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コロナ禍でも自宅にいながら世界を旅する気分が味わえる素敵な本

新型コロナウイルスの影響で海外への旅が叶わず、ふとため息が漏れがちな昨今。

コロナ前は、毎年の海外旅行を楽しみにしていたので、今の状況が残念で仕方ありません(泣)

そんな、私のような海外旅行が大好きな人にぴったりな、自宅にいながら旅する気分を味わえる素敵な本をみつけました。

その本がこちら ↓↓↓

本の冒頭に

本書は、眺めているだけでワクワクする美しい写真と、誰かに語りかけたくなるような教養とともに、人間の文化的営みを伝える世界遺産を紹介しています。絵本のようにページをめくれば、世界遺産にまつわる世界遺産にまつわる驚きのストーリーが展開していき、いつもと少し違った旅の気分を味わうことができるでしょう。

と書いてあるとおり、眺めているだけでワクワクする写真が溢れています。でも、ただ単に世界遺産の綺麗な写真を眺められて素敵~♪というだけでなく、知識、教養も得られるというがこの本の最大のポイントだと思います。

そもそも「世界遺産」って何なのでしょう。この本によると

ひと言でいえば、未来へ受け継ぐべき人類共通の遺産のことです。長い歴史のなかで、私たち人類が創り上げたもの、あるいは自然が生み出したもの。その中で「顕著な普遍的価値」をもつ遺産を、国際的に協力しあって保護し、未来へ伝えていこうという考えに基づいて登録しています。

と書かれています。世界遺産は2020年4月時点で、1121件(内、日本は23件)が登録されているそうです。

そして、世界遺産は

・「文化遺産」ー歴史的価値のある遺跡や建物
・「自然遺産」ー特徴的な地形や美しい風景
・「複合遺産」ー文化と自然の両方をあわせもつもの

という3種類に分類。意外にも日本の富士山は「自然遺産」ではなく、「文化遺産」のほうに登録されているそうなんです。「えっ!?文化遺産」って思いますよね。でも理由があって、富士山信仰が育まれた霊峰であるということ、文化・芸術作品のモチーフになってきたことから、富士山は文化遺産の方に登録されたそうなんです。知らなかった!

この本は世界遺産を見て誰もが感じるちょっとした疑問…。 「ピサの斜塔はそのうち倒れてしまうの?」「ナスカの地上絵は誰に見せるために描かれたの?」「モアイ像は何を見ているの?」など、そんな世界遺産にまつわる素朴な疑問が答えとともに掲載されています。

その一つをご紹介。

本堂が断崖の上にせりだしていることで有名な京都の清水寺。「清水の舞台から飛び降りる」といえば、必死の覚悟をもって物事を実行することを表すことわざとしてよく使われますよね。なんと、約13メートルもあるこの清水の舞台から本当に飛び降りた人が235件もあるんだそう!

と言っても、江戸時代中期から幕末にかけての話ですが、当時は願掛けの意味もあったそうで、飛び降りた人の2割が命を落としてしまったというのは、なんだか悲しいお話ですね。

というように、この本は世界遺産に秘められた奥深いエピソードがショートストーリーで書かれています。

ガウディが手掛けたグエル公園や、急斜面にカラフルでかわいい家がそびえたつイタリア北部のリオマッジョーレなんて、ホント素敵。

手のひらの中でページをめくるたび、別の世界に連れて行ってもらうことができる素敵な本です。あー、コロナが落ち着いたら最初にどこへ旅行に行こうかな♪

ここまで、読んで頂いて本当にありがとうございました♡

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