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誰でもできる「科学的思考」

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震災や感染症などで不安や混乱が取り巻く社会に決まって広がる似非科学、デマ。 SNSが発達した今、あなた自身がデマ拡散に加担しているのかも。 これは、ニセ情報に騙されないハウツーを…
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#UFO

「信じたい」が出発点、の危険性

「信じたい」が出発点、の危険性

子供の頃、祖父母の家に遊びに行って夜寝ていると、真っ暗な部屋の中で何かが光っていました。

いや、別に怪奇話などではなく、外から入ってきたわずかな光が、部屋の中の何かに反射してるんですね。

その光る点をずっと見ていると、なぜか動いているように見える。

これも別に、なにか超常現象的なことではなく、部屋の中の棚にある何かの反射だとは分かっていて、静止しているはずなのだけど、それがどうしても細

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科学は子供の夢の敵なのか?

科学は子供の夢の敵なのか?

その昔、私が学生の頃、早稲田大学・大槻義彦教授のミステリーサークル調査団に加わって渡英したことは、拙ブログでも触れました(「『超常現象体験談』はただのエンタメ:真に受けず、深入りもせず」。

そのころはミステリーサークル(麦が倒れ、麦畑に円形を主体とした幾何学的パターンができる現象)が一種のブームで、UFOの着陸跡だなどと主張する者も。

で、そういったUFO論を後押しする形で当時のTV番組が、

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科学研究、その立証責任とは?

科学研究、その立証責任とは?

占星術、心霊現象、UFO、クリプトジオロジー、古代宇宙人説といった疑似科学の信奉者は、何を根拠にそれを信じ、またその実在の証拠として何を挙げているか?

それは、写真、映像、目撃証言など多岐にわたります。

例えば、UFO信奉者は、空に浮かぶ未確認の飛行物体の写真を証拠として挙げるでしょう。

この場合彼らの主張はUFOが、本来の単なる「未確認飛行物体」という意味を越え、宇宙人の乗り物としての意味

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ベルギーUFOウェーブの顛末

ベルギーUFOウェーブの顛末

1989年11月29日、ベルギーの国境警備所にいた憲兵隊員が「三つの異常によく光るライトを持ち、非常に低空で飛んでいる物体」を目撃した、と報告。

1990年3月にはベルギー空軍のレーダーに捕捉され、戦闘機出撃騒動にまで発展(発見には至らず)、同年4月には有名な、あの三角形の鮮明な飛行物体像を映した写真も撮られ、社会現象がピークに。

以後1992年まで断続的に目撃情報が報告された一連のUFO騒動

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ミステリーサークルはUFOの仕業、のその後

ミステリーサークルはUFOの仕業、のその後

あちこちでしゃべっているのでご存じの方もいるでしょうが

私は大学3年生の時にミステリーサークル調査団に加わり

大槻教授と一緒にイギリスに3週間の調査旅行に行ったことがあります。

ミステリーサークルってあの、麦畑の麦が円形に倒れてできるやつね。

その形状は年を追うごとに複雑化というか、

「芸術性」を高めていった。

そういう所にも人為性を感じざるを得ないわけで、

実際後年になってイギリス

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生き抜く上でクリティカルシンキングが不可欠な理由

生き抜く上でクリティカルシンキングが不可欠な理由

福岡の八女にある
地域密着型天文台・「星の文化館天文台」

プラネタリウムは当たり前
なんと宿泊もできちゃう!

「星と泊まれる天文台」というキャッチも
なかなか粋じゃないですか(笑)

ツーリングで行ってみたいけど、
九州はちと遠いなぁ

まぁ機会があれば絶対行くので、待っておれよ

‥ということで、
この天文台が2019年5月13日につぶやいたツイート

「空に浮かぶ怪しい光の正体は?」

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