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こころ力

タイトル、
”心力”としようか、
”ココロ力”としようか、少し迷いましたが、
丸いフォルムがかわいいので、ひらがなを使った
”こころ力”を採用しました。
読み方は”こころりょく”とします。

これは、身体的なパワーを”体力”と言うのに対し、
精神的なパワーに”こころ力”と名付けたものです。

「今年も暑い夏になりそうだ、体力つけなきゃ」なんて
スクワットしたり、意識して階段を使ったりしますよね。
体力への意識はかなり定着しているのに、
こころ力を意識する人は未だ少ないように思います。

こころって、
寂しいとか楽しいとか、哀しい、悔しい、美味しい、行きたい、好きなど色々な思いを出現させますよね。
その度に、何かを連想させ、イメージを創ります。
それらの処理速度はとても速く、
一つの事柄から次々と数珠繋がりに深くイメージが加速することもあれば、
どんどん横に広がることもあります。
イメージが膨張しすぎて、考えるだけで疲れることもありますよね。
同じ事柄が起きても、その時のコンディションによって後への影響は様々。

脳死状態でなければ生きている限り
ずっとこころと付き合わなければならないのだろうと、思います。

だから”こころ力”のトレーニングにもっと注目してほしい!

少し前にアンガーマネジメントが流行りました。
あれも、こころ力のトレーニングですよね。
(余談ですが、私は、喜怒哀楽はあった方が人間らしいし、
それで成り立つ世の中の方が高度だと思いますが、
今の時代を生きる、ビジネス的な思考では、職場でも家庭でもアンガーマネジメントが流行るのだろうな、と思っていました。)

さて、
私の体験からおすすめする”こころ力トレーニング”は「瞑想」。
瞑想のやり方は目的に応じて様々ありますが、
まずは、動き回るこころを落ち着かせる瞑想がおすすめです。

やり方は簡単。
座禅を組んだり、静かな場所で環境を整えてできればスッキリ感は上がりますが、日々の生活に取り入れるのは難しい、という方もいるでしょう。
でも大丈夫。
例えば、電車の中や、歩行中、食事中などいつでもできます。
ポイントは、外からの音などの刺激を無視し、
自分を感じる事。電車の中で立っている、座っている自分の姿勢、
歩いているなら、かかとが地面についた感覚、つま先が地面を蹴る感覚、肩や頭の位置、腰の高さ、食事中なら、箸を持つ感覚、食材を掴む感覚、色や香り、温度、食感の変化、次第に消化器深くに届く感覚を観察するのです。
呼吸の音、呼吸の流れ、自らの感覚にフォーカスし、味わうのです。
歩行中は危険ですが、できれば目を閉じたほうが集中できます。
こんな瞑想なら、誰でも、どこでもできますから、取り入れてみてください。時間は5分から、と言いたいところですが、こだわると続かなくなりがちですので1分でもOK、習慣化できることを優先してみてくださいね。
(ただし、スッキリ感が得られない、気持ちが良くない場合は中止して下さい。)

外出先から冷蔵庫の中身がわかったりする夢みたいなテクノロジーの時代に夢みたいな話ですが、
きっと瞑想を教育に取り入れれば
アンガーマネジメントなど必要のない世の中になるのだろうと私は思っています。

私、スピリチャルなことは詳しくありませんが
人柄をオーラというか波動みたいなもので感じることがあります。
この人素敵だな、と思う人は
怒ったり、ひがんだり、悪口を言ったり、怖がったりしていません。
色眼鏡やフィルターを通して物事を見ていません。
まっすぐ見て、受け入れる。
そうすることで、この先のこころを軽くしている、
こころを労り、
ゆったりとこころに余白を持っているように感じます。

人生100年だったとしたら、
病気になったり、別れがあったり、
こころに衝撃を与える出来事は1度や2度ではないでしょう。
この先、体力が落ちても、こころ力を鍛えていれば、
出会う物事への受け止め方が楽になると思います。
必ず迎える死までの時間は、できるだけ気持ち良い時間にしたいものです。

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