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うつのときに見る動画

うつのときは身体が動かず、一日のほとんどをベッドの中で過ごす。

本当に酷いうつのときではなくて、ベッドの中でゴロゴロは出来るけど、色々考えてしまって寝られないときなどは、スマホで動画を観て気を紛らわせている。

(本当にうつが酷すぎるときは勝手に涙が流れて、天井を眺めるしかなくなるので、その手前の時の話。)


主にYouTubeで動物が食事しているシーンを淡々と見ることが多い。

私はハムスターとリクガメの食事シーンは本当によく見る。一番見る。

気に入ったチャンネルを見つけたら新しい動画から古い動画へと一つずつ遡る。

機械のように淡々と見ていく。

動物の出す動いたときのカサカサという音や野菜をパリパリ、木の実をカリカリ咀嚼音を聞いているととても落ち着く。

水の流れる環境音のような癒やし効果があると勝手に思っている。


そのような咀嚼音を出す動物の食事シーン以外にも、ヘビやトカゲがネズミや虫などを丸呑みしていく動画も見る。

ハムスターが好きなのにヘビがネズミを丸呑みするシーンを見るなんてどうかしてると思われそうだが、私もなぜ見られるのか明確な理由はわからない。

ただ、ヘビやトカゲは獲物を引き裂いて食べる動物ではなく、丸呑みするので血が出たり傷口があらわになるような動画はほとんどないのも動画を見ることができる理由だと思う。

淡々と、自分の身体より大きいのではないかと思うネズミを飲み込むヘビの姿を淡々と見る私。

こうやって生きてるんだなー。

と思いながら、ぼーっと動画を見る。


あとは、大食いする人のASMR動画も見る。

こんなに食べられるのか?という量をきれいに食べていく姿と、淡々と聞こえる咀嚼音が癒やしになる。

食欲がないときでもなんだか自分もご飯が食べられるのではないか?という気持ちにさせてくれるので、結果自分も少しなにか食べられたりする。

人や動物が食べている姿というのは見ていて楽しいし、

あー、みんな生きてるんだなー。

と思わせてくれる。

それは、うつが回復に向かい始めたら思うことだけど。


「食べる」という行為は生命力を感じる。

そして、咀嚼音は心地が良い。


無意識で食事シーンを見るようになった私だけど、もしかしたらどこかで「生きる」というのを見たかったのかもしれない。

いや、単に規則的な音が聞きたかっただけなのかも。


理由はどうであれ、これからも調子の悪いときは食事動画に助けてもらうと思う。



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