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2023年6月の記事一覧
【Twitterスレッド和訳】 ロシア軍の地雷について(@Tatarigami_UA氏)
我が軍[*注: ウクライナ軍]が反転攻勢を行うなか、地雷の存在が大きな問題になっている。数カ月前に私がはっきりと示したように、敵の航空機、対戦車兵器、そして砲兵による火力の脅威に常にさらされるなか、地雷の問題を効果的に処理するのは難しい。
現在の状況に関する私の知識によると、ロシア軍は広大な範囲での地雷敷設を続けており、それは数十、数百平方kmにも及ぶ。この問題の規模を考えと、地雷除去導爆索(M
【記事紹介】“ウクライナ反攻開始: レオパルドは解き放たれるのか?”(Ukraine’s Counteroffensive Begins: Shall the Leopards Break Free?,by Jack Watling, RUSI, 14.06.2023)
ウクライナ軍の反攻が始まった。同軍は戦線の第一線を突破しているが、ロシア軍主防衛線には至っていない。そして、ウクライナ軍第一波部隊が突破のための条件をつくろうとするなか、キーウはその主戦力を保持している。
接触線にあるロシア軍防御陣地と異なり、ウクライナ軍の現展開地から15〜20km先にあるロシア軍主防衛線は頑強にできている。さらにその背後には後退用陣地も存在する。
戦いは今後厳しさを増してく
【記事紹介】“ドイツ人パイロットは中国にただNATO戦術を手渡しただけだったのか?”(Did German Pilots Just Pass NATO’s Tactics to China?, by Franz-Stefan Gady, FP, 07.06.2023)
先日、シュピーゲルの報道で、元ドイツ空軍パイロットが過去10年以上、中国人民解放軍空軍(PLAAF)の訓練に関わっていたことが報じられました。
この例のように、西側諸国軍に所属していたパイロットがPLAAFに手を貸すことのリスクを、IISSのガディ氏が論じています。
ドイツ人パイロット(その他、元英空軍・元米海兵隊のパイロットの例もある)がPLAAFに教えたであろう内容には、
SEAD(敵防
【抄訳】“ウクライナにおけるロシアの無人兵器システムの使用” (Russia’s Use of Uncrewed Systems in Ukraine, Jeffrey A. Edmonds & Samuel Bendett, CNA, May 2023)
ロシア軍事ドクトリンに沿って、ロシア軍は無人航空機(UAV)を、ウクライナにおける“情報・監視・偵察(ISR)”任務で広範に用いてきた。これによって、砲撃・対砲兵・精密攻撃ミッションで、ロシア軍は重要な任を果たすことができている。
ロシア軍の攻撃目標設定手順における多くの場面で、ISR用ドローンが中心的な役割を担っているにも関わらず、ロシア軍の対応速度は遅く、それが移動目標との交戦を困難にしてい