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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷

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工藤は友人であり作家の神崎のネタ集めに付き合い、今は使われていない廃墟にやってきた。神崎と別れて行動していた工藤は、大きな音を聞いて神崎のもとに駆け付ける。声をかけると、神崎は工…
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記事一覧

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:終

終「僕の話はこれでおしまい。」 「そのあと、どうなったんだよ。」 神崎の姿をした何かが語…

黒い白クマ
1か月前
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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:7.神崎あとがき引用

7.神崎あとがき引用(中略) (以下、P317から引用) あとがき 今回初めて短編集を世に出す…

黒い白クマ
1か月前
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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:6.

6.「ほら、起きて瑞希!」 倒れたままの瑞希の肩を思いきり揺する。へぐぉあ、みたいな言語化…

黒い白クマ
1か月前
2

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:5.

5.例の小部屋に入って、テーブルの上に座る人形を確認する。私の記憶が正しければ、入りたての…

黒い白クマ
1か月前
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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:4.

4.「ったく、真面目に戻る方法考えようぜ。原因を考えるとか。」 「原因?」 「例えば、気絶し…

黒い白クマ
1か月前
3

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:3.

3.はたと気が付けば、なぜか埃っぽい床に転がっていた。慌てて立ち上がろうとしたけれど、どう…

黒い白クマ
1か月前
3

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:2.

2.「やっぱり帰ろうぜ……無理だよこんなん……」 「一番乗り気だったろうが、この腰抜け。」 「瑞希だって声震えてんじゃねぇか。」 きしむドアを開ければ、真後ろで二人がぎゃいぎゃいと喚く。すぐ喧嘩すんだから。というか、さんざ言っているけど先頭を当たり前のように私に押し付けた時点でどんぐりの背比べなんだよなぁ。 「じゃ、帰る?」 「「まさか!」」 食い気味の返事に思わず体が仰け反った。典型的な売られた喧嘩は倍額支払って買うタイプの二人は、ここまで来たら引き下がれない質なんだ

嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:1.

1.(以下、神崎誠『嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷』P183から引用) 「また将人だけ遅刻かぁ。なん…

黒い白クマ
1か月前
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嗚呼なんて面倒な幽霊屋敷:序

あらすじ 工藤は友人であり作家の神崎のネタ集めに付き合い、今は使われていない廃墟にやって…

黒い白クマ
1か月前
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