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滅し合う愛の塊

涙を拭いて
宝石の散らばる
雲に
身を寄せて
私達の希望と
一つに
雨を降らし
私が私に為ろう

貴方の言葉に
涙が奮えながら
貴方と共に歩む
必然性を知る
貴方は
私が居ないと
生きていけないから
私に主体を
壊されたくない
貴方は
本当は
知っている
私が居ることで
貴方の瞳孔に
黒い雨が降る事を

貴方は
私を
大事にしようとする
だけど
結局は
自分の主体の至らなさに
激怒する
自分が
頑張ってきた分を
私に還して欲しい
貴方の涙が
無駄に為らないように
自分の主体が
上手く
貫けるために
だから私が居なきゃ
生きていけないのに
意地を張って
自分を押し通そうとする
私も
貴方が必要なのを
知っている
だから
二人は
一日中
二人の性を
見つめ合う
運命の
岐路に
立たされているのだ

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