黒い白クマ

脚本/小説を書いて生きていこうとしている物書き兼役者兼大学生。物書き目指してる方、もが…

黒い白クマ

脚本/小説を書いて生きていこうとしている物書き兼役者兼大学生。物書き目指してる方、もがく黒クマを眺めて楽しみたい方と友達になりたい。※はりこのトラの穴、pixiv、小説家になろうでnoteにあげていない作品閲覧可能です。※私の作品を無断転載しないで下さい※

マガジン

  • 嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷

    工藤は友人であり作家の神崎のネタ集めに付き合い、今は使われていない廃墟にやってきた。神崎と別れて行動していた工藤は、大きな音を聞いて神崎のもとに駆け付ける。声をかけると、神崎は工藤に「お前名前は?」と尋ねてきた――  ここで一度話は神崎の執筆した「嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷」本編に移る。物語の中で、瑞希、将人、ゆりの三人は、肝試しをしようと近所の幽霊屋敷に向かい、地下室を発見した。「一人ずつ屋敷にあったものを適当に持って、地下の部屋に集合しよう」と意気込んで肝試しを開始したものの、もう一度顔を合わせた時には互いの中身が入れ替わっていた!最終的に元に戻る方法が分かったように思えたのだが……

  • 卒研進捗まとめ

    全てが終わったら整理しましょうね

  • 英語と取っ組み合う会

  • つれづれなるままにィ

    脳が溶けきった状態でお金欲しぃなぁ好きなことで食いてぇなぁとか書き連ねていく予定です。買ってない宝くじをあてたいね。

  • 戯曲「サンドリヨン」

    貴方にお届けするのは、童話「サンドリヨン」をモチーフにした舞台。案内人と共に、ハッピーエンドを見届けに行きましょう。さぁ座って。緞帳が上がります。  ――本日はこの、サンドリヨン、またはシンデレラ、灰かぶり娘などの名で親しまれている、美しい姫君の話を致しましょう。姉は何故あっさりとサンドリヨンに謝罪したのか。夫人は何故サンドリヨンを目の敵にしたのか。魔法使いは何故サンドリヨンを助けたのか。王子は何故会って間もないサンドリヨンに惚れ込んだのか。サンドリヨンは何故姉を快く許したのか。さて、では参りましょうか。魔法の靴が導く、ハッピーエンドを見にね。 ※当作品は小説です。戯曲というのは題名であり、戯曲形式の作品ではございませんのでご了承ください。 ※pixiv、アルファポリス、カクヨム、なろうでも公開。

記事一覧

固定された記事

トラウマ持ちの探偵といじめっこの高校生が半生を語り合う話

あらすじ「今更だけどさ、別に話さなくてもいいし、聞きたくなきゃ言ってね。」 「それは、そっくりそのままお返しします。」 片手だけ手袋をした髪の長い男と、高校生の…

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新着をジャックすることになっちゃってごめんねフォロワー……

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:終

終「僕の話はこれでおしまい。」 「そのあと、どうなったんだよ。」 神崎の姿をした何かが語りだしたのは、一人の女子高生が友人と肝試しに行って、人形の中にいた何かと…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:7.神崎あとがき引用

7.神崎あとがき引用(中略) (以下、P317から引用) あとがき 今回初めて短編集を世に出すこととなりました。自分はデビューから三作、すべて長編小説を手掛けてきたの…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:6.

6.「ほら、起きて瑞希!」 倒れたままの瑞希の肩を思いきり揺する。へぐぉあ、みたいな言語化不可能な叫びをあげて瑞希が飛び起きた。勢いに思わず後退りする。 「なんじ…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:5.

5.例の小部屋に入って、テーブルの上に座る人形を確認する。私の記憶が正しければ、入りたての人間が人形の中で意識を持つことはないだろう。周りの音を拾うまでに、しばら…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:4.

4.「ったく、真面目に戻る方法考えようぜ。原因を考えるとか。」 「原因?」 「例えば、気絶したきっかけとか。」 将人にしては真面目かつ建設的な意見。なるほどね、と記…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:3.

3.はたと気が付けば、なぜか埃っぽい床に転がっていた。慌てて立ち上がろうとしたけれど、どうも視界がぐらぐらして落ち着かない。転がっていた懐中電灯を拾い上げて、ふら…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:2.

2.「やっぱり帰ろうぜ……無理だよこんなん……」 「一番乗り気だったろうが、この腰抜け。」 「瑞希だって声震えてんじゃねぇか。」 きしむドアを開ければ、真後ろで二人…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:1.

1.(以下、神崎誠『嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷』P183から引用) 「また将人だけ遅刻かぁ。なんか連絡あった?」 スマートフォンの時計を見て呆れたように声を上げた私に、…

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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:序

あらすじ 工藤は友人であり作家の神崎のネタ集めに付き合い、今は使われていない廃墟にやってきた。神崎と別れて行動していた工藤は、大きな音を聞いて神崎のもとに駆け付…

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そろそろ卒研しないと死ぬぜ!

※これは卒研進捗がゴミすぎる黒クマが、人に言えないけれど人に言わないと停滞が突破できそうにないので第三者に説明すると仮定して現在状況を確認する会です。 第1回 …

黒い白クマ
2週間前
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腹を壊しまして今日ダメです……
原稿は投稿している手前「ツイッター更新してんのにLINE返してくれん」みたいな状態の自覚しかないんですけど、原稿は腹痛くてもかけるんですよ!本当に!
自分との約束が守れないの心のためにも良くないんですが、無理はせずに行きた…いやしろよ締切月末やぞ。

黒い白クマ
2週間前
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あまりにも卒研を避けすぎて報告できる進捗が縫い物と原稿しかない、なんだこれ、な日々を過ごしています。夏バテて遊んで夏バテて……
流石にやばいので明日三回目かな?の進捗報告をしたいと思います。いや書きながら報告することをつくります(?)
しかし今日は暑かったね。皆もご自愛をば。

黒い白クマ
2週間前
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ご覧の通り進捗はトホホなのですが、突如全然別の界隈のトピックに興味を持ってしまい右往左往しております。いっ……今研究テーマ変えるのはキツくない!?という気持ちと言うて何もしてないけどな!?の気持ち。正解不正解もベンチマークも俄然わかりやすいので移った方がいい気がしてきている……

黒い白クマ
3週間前
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やっぱり卒研がしたくない!

※これは卒研進捗がゴミすぎる黒クマが、人に言えないけれど人に言わないと停滞が突破できそうにないので第三者に説明すると仮定して現在状況を確認する会です。 第1回は …

黒い白クマ
1か月前
4
固定された記事

トラウマ持ちの探偵といじめっこの高校生が半生を語り合う話

あらすじ「今更だけどさ、別に話さなくてもいいし、聞きたくなきゃ言ってね。」 「それは、そっくりそのままお返しします。」 片手だけ手袋をした髪の長い男と、高校生の少女。この日初めて顔を合わせた二人は、それぞれの「懺悔」を吐き出すために向き合った。伝えるべき相手はお互いじゃないけれど、それでも…… 「俺は人を殺した」と苦悩する探偵と、「私は今もまだいじめっ子だ」と叫ぶ少女の人生の、一瞬の交差点。 前書き・注意喚起※一部暴力描写・性描写・並びにいじめやマイノリティ差別への言及

新着をジャックすることになっちゃってごめんねフォロワー……

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:終

終「僕の話はこれでおしまい。」 「そのあと、どうなったんだよ。」 神崎の姿をした何かが語りだしたのは、一人の女子高生が友人と肝試しに行って、人形の中にいた何かと対峙し、そして人形の中に取り込まれた、という話。視界の隅にうつる人形が、いやに目について敵わなかった。 「さぁ?意識がはっきりしたときにはもう屋敷には誰もいなかったし、どうなったかなんて知りやしねぇよ。って、しまった、僕自身の話みたいに話してしまった。」 「お前がゆりなんだろ。」 「ただの作り話かもよ。」 「お前は

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:7.神崎あとがき引用

7.神崎あとがき引用(中略) (以下、P317から引用) あとがき 今回初めて短編集を世に出すこととなりました。自分はデビューから三作、すべて長編小説を手掛けてきたので、短編を書くこと自体が随分久しぶりだったんですね。いやぁ、長編とはまた違った難しさがありました。 まずアイディアの数が足りない。二万字程度を五本、と依頼されていたのですが、そんなに思いつかないよ!と。挙句、何度も何かインスピレーションが沸きやしないかと心霊スポットだの自殺の名所だの妙な観光地に友人を連れま

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:6.

6.「ほら、起きて瑞希!」 倒れたままの瑞希の肩を思いきり揺する。へぐぉあ、みたいな言語化不可能な叫びをあげて瑞希が飛び起きた。勢いに思わず後退りする。 「なんじゃ!?地震!?」 「雷?」 「火事、親父!」 「お、正解!」 笑いながら手を叩いて、瑞希の体を懐中電灯で照らしてやる。自分の体を上から下に確認した瑞希が、ほっと息を吐いた。 「ちゃーんともどっちゅうな!」 「無事人形から出てこられて何よりだね。」 ふと、瑞希がこっちを見て瞬きした。 「あれ?将人?それとも

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:5.

5.例の小部屋に入って、テーブルの上に座る人形を確認する。私の記憶が正しければ、入りたての人間が人形の中で意識を持つことはないだろう。周りの音を拾うまでに、しばらくかかったような気がする。 「何も聞いてないよね、将人さん。」 じっと人形の顔を覗き込んでから、部屋を出て隣の部屋に身を隠した。少しすると、足音が近づき、ドアの開く音がする。続いて人が倒れる音がした。息をひそめて待つ。 「ん……あ、あれ?どこだよ、ここ……」 呻き声が聞こえたと同時に、私は隣の部屋に移動した。

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:4.

4.「ったく、真面目に戻る方法考えようぜ。原因を考えるとか。」 「原因?」 「例えば、気絶したきっかけとか。」 将人にしては真面目かつ建設的な意見。なるほどね、と記憶をひっくり返してみる。気絶するきっかけねぇ、てっきり貧血か何かかと思ったんだけど。 「ああ、おらは小部屋みたいなところで倒れとったのう。あの、一等小さかった部屋、あそこやったわ。」 「ああ、テーブルが一つだけ真ん中に置いてあった。いや、椅子もあったか?」 「せやったっけ?まぁ多分そこや。」 「じゃあ、俺も同じ

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:3.

3.はたと気が付けば、なぜか埃っぽい床に転がっていた。慌てて立ち上がろうとしたけれど、どうも視界がぐらぐらして落ち着かない。転がっていた懐中電灯を拾い上げて、ふらふらしながら部屋の外に出た。倒れた、感じはなかったのにな。でもあちこち痛む体は床にひっくり返った事実を主張していたし、実際、意識は飛んだんだし。貧血かな。ともかく広い部屋だ、広い部屋。さっさと探して座って休んだほうがいい。 しばらくあちこちを覗いて奥へ進んでいくと、一つだけ、他の部屋の倍ほどある部屋があった。一番奥

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:2.

2.「やっぱり帰ろうぜ……無理だよこんなん……」 「一番乗り気だったろうが、この腰抜け。」 「瑞希だって声震えてんじゃねぇか。」 きしむドアを開ければ、真後ろで二人がぎゃいぎゃいと喚く。すぐ喧嘩すんだから。というか、さんざ言っているけど先頭を当たり前のように私に押し付けた時点でどんぐりの背比べなんだよなぁ。 「じゃ、帰る?」 「「まさか!」」 食い気味の返事に思わず体が仰け反った。典型的な売られた喧嘩は倍額支払って買うタイプの二人は、ここまで来たら引き下がれない質なんだ

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:1.

1.(以下、神崎誠『嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷』P183から引用) 「また将人だけ遅刻かぁ。なんか連絡あった?」 スマートフォンの時計を見て呆れたように声を上げた私に、瑞希がガサゴソと鞄を漁り始める。相変わらず鞄の中がぐちゃぐちゃらしい。あんたね、スマートフォンを引っ張り出すのになんでそんなにかかるのよ。 「Not音沙汰!」 「なんて?」 「音沙汰なし。」 「あ、はい。」 いちいち瑞希語録に突っ込むだけ時間の無駄なのは分かっている。だてに長い付き合いじゃないしね。腐れ縁

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:序

あらすじ 工藤は友人であり作家の神崎のネタ集めに付き合い、今は使われていない廃墟にやってきた。神崎と別れて行動していた工藤は、大きな音を聞いて神崎のもとに駆け付ける。声をかけると、神崎は工藤に「お前名前は?」と尋ねてきた――  ここで一度話は神崎の執筆した「嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷」本編に移る。物語の中で、瑞希、将人、ゆりの三人は、肝試しをしようと近所の幽霊屋敷に向かい、地下室を発見した。「一人ずつ屋敷にあったものを適当に持って、地下の部屋に集合しよう」と意気込んで肝試しを開

そろそろ卒研しないと死ぬぜ!

※これは卒研進捗がゴミすぎる黒クマが、人に言えないけれど人に言わないと停滞が突破できそうにないので第三者に説明すると仮定して現在状況を確認する会です。 第1回 第2回 みんなはコイツが無様にモガモガしているのを眺めながら、自分が見て見ぬふりをしているタスクがなかったかどうか振り返ってみましょう。(意訳:お前も一緒に苦しむんだよ!) 前置き的なサムシングしゅ……集合集合!いや遅刻したのは俺だな! さすがに気まじぃ期間開けちゃった、まぁ誰がいるとも知らない報告会なんだけ

腹を壊しまして今日ダメです…… 原稿は投稿している手前「ツイッター更新してんのにLINE返してくれん」みたいな状態の自覚しかないんですけど、原稿は腹痛くてもかけるんですよ!本当に! 自分との約束が守れないの心のためにも良くないんですが、無理はせずに行きた…いやしろよ締切月末やぞ。

あまりにも卒研を避けすぎて報告できる進捗が縫い物と原稿しかない、なんだこれ、な日々を過ごしています。夏バテて遊んで夏バテて…… 流石にやばいので明日三回目かな?の進捗報告をしたいと思います。いや書きながら報告することをつくります(?) しかし今日は暑かったね。皆もご自愛をば。

ご覧の通り進捗はトホホなのですが、突如全然別の界隈のトピックに興味を持ってしまい右往左往しております。いっ……今研究テーマ変えるのはキツくない!?という気持ちと言うて何もしてないけどな!?の気持ち。正解不正解もベンチマークも俄然わかりやすいので移った方がいい気がしてきている……

やっぱり卒研がしたくない!

※これは卒研進捗がゴミすぎる黒クマが、人に言えないけれど人に言わないと停滞が突破できそうにないので第三者に説明すると仮定して現在状況を確認する会です。 第1回は みんなはコイツが無様にモガモガしているのを眺めながら、自分が見て見ぬふりをしているタスクがなかったかどうか振り返ってみましょう。(意訳:お前も一緒に苦しむんだよ!) 前置き的なサムシング集合集合! さぁてと「そろそろホントに卒研やばいかもなり〜」と腰を上げてから早一週間が経ちました。 つまりデータセットとコ