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#戦争研究所
【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1830 ET 27.12.2023 “ウクライナ南部戦況、ウクライナ軍の課題、カホウカ・ダム破壊が及ぼした影響”
本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年12月27日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。
ザポリージャ州西部でのロシア軍攻撃報告書からの引用(英文)
日本語訳
最近、ロシア軍がザポリージャ州西部で前進し、ウクライナ軍が2023年夏季反攻で制圧した陣地をいくつか取り戻したことが報じられている。これはウクライナ軍が冬季により防御に適したロボ
【内容紹介】なぜロシアを勝たせてはいけないのか(23.12.22付ISW報告“The High Price of Losing Ukraine: Part 2”の紹介)
先日、「ロシアがウクライナに勝利する世界がどのような軍事的影響を米国に及ぼすのか」をテーマとした報告書を戦争研究所(ISW)が発表しましたが、その第二弾として、ロシアの勝利が米国の戦略的環境に与える影響を分析した報告書(上記リンク)が公開されています。
ISWのナタリア・ブガヨワ氏の報告書「ウクライナを失った際の高い代償:パート2ー軍事的脅威とそれ以外の脅威」は、その冒頭で「ウクライナにおける戦
【抄訳】ロシアを勝たせてしまうことが、米国にもたらすコスト(2023.12.14付ISW報告書“The High Price of Losing Ukraine”より)
はじめに上記リンクは、「ウクライナ敗北に伴う高い代償:ロシアの勝利がもたらす軍事・戦略的かつ財政的帰結」(“The High Price of Losing Ukraine: Military-Strategic and Financial Implications of Russian Victory”)というタイトルの戦争研究所の報告書になります。
西側諸国、とりわけ米国のウクライナ支援に揺
【内容紹介】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 2045 ET 13.12.2023 “ロシア当局者の発言とロシアの戦争目標”
ここ最近のロシア政府当局者によるウクライナにおけるロシアの戦争目標に関する発言から、ロシアが開戦時に示した最大限の目標を捨て去っていないことが分かると、戦争研究所(ISW)は2023年12月13日付報告で指摘しています。それどころか、「最大限」とされるもの以上の目標を示唆しているロシア高官もいます。
ロシア連邦安全保障会議副議長ドミトリー・メドヴェージェフは、ウクライナのゼレンシキー大統領と米国
【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1800 ET 27.11.2023 “11月27日付報告の要点”
本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年11月27日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。
要点(Takeaways)報告書原文の一部引用(英文)
日本語訳
黒海及びウクライナ南部でのサイクロンによって、ロシア南部の沿岸地域と同国占領下ウクライナ領の多くの地域において、インフラ施設への被害が発生した。また、サイクロンはウクライナ戦線の軍事