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医学部時代をブラッシュアップするなら。 ⓪塾なし現役で受かった医学部で危うく留年しかけた話

こんばんは。一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。

前回の記事、勉強法の国語編はこれまでで一番多くの方に読んでいただけたようです。あくまで自分用に始めたnoteなんですが、誰かの役に立つことがあればそれはそれで嬉しいですね。引き続きぼちぼち書いていきます。

前向きな話を基本は書きたいのですが、それだとあまりにも嘘っぽいので失敗談も教訓として書き留めておこうと思います。


塾なし現役と謳ってはいるものの…

タイトルで言ってしまっているのですが、留年本当に危なかったです。今も大してゆとりはありません。勉強法の記事を読んでくださった方には申し訳ないのですが、その方法に甘んじていると痛い目見るぞというのはメッセージとしてもっと強く発信しなければならないかもしれません。
なぜそのような事態に至ってしまったか、分析して書いていきます。

①部活に熱中しすぎた
②勉強の仕方を間違えた
③1年生は遊ぶものという先輩の言葉を真に受けた

ま、結局すべて自分の選択と行動が招いた結果なのでしょうがないなと今になれば思うんですけどね。当時は本当にヤバいと思っていました。(それでいて何とかなるような気もしていたので、それが一番危なかったかもしれません)
なんとかここまで来れたのは、友人のおかげと先生方の優しさと運だと思います。本当にありがたかったなと思います。

①(医療系の)部活動について

医学部では何かしら部活動に参加する方が多いと思います。
これについては書きたいことが山ほどあるので、また別で記事を上げます。
今回はあくまで勉強に影響するところだけ、端的にまとめますね。

部活動やバイトなど、学業以外で1つはある程度の時間数をかける何かがあると、納得いく学生時代を過ごせると個人的には思っています。
ただそのせいで本業に触ると本末転倒です。
高校まで文武両道で来てても、大学の勉強・部活動は全然別物なので。
ただこれは経験しないとわからないかなと思います。
僕も高校時代に担任から言われていましたが全然わかっていませんでした。

これだけ覚えてもらえれば十分です。
新歓にだまされない・部活動やサークルに期待しすぎない
とはいえ、始めたからにはある程度形になるまではやる

②医大生はまとまって勉強するべき

他の学部は存じ上げませんが、基本的に医学部医学科は仲間内での競争というものはないと思っています。
卒論という概念がないので、研究室のパイを奪い合う必要がないですよね。
CBTや卒試の結果が病院採用や留学に響くかもしれませんが、そんなのは都会の中でもほんの一部の病院だけ。大多数の医大生は関係ないです。
多くの先生方も「みんなストレートで卒業してほしい」と思っています。
実際、入学時に学部長挨拶でもそういわれた記憶があります。また、地域の医療従事者を輩出するという責務が大学には課せられているので、そうボコボコ留年されても困ってしまいます。

一部の意地の悪い先生を除き、「落としてやろう」というテストはありません。なのでみんなと同じように勉強して、同じような習熟度を担保しておくこと、単位を取る上でこれが何よりも大切になります。時々どうしようもなくわからないこともありますが。
意地の悪い先生のテストも、これこそ大勢で団結して闘うことが大切ですよね。

同級生の中には、過去問に精通している人、優秀なまとめノートを作る人、図解がうまい人、理論構築の上手い人など多様な人がいるはずです。
しかもそれを共有してくれる人が経験上多いです。
彼らの良いところをしっかり取り入れて、真似していきましょう。
また、Give&Takeで彼らに何かしらのバリューを与えられるように自分を高めましょう。人間何かしら1つは上等なところがあるものです。

「彼らと一緒に6年で卒業しよう、一緒に学生生活を謳歌しよう」
このマインドがあれば行動も伴ってくるので大体何とかなります。
ずっとTakeしかしない人は自分は苦手です。

自分の勉強法に固執した結果、僕は序盤にドツボにはまりました。
あの時救ってくれた友人たちには感謝しかありません。

③「1年生は遊ぶもの」は半分嘘で半分本当

「大学生は人生の夏休み」という人がいます。
あながち間違ってもないよな、とも思うのですがこれは結構誤解を招いてしまう表現で、失礼な表現だとも思います。
今の僕はこう解釈しています。

「大学生は自分の時間を自由にコントロールできる人生で唯一の時間
≒アディショナルタイム」

高校生までは学校に拘束されている時間が結構長いです。社会人になってからは無断欠席なんて許されませんし、遅刻すらあり得ないことですよね。

大学では、学びたいだけ学べますし、遊びたいだけ遊べます。
なぜなら、大学生で拘束されている事柄って、人生の他のライフステージと比べて本当に少ないから。そもそも高等教育っていうのは日本では任意選択なので、そういった意味でも勉強させてもらえる贅沢な時間、アディショナルタイムだなと思います。
もたらした結果については、自分しか責任を取ってくれませんけどね。

1年生は特にその時間が長いので、やりたいことはとにかく時間をかけてやった方がいいとは思います。勉強でも部活でもバイトでもなんでも、しっかりやっちゃいましょう。失敗するなら早いうちの方がリカバーできますし、そもそも後になればなるほど自由が利く時間は無くなっていきます。

例えば、大学生の間に旅行にいっぱい行きたい!というのはとても良いことだと思います。自分で稼いだお金で、自分で計画して(時に無計画に)旅に出るというのはなかなかいい経験になったなーと思います。知らなかった文化や食事・歴史に触れて見聞を広めるのはとても好きです。
若くて経験が少ないので、何でもやっただけ自分の糧にできます。

ただ、ここは「人生の夏休み」の表現の上手いところで、やらないといけないこと(=単位を取るためのタスクなどなど)はため込むと後で詰んでしまうんですよね。やるべきことはきちんとやっておきましょう。

Take Home Messages

  • 大学生は自分の時間を自由にコントロールできる人生で唯一の時間

  • 周囲と一緒に勉強して、習熟度を担保する

  • 勉強以外で何か一つは時間数をかけてやりこむ

もう少し語れはしますが、あまり長くてもあれなので。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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