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受け身でいること

 皆さんこんばんは。
先日投稿いたしました「再始動の一歩」多くの方々にご覧頂きました。誠にありがとうございます。

 転職活動が終了して以降、気持ちの浮き沈みなど変化はまだありますが、以前よりは心にゆとりを持ちながら少しずつ気力体力を戻している。そんな最中であります。
 そこで今回は、もう少し続く予定の休職期間中、現在の心境と最近行ってみたこと2つ、について書いていきたいと思います。

■気持ちの沈みを薄めたくて動いてみたこと

 先日とある企業様より内定を頂き、喜びを噛みしめつつ過ごしておりましたが、その後数日気持ちがなんとなく不安で沈んだ時期が続いておりました。

・漠然とした将来の不安なのか。
・新しい職場での人間関係への不安なのか。
・貯金を取崩して生活している経済面への不安なのか。
・数か月休んでいて、仕事をしてない自分への不安なのか。
・仕事せず、外で活動していない自分の行動力への不安なのか

 記載した主な不安はすべて自分自身の気持ちの沈みへ繋がっていているのです。考えてしまうと、なかなか体まで思うように動かなくなってしまいました。
 体が動かなくなると、炊事や洗濯やペットの世話(※私はウサギを2匹飼っています)など、普段やるべきことがますます億劫になります。
 なんとか、ここ数日でこの状態は脱しておりますが、一度”気分転換”に何か”気軽で楽”に出来ることはないかなぁ?と考えていました。

そこで考えたのは、
受け身で出来る事
②今しかできないこと

この2点です。
「①受け身で出来る事」は話や音楽を聞く(聴く)、作られたものを観る(見る)ということです。自分から発信しない、作らない。
 自分から話したり、何かを作ったり発信することは、なかなかエネルギーが要ります。ただ、受け身で出来る事であれば、外へ出るハードルは低くできるのでは?と考えました。
 そして、「②今しかできないこと」は、働いた時に休日の都合や場所の都合で出来なくなるかもしれないことをやる。ということです。
 今後働き始めたら、平日はどうしても仕事に行かなくてはならず、東京から仮に離れてしまえば、場所の都合で出来ることも限られるかもしれません。今の環境を大切にしたいという想いです。
 そうしたことを考え、最近行ったことは以下の2つです。

■株主総会に出席してみた

 まず思い浮かんだのは、「株主総会に出席する事」
 もともと、東京に本社を置く会社の株を少ない株数ながら、いくつかの銘柄を保有していることから、「いつか出席して議決権を行使してみたい。」と思い出席。
 また、これまで経理職として働いているため、株主総会はあくまで運営スタッフ側にで参加する事が多く、現場の株主目線でどのように運営されるのか興味もありました。
 参加した各社とも都内のホテルを会場としており、
・株主向けの企業PR・事業の説明
 ・総会運営
 ・社長含めた役員による株主との質疑応答

上記3点を中心に拝見・拝聴しながら数社ほど参加させて頂きました。

その中で気づいた点
・BtoCの会社は、株主に対する対応がものすごく丁寧(質疑応答への対 応、企業PRなど。日頃の従業員の方々への教育の賜物だと思いました)
 ・業績の実績や見通しが赤字の企業・無配の企業の株主総会は、株主からの質問がかなり辛辣。(ここに記載できない位の内容の発言もありました。)
・初めて動議を目の当たりにできた。(配当と人事に関する動議→否決。「物言う株主」が増えていると言いますが、株主側も財務や業界の状況について最低限の知識を持つべきだと感じました。)

 私がこれまでスタッフとして参加していた総会は、ほぼ「シャンシャン(今もこんな言い方をするのだろうか?)」だいたい30分弱では終了していたので、新鮮な経験でした。
 同時に自分がIR担当者となったらどのように対応できるだろうかとも、考える機会を持つことが出来ました。

■最高裁判所で裁判を傍聴してみた

 続いて浮かんだのは、「裁判の傍聴」
最近、noteで色んな方々の記事を閲覧していたところ、裁判の傍聴が意外と気軽に出来るという記事を見つけました。加えて最高裁判所は東京にしかなく、東京でしか出来ない経験と考えて傍聴することに。
※以下、完全に備忘録です(^^;)

 早速、最高裁のホームページで傍聴できる裁判を見つけ、行ってみることにしました。
 入り口が少しわかりづらかったですが、最高裁判所にある郵便局の近くで傍聴者の列を見つけ、守衛さんからバッジを貰い整列。
 並んでいる方々は、年齢層も性別もさまざまでした。

 15:00から判決の読み上げとのことですが、どの時間に行けばよいか全く見当もつかなかったため、ひとまず13:45くらいに傍聴口に整列。
 曇りでしたが、夏が近づいているせいでムシムシして暑かったです。
(水分はしっかり持って行くべきだと思ったのと、並んでいる間に暇を潰せるものを用意すべきだと思いました。特にスマホの充電は必須ですネ…)

 14:30頃、40分ほど並んだ後所内へ案内。まずは所内のロッカーへ。
持ち込めるものは、筆記用具(ノート類含む)と貴重品のみ。
それ以外は、スマホ(電源オフにして)も含めて、ロッカーへ預けなければなりません。その後、金属探知機による持ち物検査。
 検査後は、大広間のような待機場所(大理石で出来ていてなんだか厳か…)で椅子に腰掛けて待機。
 そして、今回の訴訟の要旨と原判決(高裁での判決内容)について書かれたA4ワンペーパーが自由に配布されてました。(最高裁のホームページに同じ内容のPDFが掲載されてます)
 大体14:45くらいに法廷(今回は第1小法廷でした)へ案内され、裁判所の職員の方から注意事項の説明(静かに傍聴すること、裁判官の入場退場時には起立してお辞儀するのが慣例であること)を受けました。

そして、15:00ピタリに裁判官5名が入場し開始。
 出席者の(被告人、弁護人、代理人など)出席を確認後、裁判官による主文と要旨の読み上げ→そのまま閉廷
ものの3分位でした。はっ、早い…
 私の法廷デビューはものの3分でした。

今回は判決の読み上げのみでしたが、機会があれば口頭弁論なども聞いてみたいと思いました。経験できない世界観が詰まった場所でしたので、思い付きで行ってみて本当によかったです。

■受け身でいても学びになる

 株主総会への出席と最高裁判所の裁判傍聴。
 どちらも、人の話を聞いて、場所の雰囲気を感じて、結果を見るという経験でした。
 その経験の後に感じたのは、「受け身でいても学びになる」こと。
 何かを発信したり作り出すことは大変なことで、"産みの苦しみ"なんて言葉もあるくらいです。その過程での学びは限りなく大きいです。
 一方、誰かが興したもの(作品でも会議体でも形は問わないと思います)は、事前の準備や高度な知識が結集されていて、その場所で同じ経験をすることが自分自身にとっての学びになることを実感出来ました。

 今回の気持ちの沈みの原因は「行動して成果を出してない事への焦り」が、一番近かったのかなと感じています。
 仕事で得るような、目に見える形での成果や達成感に拘っていました。

しかしながら、前述のとおり、気持ちの影響で体が思うように動かなくなると、日常生活色々億劫になってしまうのも事実です。そういう時は自分から何か行おうとせず、「受け身」でいればよいと思いました。
 その考え方の上で行動できるのであれば、まずは「受け身」で動いてみる。それでも動けなければ、まだ「休み」時。
無理せずに自分をコントロールしながら、今後とも学びを経験に繋げていければ嬉しいです。

最後に余談ですが、次は生産機械のメーカーの工場見学をしてみたいと思い、現在探しています。

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