せいくらべ。

ボクたちは

むかしむかし
おじいちゃまたちが
まだ子供だった頃残した

柱についた
せいくらべの傷に

はしゃぎながら
挑んでく

まだ届かない
おじいちゃまの背丈

人生も
きっと同じ

誰もが子供だった
オトナは子供の頃を
忘れちゃいない

ただ
目の前の時代を
生き抜くために
必死にせいくらべ

むかしむかしの
オトナたちを越えようと
ムリを承知で挑んでる

未来はそうして
創られる
日々の皆の挑戦が
何度も繰り返される
悲劇、悲しみ苦しみ
多くの大切な
時間のりこえて

ひとと比べて
悩むキミ

憧れのひとは
素敵な表現力

自分自身は
駄作ばかり

作品は応募はしても
一切世に出ず
成果が無い

それでも
必死に日々を積み重ね
地道に努力してる
キミこそが

未来の偉大な
芸術家だ

後世に残る
クリエイターになる

自分の大切な時間を
費やして
ひとのために
誰かのために

丁寧に作品を
誰かのキモチの代弁を
笑顔にさせたくて
勇気を与えたくて
励ましたくて
一緒に悲しみを
乗り越えたくて
仕上げてく

ひとのために
行動する
その姿は神か仏か

いまは未だ
キミの才能に
気づけなくても

ホンモノは
必ず輝き続け
未来に届く

キミの努力は
ムダではない

過ぎてしまえば
今は昔

「今」など一瞬
未来永劫
キミの努力は
誇り高く輝く

だからこそ
ボクは敬う大尊敬だ

ひとの笑顔のために
ひとに伝えるための
作品を仕上げてゆく

人につくす
キミの献身は

この宇宙の全てより
貴重で崇高だ

キミとせいくらべ
憧れのキミに
近づけるように