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心理学コラム/苦手なことをやってみる
人は得意なものがあれば、苦手なものもあるでしょう。人との関係構築が得意な方もいれば苦手な方もいるはずです。文章を書くことが得意な人もいれば苦手な人もいます。私のようにネットフリックスを観るのが得意という珍しい能力を持っている人もいます。
高度成長期、産業が発展していく事態には、一人でなんでもできてしまうマルチな人間が重宝されました。時間と人手が限られる中で、マルチタスクな人がいればどんどんと色々
色の心理効果を応用/覚醒と睡眠をコントロールする
色の心理効果はたくさんありますが、ポーポーが実際に応用してみて効果が強くあったものを紹介したいと思います。
勉強や仕事でも現代は何かと時間に追われます。締切に追われて遅くまで勉強や資料作りなど作業をしなくてはいけないけれど、数時間でも寝るときはパッと寝て、ぐっすり眠ってさっと起きたいと思うシーンがあると思います。そんなときは「赤」のシャツを着て遅くまで、作業をします。できたら蛍光灯の下で、明るい
「魅惑の心理」マガジンvol.253(ニュースな心理学/2024年10月)
毎回好評を得ている、報道されるニュースを心理学で紐解いていくニュースな心理学のお時間です。心理学の視点で見ると、また社会の見え方が変わります。今回も心理学的に興味深いニュースがたくさんありました。もうワクワクしま、いや、そういうことを言うのは不謹慎です。きっと炎上します。でも、激しい感情が作り出す炎の赤の中に、人の思いを見るのです。
(目次)
・石破総理は言っていることと異なり、なぜすぐに解散し
「魅惑の心理」マガジンvol.252(願いが叶う人、叶わない人)
日本人はとても不思議な国民です。多くの人は信仰が深く根付いていないのに、願いがあるときだけ神社に行き、年始の初詣だけは行くという人が多くいます。「神様はいない(身近に感じない)と思うけど、初詣にはいく」という行動をとるわけで、冷静に考えると、誰もいないと思う場所に、お賽銭を箱に入れて、願いを呟きにいくという、謎の行動をとる人がたくさんいるわけです。日本人は損失回避性が強い国民で、いないと思うのだけ
もっとみる色でよみとく心理学セミナー(vol.1) セミナー動画
2024年9月21日(土)に開催しました書籍「色で読み解く心理学」と連動したセミナー動画です。
1回目の今回のテーマは
・好きな色と5つのカテゴリ
・心理イメージワード
23色の好きな色から導かれる性格傾向を5つのグループに分類し、大きな性格傾向やどんな相手と相性が良いかを考えていきます。また、好きな色から性格傾向を知る時に使える性格傾向を短い言葉にした心理イメージワードについての解説をしながら
「魅惑の心理」マガジンvol.251(2024年、人はどう変化しているのか)
人の性格や行動・思考パータンはゆっくりと変化を続けています。よく言われるのが「最近の若いものは」と表現される若い世代の変化です。時代の変化による行動・思考パターンは、若い世代から変化しているような文脈、それもネガティブな切り口で語られますが、ポーポーが調べる限り、若者だけでなく他の世代の人も変化をしており、見えやすいこと、分かりやすいこと、変化しやすいことに加え、固定観念からネガティブな引用をされ
もっとみる色でよみとく心理学セミナー(vol.1)
今回の課題「好きな色と5つのカテゴリ」と「心理イメージワード」
開催日 2024年9月21日(土)20:30開始
色とは果たして何なのか。多くの人が色はデザインのひとつ、嗜好品としての選択肢のひとつだと思っていると思います。実はそうではありません。確かに色はデザインを彩るもののひとつでもありますが、色は私たちの心の中を深く知るための道具、心を映す鏡でもあります。色の好みを知れば、その人の性格傾
2024色彩研究会夏の体験イベント報告
さてさてやってまいりました静岡。今年のポーポー色彩研究会の夏の体験イベントは「藍染め」です。昨年は顔料による水彩絵の具の制作体験をしましたが、今年はドドーンと「染料」の体験です。
↓昨年の体験動画17分もご覧いただけます。
えっ「顔料」と「染料」の違いが曖昧❓
それはいけません。「ご飯を食べに行きましょう」と誘ったら「大丈夫です」と言われたぐらい曖昧です。
予定がなくて、大丈夫行けますなのか、
色彩研究会のみなさまに書籍「色でよみとく心理学」に関するご連絡
ポーポー色彩研究会マガジンを定期購読していただいているみなさまにご連絡事項がいくつかございます。まずこちらにご応募いただいた方へ
想定よりも多くの方からお申し込みをいただいたことと、思ったよりも時間がかかっているため、送付が遅れております。申し訳ありませんが、もう少しお待ちください。
また研究員の皆様に感謝を込めて「色でよみとく心理学」のサイン本を10名の方にプレゼントいたします。ご希望の方は
「魅惑の心理」マガジンvol.250(顕在的自尊心と潜在的自尊心)
最近の人を見ていると自分の価値を低く見積もっている人が目立ちます。「私なんて、たいして価値がない」
「私にできるわけがない」
「○○さんがうらやましい」
こんな思考を持っている人が多いと思うのです。
自分には価値があると思う感覚、感情、これを「自尊感情」「自尊心」といいます。自分は何もしなくても価値があるという感覚・感情です。自己肯定感と同じように使われることもありますが、自己肯定感は何かをした
新刊「色でよみとく心理学」紹介ページ
色の好みから性格を見抜く「色でよみとく心理学」が9月19日に発売になります。本書を買おうとどうか悩んでいる方も多いと思いますが、本書を買うべきなのは明らか過ぎて、明らかな理由を忘れてしまいました。どうしても思い出せないので、裏山にカブトムシを捕まえに行く「華麗なる昆虫冒険日誌」を作ろうと思いましたが、気がつくと夏休みが終わっていたことと、自分はもう小学生ではないので夏休みの宿題をしなくて良いことと
もっとみる色でよみとく心理学セミナー前奏曲動画
2024年8月31日に実施しまたセミナー動画を色彩研究会マガジンの購読者の方に公開しています。セミナーでは9月19日発売の「色でよみとく心理学」と完成報告を兼ねて下記の4つの解説をしています。
前作との違いの比較や診断色、キャラクターについての説明をしております。特に今回は好きな色が2色ある場合、2色目に特別な意味があるということを解説しています。「まさかそんなことが、でも納得します」という好き
「魅惑の心理」マガジンvol.249(静かな退職が必然的に生まれる理由)
仕事に対して情熱を持つことが出来ず、仕事をするフリをして時間を潰す人が増えています。「静かな退職」と呼ばれるもので、最近、よく聞くようになりました。昭和の頃は、営業職の人が外回りに行ったことにして、営業車で昼寝をする光景などもよく見られました。裏通りの日影、人気休憩スポットは、営業車で渋滞することも珍しくありませんでした。車が多すぎて道路の両方に車を止めるので、そこを通過するのは車1台分のスペース
もっとみる「色でよみとく心理学」出版記念/個別性格分析
2024年9月19日発売の「色でよみとく心理学」の出版を記念して、日ごろお世話になっているみなさんと本の宣伝を兼ねて性格分析のサービスを実施したいと思います。X(旧ツイッター)ではフォロワーさんを対象に、何回か実施をしたいと考えています。研究会マガジンを購読の方は、X(旧ツイッター)に参加いただいても結構ですが、より詳しい内容と詳細を選択していただいて診断をさせていただきたいと思います。ご自分を知
もっとみる草間彌生「魂のおきどころ展」にみる色彩の世界
草間彌生(くさまやよい)さん、名前は聞いたことがなくても、黄色いかぼちゃに黒水玉のオブジェは、見たことがある人も多いと思います。直島や福岡市美術館にあるものが有名でしょうか。
草間さんの作品は何しろ色鮮やかで、不思議な形をしています。水玉模様など同じものを繰り返して使うことも特徴です。日本だけでなく世界での評価も高く、現代美術を語る上で欠かせない存在です。前衛アートの代表作家である岡本太郎さんの
色の好みと性格の関係、その研究の歴史
人は性格に興味を持ちます。自分の性格だけでなく、他人の性格の見えないところがどうなっているのかと気になるものです。人が性格に興味を持つことは本質的に、社会的動物として他人がいるからだと考えられます。もし、地球に自分しかいなかったら、自分の性格など考えることもないでしょう。他人がいて、自分はどうあるべきなのか、他人はどんな性格で自分に危害を加えるのか加えないのか、そんなことを無意識に考えているのかも
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