確認するだけでは少し寂しいなと感じています。

そこで私が提案するのが、お薬手帳で”お話”しませんか?ということです。

▶コミュニケーションツールとしてのお薬手帳

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お薬手帳のメリットについては前回の記事で解説してきました。

災害時、緊急時はかなりの力を発揮してくれるお薬手帳ですが、日常でももっと活躍してくれると「持とう」と思えるかもしれません。

そんな方にオススメなのは、気になった症状の変化や、医師や薬剤師に聞きたいことをお薬手帳にメモをすることです。

特に診察時は緊張して言いたいこと聞きたいことが言えなかった、忘れてたという患者さんがたくさんいます。

メモを残すことで、患者さんからも私たち医療従事者からも見ることができます。そこから、相談がスムーズに始まることが多いです。

例えばお子様の体重なんかもメモしてるとかなり有用です。お薬の量を体重で計算することが多いので、適切な量を処方することができます。

全然関係ないことかもしれなくても大丈夫です。健康や治療、お薬のことで気になることがあればメモを残していきましょう。

▶まとめ

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医師になかなか相談できないって患者さん結構多いです。

理由はいろいろありますが、緊張するとか、医師という圧に負けちゃうとか、忙しそうだからとか。

それが続くと、ちゃんと診てもらっているのか不安になったり、説明が足りなくて不信感がでてきてしまって、治療に消極的になってしまいます。

受け皿という言い方があっているかわかりませんが、病院で埋められなかった穴を埋める役割が、薬剤師に求められている存在意義だと思ってます。

だから、私はお薬手帳を渡すときに「気になったことメモしてもいいですよ」「わからないこと困ったことを書いといて次回聞けるようにしましょう」「お薬余ってきたら数書いてみてください」と声掛けしています。

お薬手帳を単なる服用歴のデータで終わらせるのではなく、患者さんと私たち薬剤師のコミュニケーションツールの1つとして活用できれば、もっと治療に積極的になれそうですね。

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