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尾崎将也の<全部入り>脚本講座  「まえがき」

脚本の書き方と勉強法を体系的に

 僕は2012年から、ブログTwitterに脚本の書き方や勉強法を書いてきました。2016年に出した書籍『3年でプロになれる脚本術』(河出書房新社)は、それまでにブログに書きためたことを整理し加筆したものです。
 ブログやTwitterはその都度思いついたことを書いたもので、脚本の書き方や勉強法を体系的にまとめたものではありません。『3年で~』はそこを補うために加筆したのですが、全てを網羅したというところまでは行きませんでした。
 いつか脚本の書き方や勉強法を体系的に、なおかつ必要なことを網羅するような形で書けないかと思っていたのですが、それには相当時間がかかるだろうし、普段の仕事をしながらコツコツと書いて行くという作業はできそうにありませんでした。
 しかし昨年、noteを初めたのをきっかけに少し考えが変わりました。ここに連載という形ならできるのではないかという気がしてきたのです。締切りを気にせずに気軽に書いて行けるのではないかと。

自宅で勉強するために

 もうひとつこれを始めようと思った理由があります。新型コロナウイルスの影響で僕が講師をしている日本脚本家連盟の教室は今期(20年春)の開講が中止になってしまいました。当教室の入校希望者に限らず、この春から脚本の勉強を始めようと思っていたのに出鼻をくじかれた形になっている人も多いのではないでしょうか。そういう人のために自宅で勉強を開始する機会を提供するのは意味があることではないかと思ったのです。

 とはいえ、体系的、網羅的な内容を他の仕事の傍ら少しずつ書いて行くとなると、完結までに一年くらいはかかってしまうと思います。
 でも連載が長期にわたるのは、ある意味ではよいことではないかという気もします。一章ずつを繰り返し読んでその内容をよく理解し、参考になる映画を見たり分析したりして、さらに自分でも作品を書いてみるということをやっていくにはそれくらいのペースがちょうどいいでしょう。

価格について

 このコンテンツは有料とさせていただきます。あまり高いと儲け主義みたいだし、かといってあまり安いのも価値のある内容を安売りし過ぎになってしまうのではと考えた結果、ひつつの章ごとに250円とすることにしました(※追記「5章 ストーリーをどうやって作るか」から200円に値下げしました)。この「前書き」と、次の「(1)脚本とは何か、ドラマとは何か」はお試しという意味で無料とします。
 バラで買えるので、ひとつかふたつ読んでみて役に立つと思ったら続けて購読してください。以前から脚本の勉強をしている人は、自分に必要と思う章だけを購入することもできます。
 悩んだのは、これまでに書いたブログや本との内容の重複についてです。体系的、網羅的に書けば、当然これまで書いたことと同じ内容がある程度は出て来ます。お金を出して買ったのに「これは本で読んだのと同じではないか」と思われないためにどうするか? 
 重複度の高いものは無料にするか値段を下げるか、などと考えたのですが、それもややこしいので、各章ごとに「重複度」を0から5までの段階で示すことにします。0なら重複なし、5なら完全に重複しているということです。それを目安に購入するかどうか判断してください。

質疑応答で完成を目指す

 noteにはコメント機能がありますので、質問があれば章ごとにコメント欄で質問してください。本文に追記という形で回答していきます。読んだ人からのフィードバックで内容を充実させて行けるというのは書籍にはない機能なので、どうなるか楽しみです。

 この講座で述べるのは、基本的にテレビドラマや映画など映像作品の脚本を書くことについてです。舞台脚本のことは書きません。これは僕自身の仕事が映像作品中心だということと、両方書こうとすると説明が長くなってしまうからです。もちろん映像作品も舞台もドラマという点では同じですので、共通することはたくさんあると思います。またキャラ作りやストーリー作りは小説や漫画とも共通します。

 以下に目次を書きます。あくまで予定です。書いて行くうちに、「こういうことも書こう」とか「これが抜けていた」などということがあると思いますので、随時追加したり変更したりします。

尾崎将也の<全部入り>脚本講座 目次(★印は公開済のものです)

まえがき(無料)★ 
(1)脚本とは何か、ドラマとは何か(無料)★
(2)脚本を勉強するとはどういうことか。その難しさ
(3)原稿の書き方 ト書きの書き方
(4)セリフの書き方(前編)「まずいセリフを書かないために」
(4-2)自然なセリフを書くためのエクササイズ★        (5)ストーリーをどうやって作るか

※以下は予定です。項目や順番が変わる可能性があります。

・セリフの書き方(後編)「いいセリフ、面白いセリフを書くには」
・キャラクターの作り方・
・「芝居」「描写」とは
・題材の見つけ方・テーマとは何か、考え方
・プロットの書き方、考え方
・構成の方法、勉強法(箱書きの方法、箱書きは必要か)
・面白くする技術の習得法①
・面白くする技術の習得法②
・人間観察の方法、心理学へのアプローチ
・ネタ集め、取材について
・プロになること、プロとして生活するということ
・プロの現場のこと、ドラマはどのように作られるか
・まとめ的なこと

 僕がここに書くことは、①自分自身が勉強してわかったこと、②自分が脚本家として仕事する中でわかったこと、③教室で生徒の作品を読み、生徒と話す中でわかったことの主に三つの事柄から成り立っています。特に③のウエイトはかなり高いです。先にも書いたようにnoteは修正、追記が可能なので、「ここがわからない」「これが足りない」と思ったらどんどんコメントをください。

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脚本家・映画監督・小説家  <テレビドラマ脚本>「結婚できない男」「アットホーム・ダッド」「特命係長・只野仁」「白い春」「梅ちゃん先生」「まだ結婚できない男」、<映画脚本>「g@me」「天国からのエール」、<映画監督作>「世界は今日から君のもの」、<小説>「ビンボーの女王」