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ウルトラ渦中状態を加熱する

今週の現象

  1. Dockに置いてあったソーシャルゲームをフォルダの奥に追いやる。

  2. 世界史の本を4冊購入。

  3. トウモロコシがいかに主食として優れているかを知る。

今年の現象
4. いいことがたくさんあってよかった。
5. 複数回、ウルトラ渦中状態となる。

今回は 5.ウルトラ渦中状態 について書く。

ウルトラ渦中状態
【うるとら - カチユウ - ジヨウタイ】とは。
「自分では何もしていないが身の回りの人間が何かをしでかし、不利益を被ること」。

OZK造語辞典より

ウルトラ渦中状態に陥っている時は腹が立ちがちですが、何十年も人間をやっていると「自分でコントロールできないことに対して腹を立てるのは無駄なこと」なのではないか。あるいは「無駄ではないかもしれないけど、余計なエネルギーを使うことは確か」だと考えるようになってきた。

で、そのウルトラ渦中状態にある時に大切なことは「切り分け」だとも気づいた。それらは「自分」ではなく「身の回りの人々」に起きたことで、そいつらが今までやってきた自らの行いがそいつらをそうさせたのであり、そいつらがどう舵を切り「自分」が事故ろうと、それはもうどうにもできないことなんじゃないか。

対処法としては巻き込まれない距離を保つっていうのが一番なんだけれども、現代社会に生きている以上は避けられないくらいの距離でいなきゃいけない人間ってある程度は発生してしまう。

家族とかな。

ひとまず目を閉じる。それらがただ自分の頭の上をスーッと過ぎ去っていくイメージをする。私の脳みそは時空を遡って、190万年前だかに人類だか遠縁だかがこの世で初めて加熱を行った時のことを考え始める。ホモ・サピエンスの遠縁が誤って食べ物を炎に入れるシーンを夢想し──それらは加熱(という言葉さえ愛おしく感じますね)され、今までとは違う様相でいる。人類だか遠縁だかが、それを恐る恐る口に運ぶ。すると、なんということでしょう。硬い肉が柔らかくなり、驚くほど食べやすいではないですか。肉を炎に入れて加熱すると、殺菌、消毒ができる上、消化もしやすくなり、食べる時間も短縮され、人類だか遠縁だかの体は進化を遂げ、咀嚼に必要な大きな歯が段々と小さく、消化に必要な内臓が徐々に少なく、効率的にエネルギーを摂取できるようになり、最終的に脳が成長。そうして、今日の私たちとなったのです。めでたしめでたし。

私たちの遠い親戚にあたるゴリラやオランウータンは、その体格を維持するために一日のうち9時間ほどを食べて過ごします。しかし、私たちは一日三食の食事に一時間ほどしか掛かりません。人それぞれだけどね!

私たちが限られた人生のほとんどを食事に費やさずに済んでいるのは「料理」のお陰なのです。

はとろひ.“人類はいつから食べ物に火を通すようになったのか。どうして肉を焼くのか
”.ハトスク. 2019-10.https://hatosc.com/cooking-origin/,(参照2022-12-09)

──ハッ。

このように、平気で意識を人類のはじまりまで飛ばす。まさに逃避と思われるかもしれません。でもね、私にとってウルトラ渦中状態はもはや自分ではどうにもできないことを表した言葉ですので、それらはかつて加熱を発見した人類の遠縁と同じくらい、ただの現象でしかないわけですよ。

だから2022年の後半は基本的に「現象が起こっているなあ」と思っていた。いや、思っている。例え家族が引き起こした腹立たしいウルトラ渦中状態であっても、人間が発展していく中で巻き起こった大きなうねりの中で起こった現象として取り扱うことで「許す」(正確にいうとこれは諦めなのですが)。

これらは、今年の私が得た大きな収穫だ。

全てはCiv6のおかげです。皆さんもCiv6をやりましょう。


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