OZK / 松戸

文字が割と好き

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マガジン

  • 加熱の記録

    加熱の歴史、技術、文化を個人的に学び、是正し、まとめるマガジンです。

  • 桑原和真に鎮静化してもらった歯痛シリーズ

    突如やってきた極限の歯痛に翻弄される松戸。痛みの中語りかけてきたのは幽遊白書のキャラクター、桑原和真だった……!?そう、これは歯医者で行われた治療の記録の全て———!

  • 狂いの記録

    何かにハマった時の初速が早ければ早いほどオタクは狂う。理性が追いつかないスピードで、どこから湧き出てくるかもしれぬガソリンを燃やし、意識がある時間の全てをそれに費やし始める——それは他人から見れば理解が及ばない、ある種異様な光景である。 それらを止める術はない。私は調べ、学び、聞き、見て、記憶してしまう。それらが止まるときは、どこから湧き出てくるかもしれぬガソリンがなくなった時。何故なら私はオタクだから。

最近の記事

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助けてくれ、私は絵のことが好きすぎる

人間は生まれ育ち老いて死ぬ。その過程の中で唯一魂を燃やせるもの、それが絵だ。私は絵が好きだ。死ぬまで絵を描いていくだろう。マジで。絵が好きなやつらと絵を描きながら絵について語り合い続けたい。そんな場所がこの世のどこかにあるのかな?それを探し続ける旅に出たっていいよ。このnoteを見た絵のことが好きなやつ、待ってるぜ。私と絵について語り合おうよ。私は絵のことが大好きな人間です!(自己紹介) さて、本題です。 生まれてから鉛筆を持てるようになるまでの数年間を除いて、ほぼずっと

    • アキネイターと味噌ラーメンを食いにいけるのか

      具象とは、具体的なこと。個。ソリチュード。はっきりしたもの。 抽象とは、抽象的なこと。集合。グルーピング。はっきりしないもの。 私は長らく物事を「具象」から捉える癖がついており、それで難儀している。何かを考えるとき、できる限り抽象を意識することで物事を広く捉えられるようにしてきたが、残念ながら今でも具象の癖が出る。 例えば「今日のご飯何がいいかな」と聞かれるシーン。膨大な「個」、つまり考えられるだけの全てのメニューがまず頭に思い浮かんでしまう。そんな中からは選べないので「

      • 2023総括 - 無明に射す光

        フィジカル=メンタル 2023年は、不調を予測した。苦痛の軽減、肉体のわずかな変化も感じ取るように努めた。自分の機嫌が悪い時、体調が悪い時、パフォーマンスが低下している時。大抵は血糖値の低下、栄養状態の悪化、気圧、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足のいずれかにある。それらを察知し事前に改善策を打つ。痛み、痒み、筋肉のハリ、睡眠の質、肌の状態、良い状態と悪い状態を繰り返す。できる限り太陽の光を浴び、野菜を食い、湯船で温まり、歩いた。何故か。これができなければ健康の維持はどだい無

        • 肺が1.2倍になりました

          先日、頭蓋骨屋さんに行きました。 なぜ頭蓋骨屋さんに行くことにしたか。 退職を機に一度肉体の調整というものをしてみようと思い立ったからである。最寄りの駅につき、店への道を歩く。無骨かつ清潔感がある外観。店内はジブリやディズニーのオルゴール曲がかかっている。歯医者さんのようでけっこう安心する。施術前のヒアリングが済み、ベッドに横たわる。完全個室で一人ずつ応対するタイプのお店なので、他のお客さんと鉢合わせることはない。 施術が進んでゆく。このお店では頭の筋膜の調整に大変長い時

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        助けてくれ、私は絵のことが好きすぎる

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        • 加熱の記録
          1本
        • 桑原和真に鎮静化してもらった歯痛シリーズ
          11本
        • 狂いの記録
          2本

        記事

          2023年、加熱の年

          飯を作る意味とは、一体なんなんでしょう。 周りの家族や友人に聞くと 「腹が満たされればそれでいい。自炊はしない」 「家庭環境の問題で、自分で作る必要があった」 「自ら作ることから発見がある。外食は味が濃いのであまりしない」 「体調や機嫌に合わせる。既製品から選ぶのが疲れることがある」 など様々な意見を得られました。 飯を作るか、作らないかは本人の環境や肉体の状態によるもの。 形作られた「飯に対する意識」が、大きく影響しているのでしょう。 さて、飯を作る際に頻出する行為が「

          2023年、加熱の年

          Just a phenomenon

          このところ、最古の仏典のひとつとされている「Suttanipāta(スッタニパータ)」、その中でも読みやすいと言われている中村元 訳 『ブッダのことば』(岩波文庫、1984年)を読んでいる。 一度ザッと読んだだけではほぼ意味がわからず、何回も読んでいる。 私は野蛮なので「誰にも貸さない、見せないであろう本は蛍光ペンで線を引き、折り目をつけ、振りがな、個人的に感じた注釈などを記入し、背表紙に香水を吹きかけまくる」などという所業──人によっては本への冒涜とも捉えられかねない─

          Just a phenomenon

          ウルトラ渦中状態を加熱する

          今週の現象 Dockに置いてあったソーシャルゲームをフォルダの奥に追いやる。 世界史の本を4冊購入。 トウモロコシがいかに主食として優れているかを知る。 今年の現象 4. いいことがたくさんあってよかった。 5. 複数回、ウルトラ渦中状態となる。 今回は 5.ウルトラ渦中状態 について書く。 ウルトラ渦中状態に陥っている時は腹が立ちがちですが、何十年も人間をやっていると「自分でコントロールできないことに対して腹を立てるのは無駄なこと」なのではないか。あるいは「無駄

          ウルトラ渦中状態を加熱する

          漫画のうまさ

          えーー。 先日冨樫義博展に行ってきました。もちろん、桑原さんを見にね。 もうね、大興奮です。私はね、桑原和真さんのファンなんで、生原稿が壁にウワァーと飾られているわけです、桑原さんの生原稿の前で立ち尽くしたよ。立ち尽くすだろそりゃ。生原稿だぞ。 まあ他にも色々たくさん飾られていましてね。(桑原さんがメインみたいな言い草なんですが私にとっては実際そうだったので、別にいいでしょ。フン…)そこに冨樫からのメッセージ的なアレ(アレというのは、紙です)も一緒に飾られておりまして、そ

          漫画のうまさ

          夢って、叶うんだ

          桑原和真さんが前回のコラボカフェからハブかれた時── そう。それは今年の1月のことでした。 タイムラインで桑原さんのファンと手を取り合い身を寄せ合ったあの日。 落胆、そして、怒り。波のように押し寄せては返す悲しみ。 桑原さんが何をしたというんだ!!!!!!!!!なぜハブくんだ!!!!!!!どおして!?!?!?!? オタクのボルテージは最高潮に達する。 そして、桑原さんの清らかな魂こそが、ウチらのこの怒りと悲しみを浄化するんだ。 しかし……2ヶ月経ってもその怒りと悲

          夢って、叶うんだ

          ギターを背負っていく

          連帯責任という言葉が嫌いだ。 もちろん公的な契約のもとに交わされるものについてではなく、ある特定のグループ内で課せられる「やったらわかってんだろうな」という醜い同調圧力のことだ。 時たま、連帯責任みたいに感じることがある。この世について。 昔のこと。 友人というには遠い、かといって知り合いというには近い、たまにイベントで会い、SNSでやりとりをするくらいの距離感の人間が自殺をした。私が持っていたスケッチブックの絵が描かれたページを指差しながら、この部分がいい、ここがいいね、

          ギターを背負っていく

          バンドやろうぜ!というゲームアプリがくれたもの

          2018年5月22日の深夜、風呂に入っている間にバンドやろうぜ!のことを考えていた。シャンプーを濯ぎながら過った詩が、誰の詩だか思い出せないまま風呂から上がる。明日出す予定の可燃ごみをまとめて……ごみ袋を玄関に放り投げて、ふっと思い出した。確か嵯峨信之という詩人の野火という詩の、こういう結びだ。 “たれに記されることもなく燃えさかりそして消えてしまうものは尊い” ねえ、これではまるでバンドやろうぜ!のようではないですか。いま、バンドやろうぜ!はその限られたいのちを

          バンドやろうぜ!というゲームアプリがくれたもの

          桑原和真に鎮静化してもらう予定の歯痛〜OLYMPUS編〜

          ここ数日、わずかに左奥歯付近の痛みを感じていた。原因は間違いなく親知らずだ。それが昨日夜、OLYMPUSでの戦闘中に頭角を表したというわけだ。 「あれ?なんか歯痛いかも」 「別パ来てるよー」 「ウワー!!(ダウン)」 とかなんとか言っていたような記憶があるけれども、どうだろう。もう痛みで記憶が無くなった。昨日のことだというのにね。 さて、このシリーズも久しぶりの更新となる。それは何故か。そう、抜歯から逃げ続けていたからに他ならない。 私は今までの人生で大掛かりな歯科治

          桑原和真に鎮静化してもらう予定の歯痛〜OLYMPUS編〜

          元気にしているか、ヘム鉄よ

          今までにまともに生活を営めた試しがない。 ないなりに、肉体のパフォーマンスを一定の水準まで持っていくために何が必要なのかを把握してはいる。早寝早起き(に準じた適切な睡眠)、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理…… しかし、ガキの頃から創作に傾倒しているために生活がめちゃくちゃな人間が、よしやるぞと急に「正しい」生活が送れるようになるわけもない。 ままならない肉体をかかえて今日まで生きてきたが、つい先日、中学生の時に所属していた部活動にいたやつのことを思い出した。そ

          元気にしているか、ヘム鉄よ

          しゃらくさい男、寡黙のルール

          姪の誕生にあたり記す。姪の母親、私の妹の名を花と仮定する。 私の父、姪からすると祖父にあたる人物は、一般的な言葉で言えば「マイナス思考」の持ち主だ。身の回りで起こるどんなことに対しても、まずは否定から入る。彼と言葉を交わすことは、程度に違いがあるにしろ周りの人間にとって心の引っ掛かりを生む。今回の妹の花の出産について、彼から出た言葉の一部を以下に抜粋する。 予定日過ぎたけどいつ産まれてくるんだろう。まだなの。無事生まれてくるだろうか。花は大丈夫かな。花が死んじゃったらどう

          しゃらくさい男、寡黙のルール

          右折ヤクルトレディ記念日

          実に3ヶ月ぶりの運転となった本日の路上教習。 何気に路上に出るのも初で、非常にめでたい日となった。本日3月19日は右折ヤクルトレディを避けたから、右折ヤクルトレディ記念日。 免許を取得しないまま社会人になってしまった私が、今回なぜ運転免許を取得することになったか。 理由は明確、業務上必要となったためだ。そうならなければおそらく一生運転免許を取らなかっただろう。 幸い首都圏近郊に住んでいることもあり、今まで特に運転免許が必要な場面に遭遇しなかったことも大きい。本人確認書類は

          右折ヤクルトレディ記念日

          感覚の矛先

          最近、様々な事情により中学生〜高校生時代の書き物を漁っている。さっと見直しただけで、どれも「感覚」のことについてつらつら並び立てていた。 今の自分からすると、こいつは感覚のことが分かってなくて、ただ分かりたい気持ちのままに文字に書き起こしている。感覚とは「暑い」「寒い」「眠い」「空腹」とか、体の機能でしかない。本当にこいつは感覚のことを何にも分かっていやしない上、おそらく感性と混同している。この世で最も怖いものは無知。 無知のせいで傷つくし、無知のせいで落ち込むし、無知の

          感覚の矛先