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「魅惑の心理」マガジンvol.253(ニュースな心理学/2024年10月)

毎回好評を得ている、報道されるニュースを心理学で紐解いていくニュースな心理学のお時間です。心理学の視点で見ると、また社会の見え方が変わります。今回も心理学的に興味深いニュースがたくさんありました。もうワクワクしま、いや、そういうことを言うのは不謹慎です。きっと炎上します。でも、激しい感情が作り出す炎の赤の中に、人の思いを見るのです。

(目次)
・石破総理は言っていることと異なり、なぜすぐに解散したのか。そこから見える彼のギャップ性格
・「デモ参加者に1万円」現場ではデマだと告知されたのになぜ、多くの人がデモを続けたのか
・ミャクミャクが海外で酷評なわけ
・給食からモヤシが消えた、なぜモヤシは値段が上がらない
・スキマバイトが蔓延する未来
・女子競輪選手の被害訴えにみる業界の闇

・石破総理は言っていることと異なり、なぜすぐに解散したのか。そこから見える彼のギャップ性格

石破総理は以前はたとえ自民党であったとしても、国民視点から正論を通して自民党に苦言を言ってきたり、親しみやすい会話、国民視点での話が多かったのですが、総理になった瞬間、まるで自民党側の利点を優先した視点で「解散」となったことに違和感を抱く人も多いと思います。石破総理は総裁選で、「国会論戦を通じてから衆院を解散する」という考えを示してきただけに、批判が相次ぎました。

石破総理は政治系の取材だけでなく、バラエティに出演したり、真摯に真面目に話をする姿勢はとても評価すべきですが、基本的に「国民視点」ではなく、「国民の人気を得たい」という思いを強く見ていました。候補者のときに「すぐに解散はしないで野党の意見も聞く」という調和型の話だったのに、総理になった瞬間、「解散」となったことは「やっぱりね」としか思いませんでした。

石破総理の性格を見ると

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