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うつ病だからこそ見える赤裸々な真理


私の妻は長年うつ病です。

生きることに意味はない。私は何の役にも立たない排泄物製造機だ

妻のつぶやき

と、時々つぶやきますが、そこに私は赤裸々な真理を感じ取ります。


それは、旧約聖書の時代からずっと語られている真理です。


「伝道者の書」


は、正に、うつ病方々がつぶやく真理がそのまま書かれています。

(※私は今のところクリスチャンではありません)

私自身

「これを書いた人はうつ病だったに違いない!」

私の見立て

と思っています(紀元前にうつ病と言う概念があったかどうかは分かりませんが)。

一言で言って


  • 知恵

  • 知識

  • 快楽

  • 事業

  • 労苦

  • 動物と同じ運命をたどること

  • 成功すること

  • 幸福が来ないこと

  • 束の間の人生

  • 不条理なことが起こること

  • 同じ結末を迎えること

そういったあらゆることが空しい。


と淡々と述べています。

現実というものは、全くこの通りだと思います。夢も希望もないですが、反論のしようがないと思います。

これは、日本人が大好きな宗教観


執着・欲望・エゴを手放した先に至りつく「悟り・慈悲」
瞑想の最終到達点


とは(ある意味)正反対ですね。日本人が大好きな宗教観ですと

虚しさ、絶望、空虚

が、克服すべき「悪」のような立ち位置になってしまっています。

そんな「綺麗ごと」の世界観で、
果たして真理にたどり着けるものなのだろうか?

私が抱いている素朴な疑問

と常々不思議に思うのですが、うつ病の皆さま、どうでしょうか?