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時差ボケから地球を肌で感じられたのです。

私は今回の渡航で、初めて時差ボケというものを体験した。

これまでに行ったことのある海外は、台湾・ベトナム・タイといった東南アジア諸国であって、時差はあっても2時間程度のものであったから、大した時差ボケになることは無かった。

しかし、今回は遥かアメリカのテキサス州ヒューストンへの出張とのことで、14時間の時差があったから、しっかりと時差ボケの洗練を受けることになった。

現地時間の深夜に到着してすぐホテルに向かい、一夜明けてしばらく行動してからわかったのは、やはり、日本が深夜の時間帯には体がだるく、日本が日中の時間帯には目が覚めてハッキリしてくる、ということだ。

その日の午後は、起きてはいられるものの、なんだか体がだるかったが、現地時間の21時を過ぎたあたりからは徐々に元気になってきて、活動的な感覚になるのである。

やはり人間の体は、単にその環境において太陽が出ているか出ていないかだけではなく、概ね24時間の体内時計に支配されているのだということを、初めて体感することができた。

また、この時差というのが、日本の人たちと仕事をするにも厄介だった。

その日中に処理しなければならない作業などについて、日本との時差を考えながら人に連絡したりメールのやり取りをしたりすることの面倒さを感じたのも、ある意味では新鮮だった。

このような、時差による感覚に思いを馳せると、「確かに地球は自転しているのだ」とか、「日本とヒューストンは本当にこれだけ離れているのだ」といったように、地球というものを自分の肌で感じることができたような気がして、ちょっと面白かった。

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