下手くそだな
コロナも私の日常3-72
72日目 5月1日(土)
たまにはタイトルを変えてみる。飽き性だからだ。
気がつけば日付は5月になっていて、昼間は半袖でもいいくらい暖かい。今は一瞬で終わるし1ヶ月は秒だ。人生という限りのある時間を私は死ぬ気で生きれているだろうか。はい、と答えられたらその時は死ぬ時だと思う。
下手くそだな、と思うことがある。何がというと、生き方がである。自分の生き方を振り返ってみて、人よりもうまく出来ないことの方が多かった。それは今も現在進行形である。そもそも人と自分を比較してしまう時点で、あーちっこい人間だなと思うのだけれど、それはそれで人間臭くて良い。そう思い込むしか、生きる術がない。たぶん。
でも何かと大学の友人やら高校の友人やら周りの人たちと自分を対比させてみると、王道とは言い難い人生を歩んでいると我ながら思う。それはそれで良いかもしれないし、同期の数倍は色んなことを経験しているような気になっているけれど、そんなことはわからない。ただ、不器用で下手くそである、というのは事実だ。それはあくまで他人と自分を比較した時の物差しで測ったものだけれど、比べることはなかなかやめられなくて、その事実を直視する時はやっぱり落ち込む。そんなマイライフ。涙が出てきちゃう、そんな時もある。
先日、友人に「あなたは本当、伊坂幸太郎の小説に出てくる人みたいな人生送ってるよね」と言われ、ちょっぴり感動した。伊坂幸太郎の小説が大好物っていうのももちろんあるけど、そこに何かしら共通点を見出してくれた友人に、である。少なからず肯定的な意味として私は受け止めたし、言ってくれた友人にも感謝している。他人のこういう何気ない一言で、自分を認められる、そんなこともあるのだ。
そういえば、もうすぐこの日記を始めて1年になる。去年は引きこもり就活生としてnoteでブイブイ言わせていた(もちろん暇だっただけ)だけれど、今はこうして日記を書くのも多くて週に1回がせいぜいである。頑張れば毎日書けなくはないけれど、体力的な面で書かない日が多い。本当は書きたいことなんて山ほど出てくるし、日記を書くのは全然楽しいことなのに、それでもそれをしないのが、社会人として働くということなのだろうか。
私にはわからない。お金なんてものがなかったら、私はもっと好きな時に寝て、書いて、好きなものを食べて、好きな時に起きて、好きなことをする。そういう生活を送っているだろうと思う。今は、どうしてできないのだろう?できない、と思い込んでいるだけなのか、それとも。
そんなことを考えているうちに隣で彼女が眠りに落ちた。昨日は彼女の誕生日で、私は前日から家にお邪魔して前泊し、昼だけデートをしてハンバーガーを食べ、夜は大学の友人と会って福岡配属になった子に達者でな、と伝えてきた。20時に解散した。夜にお祝いができなくてごめんね。
なので今日は2人でホテルへ一泊。一応サプライズっぽい感じでちゃんと色々と用意をして、喜んでくれた。愛する人のために何かをすることが、こんなに自分も満たされる行為だとは知らなかった。彼女が喜べば、私も嬉しい。だから私も喜んで準備するし、その過程を楽しめる。素敵だね。こんな経験をもっと若いうちからしておけばよかったなあ、なんて。
そんな感じで、今日も元気にオフトゥンへ。
ああ。ホテルのベッドは広くて快適だなあ。
おやすみ。