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父親として,母親と子どもの孤立を防ぐ

孤立による不安を和らげる

父親の家事・育児参加が頻度が低いと,母親が子育てがつらく,イライラや落ち込みなどの否定的感情が強くなる傾向がみられます。
さらに,第1子で母親が孤独な子育てを経験すると,第2子を産むことにも消極的になるとも報告されています。

しかしながら,父親の中には不定期な就労時間や単身赴任などで,やむを得ず家事・育児に参加できない状況もあるかと思います。
この時に重要なのが,母親と子どもを孤立させないことです。

乳幼児は母親だけでなく複数の人への関心をもち,愛着関係を築けることが報告されています。
つまり,兄弟や祖父母,親戚,近所の人なども,子育てに関わってくれるような関係づくりをすることで,孤立を防ぐことができます。
そうすることで,母親の負担も軽減され,子どもも多くの人から愛情を受け取ることができます。

母親と子どもを守るために,周囲の人と良好な関係性を構築することも,父親としての役割りかと思います。

父親の育児参加による,子どもへのプラスの影響は下記の記事もご参照ください。

まとめ

  • 父親の家事・育児の参加頻度が低いと,母親の否定的感情が強まる。

  • 第1子で孤独な子育てを経験した母親は,第2子を産むことに消極的になる。

  • 乳幼児は,複数の人と愛着関係を構築できる。

  • 周囲の人と良好な関係性を構築するのも父親の役割り。

【参考文献】
・新しい時代の小児科:小児内科.2022.54(6)

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