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覚悟は無理にするものではなく、納得することをあきらめることです。今日の写真は龍神温泉喜楽里

覚悟とは悪い事態を想定してもそれに立ち向かう気持ちを持つ事です。
逆にいうと、悪い事態を想定しなければ覚悟はいらないのです。

深く考えずに生きている人は最悪の事態に遭遇しても覚悟ができていないから他人のせいにして責任逃れをするのです。深く考えて覚悟ができない人は物事を行わず他人に任すのです。

つまり覚悟とは深く考えて自分が責任を負うつもりで物事を行うことです。

深く考えるには経験が必要です。責任者が未経験であれば経験の代わりに学ぶ必要があるのですが、経験も学ぶ事もせずに責任者となっている人が沢山いるのです。

管理者、権力者、監督者は、責任者でもあるのです。

その責任者とは、どのような事に責任を持つのでしょうか?
想定できる最悪の事態に対処することです。考えすぎることは無いのです。
深く考えずに名ばかりの班長、係長、課長、部長、社長、会長では組織は危機管理ができていないのです。

想定外、例外、最悪の事態が起こることは無いと決めてかかると楽ですが、誰が責任を負う事になるのでしょうか?他人のせいにするのは無責任で覚悟ができていないと言えるのです。

想定外のこと、例外、最悪の事態の責任は自分で取るしか無いのです。
その責任の取り方は「己の死」となるのです。病気になる。怪我をする。事故に遭う。想定外にしてしまっていたら自己責任として「己の死」として受け入れる覚悟ができているのでしょうか?

生まれてきて死ぬまでが、「己の人生」です。「己の人生」は「生きる覚悟」をすることです。「生きる覚悟」とは「最悪の事態を想定してその対処法をあらかじめ準備することです。つまり「生きる責任」を持つことです。

想定外の事態には「己の死」を持って責任を負う事になるのです。
そして、最悪の事態の対処方法が「己の死」ではいけないのです。
なぜなら「己の死」は「生きる責任」を果たしていないからです。

不老不死とは想定外をなくす事です。

肉体が衰える原因がわかればそれに対処すれば衰えることがなくなり、死の原因を突き詰めてそれに対処できれば不老不死になるのです。まだ人類は原因となるものを全て知っているわけでも無く対処の仕方も知らないのです。

そして想定できていない想定外が沢山あるのです。

肉体が滅んでも知識を残す事は出来ます。心はどうでしょうか?
引き継げるのは伝わってきた知識です。そして肉体のDNAです。
心を引き継ぐ方法は感動させる事です。感動は気づく事です。

気づかせる事で伝わるのです。心は気づく事です。感じる事です。

助け合って、幸せを分かち合って、協力することで生きているのです。
人は一人では生きていけないのです。誰の世話にもならず、誰の邪魔もしないからひとりで静かに暮らしていきたいと思うのは辛い事です。同じ思いの人だけで暮らして他の人とは繋がりを断ちたいと思うと争いになるのです。

最悪の事態を想定する事は困難を作る事です。ですから人生は困難の連続です。その困難の対処を事前に準備するのが生きる事だと思えば良いのです。

想定外の対処は「己の死」になります。ですから「己の死」までの困難は想定できて対処できるのです。

#たぬきのポッさん #エッセイ #スキしてみて

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