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文学のコラム

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光山忠良のよる文学コラム
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248.他人のモノを無断に使っている、noteのクリエイターさんたち、要注意~

1.「引用」 豆知識 著作権法第32条 個人や法人が所有しているホームページには、閲覧者への…

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【読書感想文】上田岳弘『ニムロッド』

主人公の友人と恋人はともに「人類の営みにのれない」ことに無力感を感じ、「駄目な飛行機」と…

みつやま
3年前
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【読書感想文】フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』

『グレート・ギャツビー』を読むと、もちろん感動し、感傷的にもなるのだが、結構捨て置けない…

みつやま
3年前
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村上春樹の短編6選

村上春樹の短編は全部読んであろう私が選ぶ6選です。 ※ネタバレ注意です。 【1】ドライブ・…

みつやま
3年前
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私が選ぶ2020年マイ芥川賞

2020年の芥川賞は上半期が遠野遥『破局』高山羽根子『首里の馬』、下半期が宇佐見りん『推し、…

みつやま
3年前
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村上春樹『風の歌を聴け』の冒頭がフィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』に似て…

村上春樹は好きな作家を3人挙げろと言われればトルーマン・カポーティ、レイモンド・チャンド…

みつやま
3年前
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喜び、悲しみ、感動、切なさ

宇多田ヒカルが1999年、16歳にしてファーストアルバム『First Love』を発表した時は、とにかくたまげた。みんなたまげたから700万枚も売れたのだろう。それまでの日本にはないネイティブなR&Bの感覚と、『ミュージックステーション』のタモリ氏を唸らせた抒情感、そのどちらも兼ね備えたまったく新しいアーティストだと感じた。 AutomaticとかFirst Loveとかももちろん素晴らしいのだが、In My Roomという曲が好きだ。 フェイクネイル/カラーコンタクト/

ヘミングウェイの「自堕落さ」と「ロスト・ジェネレーション」

ヘミングウェイはマッチョかアーネスト・ヘミングウェイにはどんなイメージがあるだろうか。二…

みつやま
3年前
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『グレート・ギャツビー』の「過去は変えられない問題」をアドラー心理学的に考察して…

フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』は、失われた過去を取り戻そうとする男の話です。…

みつやま
3年前
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ドストエフスキー『罪と罰』とビートルズ

ドストエフスキーでもスタインベックでもいいのだけれど、100年を超える評価を受けてきた古典…

みつやま
3年前
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生き生きとした人生を生きる~村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』~

「離人感」と自己療法のささやかな試み症状の名前で片づけるのも味気ない気がするが、初期の村…

みつやま
3年前
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村上春樹『ノルウェイの森』における死と性

『ノルウェイの森』は、村上春樹作品には珍しく、テーマが明言されていて、しかも非常にうまく…

みつやま
3年前
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コミットメントの行きつく先は~村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』~

村上のいう「コミットメント」(他者とかかわっていくこと)の行きつく先が「暴力」なのだろう…

みつやま
3年前
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