マガジンのカバー画像

OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
¥700 / 月
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

いつまでも旅を続けて行くために。メディア×表現者×人生に求められる諦観について。

ああ、今年も暮れようしている。 2020年の年越し。 ぼくにとっては39回目、OWL magazineにとっては2回目である。 今年はコロナの年でもあったため、気が遠くなるほど色んな事があったものだが、何とか2度目の年越しを迎えることが出来た。 この記事は2020年をまとめた上での所感であるが、クリエイターの育成をしながらメディア運営を続けて来た2年間の総括でもある。 自分でも時折読み返す内容として発信したい。 気をつけろ。 ここから先は修羅の道だ。 来る物は拒

キャプテンさかまきの12月のラジオ放送後記

12月は、ラジオの季節です! 「ほんとかよ!」というツッコミが聞こえてきそうですが、12月ってラジオを聴くシチュエーションの多い月だと考えるのは私だけでしょうか? 例えば帰省の車中や大掃除のBGM。受験勉強もそろそろ佳境ですが、勉強のお供といえば今も昔もラジオでしょう。今年でいえば、家で過ごす時間も多い。集中せずとも、「ながら」で情報が手に入れられるラジオは忙しい季節にはぴったりなのです! さて、2020年も、年の瀬ですね。今年もOWL magazineとOWL fcを

1年目の番記者が見た、浦和レッズ「3年計画」の現在地 【エルゴラッソ沖永雄一郎記者インタビュー前編】

浦和レッズは、2020シーズンを10位で終えました。「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得」「得失点差+2桁」という目標も達成できず、結果だけで言えば、ファン・サポーターとして、なかなか気分の晴れないシーズンになってしまいました。 リカルド・ロドリゲス新監督の就任発表など、来季に向けた動きも徐々に出始めていますが、「3年計画」の1年目と位置付けられた2020シーズンを、どのように消化して、新シーズンに臨めば良いのか。 年の瀬に、サッカー専門紙エルゴラッソの浦和番

有料
300

みんなで「2020年のサッカー」を振り返ってみた!【OWLオムニバス】

メリークリスマス!!! OWL magazineのオムニバス記事企画です! この企画では、普段OWL magazineに寄稿しているメンバーだけでなく、読者を中心としたコミュニティOWL's Forestのメンバーにも書いてもらっています。 OWL's Forestでは、オムニバス記事への参加以外にもメンバー間の交流や、ラジオ番組の作成など様々な活動を行っています。 興味を持たれた方は、下のページをクリック! さて、前回は「宇都宮徹壱」特集として、『フットボール風土

FC今治のJ3昇格と伝説のスナックかつえ。絶対に負けられない戦いがそこにある。

この文章は、2019年冬、東予の地今治にて、FC今治のJリーグ昇格を現地で祝った男の回顧録である。 【著者】 中村慎太郎 東京生まれ、東京育ち。東京大学文学部、農学系大学院を経て文筆業へ。観客目線の自由なサッカー記事を得意としている。著書『サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果思わぬ事になった』(ころから)が、サッカー本大賞2015を受賞。タクシー運転手をしながら文筆活動続けている。 この記事では、何かが起こる!!!noteの規約違反になりそうな気がしないでもな

徹底討論!コンサドーレサポは選手に冷たいのか!?【OWL short letter】

※OWL magazineは有料マガジンですが、試作版の企画なので完全無料でお届けします※ たまに「コンサドーレサポは選手に冷たいね」「ドライだね」を言われることがあります。どういう意味でしょう。「冷たい」や「ドライ」というのは、移籍のため出ていく選手に対してだそうです。 確かに分からないでもありません。すべての札幌サポがそうではありませんが、僕も含めて心当たりはあるからです。というわけで僕個人の意見をここからは書いていきます。 札幌の選手は基本サポに深く愛されています

「旅人魂に薪をくべろ!」聖地フィンランド・サウナで流した汗と北欧の風。

プロフィールの趣味欄から、「旅行」の文字を消した。 「あんなに旅行ばかりしていたのに?」 友人からはそう言われるかもしれない。 まだ長くない私の人生は、常に旅行に彩られていた。 高校時代は北陸、四国、そして小笠原諸島へ。大学生時代は東南アジアを皮切りにアラスカ、トルコ、ロシアへ。 長い休みが始まる前には決まって、友人から「今度はどこに行くの?」と尋ねられた。 あの頃は目的なんて無くても、知らない街へ行くこと自体が楽しみだった。 初めて自分でルートを決めた旅は、京都か

桜島を臨みながら明治維新を想う〜フットボールの白地図 by OWL Magazine【第10回】 鹿児島県

<鹿児島県> ・総面積 約9187平方km ・総人口 約159万人 ・都道府県庁所在地 鹿児島市 ・隣接する都道府県 熊本県、宮崎県 ・主なサッカークラブ 鹿児島ユナイテッドFC ・主な出身サッカー選手 片野坂知宏、前園真聖、城彰二、遠藤保仁、那須大亮、大迫勇也、大迫敬介 「フットボールの白地図」を塗りつぶしていくプロジェクト。前回は、多様性と土着性がせめぎ合う青森県を取り上げた。今回はOWL Magazineへの転載という形で、本州最北から九州最南の鹿児島県に、思い切った

「地球上で最も人気のあるスポーツの力を、地球を守るために利用する」 レアル・ベティスの"Forever Green"について調べてみた

アジアの舞台に戻れなかった。 2020年の終わりが近づいた今、ひとりの浦和レッズサポーターとして、胸に去来する思いである。 全北現代、蔚山現代、水原三星、北京国安、上海申花、上海上港、広州恒大、シドニーFC…。アジアの「友人(笑)」たちをテレビで見ていると、なぜ自分たちがそこにいないのか少し不思議な気分にもなった。「ウラワはどうしたんだ?」とフッキとオスカルが会話していたかもしれない。2013年以降、レッズが2年続けてACLに出場しないのは初めてとなる。来季またこの悔しさ

有料
300

八咫烏を求めて熊野路へ〜フットボールの白地図 by OWL Magazine 【第8回】 和歌山県

<和歌山県> ・総面積 約4724平方 ・総人口 約91万人 ・都道府県庁所在地 和歌山市 ・隣接する都道府県 三重県、大阪府、奈良県 ・主なサッカークラブ アルテリーヴォ和歌山 ・主な出身サッカー選手 森下仁志、駒野友一、酒本憲幸 「フットボールの白地図」を塗りつぶしていくプロジェクト。前回はJクラブはないけれど、上を目指すクラブが群雄割拠している三重県を取り上げた。今回はOWL Magazineへの転載という形で、和歌山県を取り上げる。この県を取り上げるのは、いささかチ

2021年からOWLがバージョンアップします!【short letter_01】

※OWL magazineは有料マガジンですが、試作版の企画なので完全無料でお届けします※ ボアノイチ! OWL magazineはぼちぼち2周年を迎えようとしています。まさか二年もやってこれるとは!!自分でもびっくりしています。 とはいえ、OWL magazineが停滞している感があるのも事実です。コロナ禍という最凶最悪の外的要因があるのは事実ですが、それを言い訳にしていても仕方がありません。 チャンスをピンチに!! ではなく ピンチをチャンスに!! というわ

ジーコ像と水戸黄門像〜フットボールの白地図 by OWL Magazine 【第6回】 茨城県

<茨城県> ・総面積 約6097平方km ・総人口 約285万人 ・都道府県庁所在地 水戸市 ・隣接する都道府県 福島県、栃木県、埼玉県、千葉県 ・主なサッカークラブ 鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホック、流通経済大学ドラゴンズ龍ヶ崎、流通経済大学FC、ジョイフル本田つくばFC ・主な出身サッカー選手 鎌田光夫、宮本征勝、浅野哲也、鈴木隆行、本間幸司、曽ヶ端準、塩田仁史、カレン・ロバート 「フットボールの白地図」を塗りつぶしていくプロジェクト。前回は「交通の要衝」「晴れの国

編集長 大澤あすかの奔放な偏愛「OWL magazine11月の振り返りと12月の予告」

前置きどうも、連続の大澤です。 え?私の顔は見飽きたって? そう思って、今回のサムネイルは顔出ししていませんよ! ちなみにこちらは先日引いた「イチハラヒロコ恋みくじ」という名の一言おみくじですが、私が引いたのは「甘い汁は俺が吸う」です。 おみくじのおかげもあってか、今年のサッカー関連においては、OWL magazineでも編集長に就任したり、フロンターレも圧倒的な優勝をしたりと、かなり甘い汁を吸わせていただきました。 愛用しているヴォレアスのはちみつ※よりも甘いです。