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映画「竜とそばかすの姫」感想

「歌」という素晴らしさを改めて気づかせてくれる
歌手「中村佳穂」さんがメインとなる
青春✖️デジタル空間(VR)✖️ミステリーの
極上エンタメ映画!

この映画はすごく賛否両論が分かれる映画ですね。

「映像や音楽はいいけど、ストーリーがちょっと・・」
「なんでや?っていう行動にツッコミしたい」
「ストーリーはイマイチ・・」
「ちょっと内容にツッコミどこらが多い」

っと、、否定的なユーザーレビューが多々あります。

ストーリーや構成に関してはたしかに
細田守監督にちょっと原因はあります。

前に大成功したサマーウォーズは脚本家がいましたが、
今作は細田守監督が兼任しております。

たぶんこれが原因です。

制作費やお金など色々制作するうえでの
問題があるんでしょうね。

確かにそれとくらべては色々と構成や
ストーリーにおいてアラがあり、、
普通に観るひとにとっては
素晴らしい映像や音楽があっても
負の面を見てしまい、、結果よい評価になりません。

たぶん否とした方々はそういった
ストーリー・構成が気になり、
「いやぁ、おかしいだろ」っとなり、
映画としての評価が低くなっているのでしょう。

わたくしも確かにその点はわかります。

だけど、、わたくしが評価する点としては、
映画においてのコンセプト、
それにまつわるシーンや、
その演出・音楽が凄まじく素晴らしく
それだけで映画として
すでにわたくしの中では100点満点を超えていました!!

あらすじ・解説

高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずは周囲に心を閉ざし、一人で曲を作ることだけが心のよりどころとなっていた。ある日、彼女は全世界で50億人以上が集うインターネット空間の仮想世界「U」と出会い、ベルというアバターで参加する。幼いころに母を亡くして以来、すずは歌うことができなくなっていたが、Uでは自然に歌うことができた。Uで自作の歌を披露し注目を浴びるベルの前に、ある時竜の姿をした謎の存在が現れる。

解説: 『おおかみこどもの雨と雪』や、アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた『未来のミライ』などの細田守が監督を務めたアニメーション。“もうひとつの現実”と呼ばれる巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に、心に傷を抱え自分を見失った17歳の女子高生が、未知の存在との遭遇を通して成長していく。企画・制作は、細田監督らが設立したアニメーション制作会社・スタジオ地図が担当する。
引用:シネマトゥデイ

概要

上映時間:121分
制作国 :日本
公開日 :2021年7月16日
ジャンル:ファンタジー・アドベンチャー・SF・アニメ

みどころ・ポイントについて


中村佳穂さんという存在

みなさんは中村佳穂さんをご存知だろうか?

1992年生まれ30歳、京都府を拠点に活動される女性ミュージシャン。

彼女のlive映像を見ていると感じるのが、
本当に音楽を好きで好きしかたなく、しかも音楽の才能にめぐまれ
相思相愛の天性の歌手なんだろうなぁっと思いました。


また、彼女の声は、人を惹きつける力、虜にする魅力、
感情をかき乱すエモーショナルさ、
絶対音楽の神様が乗り移っているんでしょう?笑

細田守監督は本当に素晴らしい歌手の方を
映画作品のヒロインとして抜擢したキャスティング力、
さすがですね・・!!!

映画監督としては完璧じゃないのかもしれませんが、
センスとしてはずっと「RADWIMPS」しか推せない新海誠監督よりも
断然にずば抜けて高いと思います。
※新海誠ファンの方・・すみません。

ただ、今作の高校生という設定においては、
少し大変だったかもしれません笑

だけど、中村さんって歌手であり、
声優としては素人でありますが、
仏頂面なのっぺりとしたセリフとはならず、
ちゃんと感情豊かな声で演じられていたので、
自分は高校生としての設定に無理があるとうことよりも、
ちゃんと起伏のある感情を上手く演じられたところが
素晴らしいと思いました!


デジタル世界の隠と陽

サマーウォーズでもそうですが、
細田守監督はデジタル世界の良い面、悪い面
それぞれを映画作品に訴える内容がありますね。

良い面、
主人公すずが仮装空間のUにいくことで、
自身の秘められた才能を開花して
多くの人々に知ってもらい、
発掘されて評価され輝けるという世界。

悪い面、
ちょっとした悪いことが拡散され、
様々な人々に対して影響してしまう。
これは最近のツイッター事件などがわかりやすですね。
些細なことから評価がグッとさがったり、
言われもない噂や、悪口のまとにもすぐなります。

そういった、いま自分たちが接している
デジタルの世界において、
便利であり楽しい反面、
そういった問題点をちゃんと伝える内容となり、
いろいろと考えさせられます。


高知県の自然の美しさ

細田守監督、新海誠監督、
最近のアニメ映画はとにかく背景描写が
すさまじく美しい。

なんなら実写よりもアニメの世界のほうが
美しく感じるくらいです。

今作の舞台は高知県、
四万十川という日本が誇る清流を
見事に美しく描いております。

主人公のすずが学校へ行く何気ない道のり、
四季折々の高知の自然。

回想シーンで四万十川で泳ぐすずとお母さん。

濁流により自然の恐ろしさを出した四万十川。

本当に、自然を美し描くこの映画に魅了されました。

あと、なによりもこの映画のMVとなる
こちらのYouTube映像は必見ですので、
ぜひご覧ください。
(実写ですが、映画の世界観そのものです。)

本当に、、本当に、、、中村佳穂さんの声が素晴らしすぎて、
美しすぎる四万十川の中心とした高知の映像。。最高です笑


以上となります。
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では、また次回!

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