尾崎将也の<全部入り>脚本講座

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尾崎将也の<全部入り>脚本講座  「まえがき」

脚本の書き方と勉強法を体系的に

 僕は2012年から、ブログやTwitterに脚本の書き方や勉強法を書いてきました。2016年に出した書籍『3年でプロになれる脚本術』(河出書房新社)は、それまでにブログに書きためたことを整理し加筆したものです。
 ブログやTwitterはその都度思いついたことを書いたもので、脚本の書き方や勉強法を体系的にまとめたものではありません。『3年で~』はそこを補うために

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尾崎将也の<全部入り>脚本講座[4-2] 自然なセリフを書くためのエクササイズ

(重複度0)

※今回は無料です。

 尾崎将也の<全部入り>脚本講座4「セリフについて」(前編)で、「セリフは話し言葉としての自然さが必要」と書きました。初心者の中にはそれが苦手な人がけっこういます。前回も書きましたが、文字で書くから書き言葉に近くなってしまうということだと思います。そこから抜け出すためには、自然な喋り言葉を書く練習が必要でしょう。そこでちゃんと人が喋っているように見えるセリフ、

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尾崎将也の<全部入り>脚本講座 [4] セリフについて(前編)(まずいセリフを書かないために)

(重複度2)

※初めての方は「前書き」も合わせてお読みください。

 前回の講座で取り上げた「ト書き」は脚本を書く上で大切な要素ではありますが、そんなに難しいものではありません。プロの脚本家が「ト書きが難しくて悩んでいる」と言うのを聞いたことがありません。もちろん初心者が最初の段階で戸惑うのは当然ですが、一度「ト書きはこういうもの」と理解してしまえば、その後はさほど悩むことはなくなるはずです。

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尾崎将也の<全部入り>脚本講座 [3]原稿の書き方とト書きについて

(重複度2)

 今回は最初の入り口となる原稿の書き方と、ト書きの書き方です。これらは単なるルールなので覚えればおしまいという感じですが、実はそのルールの中に脚本の本質が含まれていて、それをちゃんと理解するとよい脚本が書けることにつながります。そのへんをわかりやすく書きました。

まずは脚本の実例を

下の写真は『まだ結婚できない男』第9話の脚本の一部です。

 プロの台本はこのように1ページ17

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尾崎将也の<全部入り>脚本講座  [2]脚本を勉強するとはどういうことか。その難しさとは

(重複度4)

脚本教室と自動車教習所は何が違う?

 プロの脚本家になろうと意気込んで脚本の教室に来ても、実際に脚本家になれる人はごく一部です。なぜ脚本の勉強はそんなに成果が出にくいのでしょうか? 例えば自動車教習所に行けば、ほとんどの人が運転免許を取ることができるのに、この差は何でしょうか? その理由は大まかに言うと次の三つです。

①脚本を書くことがそれだけ難しい 
②何を、どうやって、どれ

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尾崎将也の<全部入り>脚本講座  [1]脚本とは何か、ドラマとは何か

(重複度4)※この章は無料です

 脚本を学ぶには、まず「脚本」と「ドラマ」の言葉の定義をそれぞれはっきり理解していることが必要です。

脚本はドラマの設計図

 脚本は、映画、テレビドラマ、演劇などを作るための「設計図」に相当するもので、「シーンの柱」「セリフ」「ト書き」の三つの要素が書かれています。ひとつの作品ごとに製本され、スタッフやキャストに配布されます。キャストはこれを読んでセリフを覚え

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